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ブーンベイト BOONE BAIT
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Boone Bait社の創業者ドン・ブーンは、もともとサウスキャロライナ生まれのバス釣り師で、12歳でフライタイイングキットをはじめて手に入れ、副収入を得るためにフライを巻いていたとされています。彼は1948年にはフロリダ州に移り住み、翌々年にブーンベイト社を設立しています。当初は個人事業的なものでしたが、1953年には親しかった友人ジョゼフ・シュウォルター氏と株式を半分持ち合って、会社を法人化しています。最初の工場は、オーランドのハイウェー50沿いにある小さな空港の敷地に間借りして建てられ、細々とバスバグやプラグなどを作っていたようです。そして1957年、ブーンとショウォルターが大喧嘩をし、ブーンはシュウォルターを会社から追出すべく株の回収を試みますが、これが失敗に終わり、ブーンはDon's
Baits Goldenrod社を設立し、自らが会社を去ることになります。一方、残ったシュウォルターはコネチカット生まれでシカゴ大学でMBAまで取得したエリート友人、
ピーター・フォーリーを経営人に迎えます。そしてジョゼフ・シュウォルターが死んだ後、1983年には最終的にピーターがプレジデントとなり、2012年現在でもピーターが社長を務めています。
ブーンベイト社は、今ではすっかりソルトウォーターメインの釣具会社となっていますが、過去には"ジグザッカー"と呼ばれるペンシルベイトや、"キャスターナ"というダータープラグも作っていました。これらのプラグはマイナーな存在でしたが、1970年代で、すでにボディ素材に発泡プラスチックを使用していたという点は、注目に値します。また、同社のフライポッパー"クィーン・ビー"はフライポッパーとしての評価は高く、極めて有名な存在です。 |
■Queen Bee #1/0
QUEEN BEE #4
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Chartreuse Popper |