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釣行記2003/3/8 四万十川の巻

「最後の清流」四万十川ってどんな川なんだろう。
四国に住んでいながら1度も行ったことがない。
そこで出かけてみました。高松からだと車で5時間以上かかります。


四万十川
中村市(四万十川河口)から車で1時間ほど溯った中流付近です。
川幅は70mくらいはあるでしょうか。
今回はこの辺りから、支流に入ってみました。

支流を車で溯りながら、しばらくは渓相を見て周ります。
車から下りては様子を伺うのですが、ライズなど、どこにも見られません。
それどころか、だんだん道は険しくなり、川に下りれる場所の方が
心配になってきたので、とりあえず適当な場所で入渓しました。

しばらく釣り上がると、案の定、水面への反応は全くなし。
魚影も見えません。

「こりゃダメだ。マーカーニンフに変えよう」っと、
思っていた矢先、魚影を発見!

ここは左手前から流れ込んだ水が護岸壁にあたり、
右に流れています。フライを流れに乗せると
白泡が消えかかった付近で、ピョッ!と
フライにアタックがありました。

「いる!いる!」急にやる気が増してきました。

フッキングにミスったので、タバコを一服してポイントを休ませ、
その間に、それまで使っていたコカゲロウのCDCダンから
CDCガガンボに交換。このパターンはドライシェイクすると
全体が白っぽくなって見やすいんです。


失敗は許されない・・・
再度のキャスト。

ガガンボが白泡から流れて行きます。

心地よい緊張感・・・集中します。

出ません。

アマゴさん、お願いです出てください。

高松から5時間もかかってきているんです。

たのみますよぉ。よろしくお願いします。

ピョッ!

やりました!

15cm程のアマゴです。
釣れてからウグイかな?と心配しましたが、
アマゴでした。まるで宝石のような艶、綺麗な魚です。
写真を撮って手早くリリース。とりあえず1匹。ほっとしました。


しかしその後もこの川を釣り上がりましたが、
2度 ピョッ!があったものの、
フッキングせず、結局この1匹どまりでした。


片道5時間、往復600km、高速料7400円、遊漁料4000円

で、この釣果。

四万十川恐るべし!

まぁ私が下手なんでしょうが。

それにしても納得いかないような・・・。

10年ほど前、私がフライを始めて間もなかった頃、道志川でイワナが
簡単に釣れたんだけど、どうしちゃったんでしょう。
バスばかりやっていたので、繊細な釣りができなくなってしまいました。
フライケースからフライをつまみ出すのも億劫です。
ティペットを足すのも、ティペットをアイに通すのも、時間がかかります。
ましてや狭い藪沢でのコンパクトなキャストも、足場の悪い川底を
歩きながらのフォルスキャストも、とにかく神経使います。

何事も経験。初心に返って渓流1年生ということです。

それにしても渓魚は素早いですね。ピョッ!ですからね。
下手したら気づかない。
バスみたいに ゴボォ!などといわないし、
流れの音もあるので、100%視覚頼りです。
バスバグだったら、フライを見失うなんてことまず
あり得ませんが、流れの中でのドライフライは見えません。
インジケーター付きのパラシュートパターンでも
色が白だとフライを追えません。ましてや、ミッジなど・・・・。

また機会があったらチャレンジしたいですね。
それまでは近場の川で経験を積むことにします。
だけど5月ぐらいまでですかね。
5月ぐらいからは、やはりバスが忙しくなりますんで。

それと藪沢はなにが出るかわかりません。
ヘビ、スズメバチ、クモ、アブ、ブヨ
コレだけはかんべんしてください。

ということで
おわり

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