釣行記   リストへ戻る

野ダムの巻AM編   釣行日:2003/7/13 天候:曇りのち晴れ
時間:4:30〜9:30 水温:未計測

今回は午前と午後の2回に分けて、野ダムに釣行しました。
まずはAM編です。


ここは香川県内の野ダムです。もともと野池だったそうですが、何年か前に工事されてダム湖になったそうです。ですから一応、野ダムと呼ぶことにしました。つまり、基本的には野池ってことです。結構大きなバスがいるというウワサもあります。以前にラバージグを投げまくるおっさんが「この池には60オーバーがいる。」って、教えてくれました。でも本当ににいるんだろうか。いるって話はよく聞きくんですけど、実際に「ここで釣りました!」といって写真見せてくれる人はいません。だから、どうだかわかんない。ただウワサがあるってことは、大きいのが釣れる可能性があるってことでしょう。だから期待して来てしまう。今回は、朝いちで出撃、4:30から浮いてしまった。ハッキリいってアホである。


ちなみに今回の使用タックルは以下です。
フローとチューブからの釣り。ロッドは9番のフィリプソンエポキサイトにハーディーのマーキス(マルチプライヤー)リーダーは9フィートの0X。
今回メインで使用したバグはパクストーンズのポッパーのみ。あとは予備。
ちなみにヘアバグは前回の釣行で無くなった。あーまた巻かなくては。

写真の左は、さんざん使用したパクストーンズポッパー。ここまでボロボロになってもまだ使えます。元は取ったか(笑)。


ということで早速釣り開始です。

まだ薄暗く、岸の状態もよくわからないまま、
岸際にポッパーを打ち込んでいく。

水面に"ポッ"とポッパーが落ちる。
浮力が強いので着水音は極めて小さい。

それでいてポップ音は自由自在である。
強く引けば、ゴボォン、
軽く引けばピッチャ、ピッチャ。
いいレスポンスである。

そんなことを試していると突然


ゴバ!



サイズは43cm。幸先のよいスタート。しかし結構痩せていたのと、釣られたあとがかなりあった。やっぱ釣り人が多いので、コンディションはあまりよくない。


その後だんだんと明るくなり、岸の冠水した樹木が
よく見えるようになってきた。


ほぼ満水状態なので、冠水した樹木などのポイントが多く、狙いやすい。ただ、これから減水すると、おかっぱりで一周釣りができるようになってしまう。そうなると、もうスレまくる。そういう意味で、今はフローターが断然有利。


こういうところでは、ホールを思い切り利かせてリーダーを急ターンさせ、リーダーごとバグを奥へと突っ込ませる。もし仮に上手くいかず、引っかかった場合でも、ゆっくりとラインを手繰ってポロリと落としたりすると効果的である。なお、着水後の一発目の動作は大きめにやる。パコン!と。冠水している草葉がその波紋で揺れるとなおいい。カバーの中のバスには十分アピールしているはず。


ゴボン!




そんな感じで出たバス。サイズは35cm位。
でもよく見ると、肛門から何かが出ている。


なんと、肛門からフックが出ていた。半分解けたようなワームとブラシガード、ラインも付いていた。もしかしてコレ、飲み込んでまた肛門から出てきたってことだろうか?だとしたらスゴイ。可愛そうなので、はずしてリリースしてやった。やっぱ飲まれるようなベイト使っちゃイカン!しかも肛門からでてくるなんざーエサ釣りとおなじである。


そしてブイ周りに到着。ブイぎりぎりにバグを打ち込んでいく



このような障害物と一定の距離を保つことができる場所で、僕がやっている方法はクリップリトリーブという方法です。

左手の薬指と小指でギリギリに打ち込んだときのラインの位置をクリップ(掴んでキープ)しながら親指と人差し指でラインをストリップする。そしてバックキャストでラインが伸びていく時にクリップ位置までラインをクリアする。そのままフォワードキャストする。

こうすると、無駄なフォルスキャストなしで毎回かなり正確なバグの打ち返しができます。

ポコン、ポコン、ポコン

ゴボン!

バタバタ、ドボン!


38cmクラスのジャンプ。痩せているのであまり元気はないのですが、こうやって見ると、結構高くジャンプしている。ブイ周りでは35cm前後のバスが立て続けにヒットした。


ブイの中でも狙い目なのが、このようなゲート部です。特に、平たい四角のブイにはバスがたいてい付いていて、追い食いしてくる可能性が高い。ブイ周りのバスは岸際についたバスよりも、狙う人が少ないためか、プレッシャーが低いような気もした。


そして、今回の一押しポイント。流れ込みのチャネルに到着。


ここはいいポイントでした。ポーズ中、グボ!と大きそうなバスが出たのですが、なんと、タバコに火をつけていて、合わせられませんでした。たいてい朝イチのこういう場所は、一投目で必ず出てくると思います。油断大敵。一投目目をしくじったのは大きな失敗。二投目ではもう出ませんでした。残念。あれはかなりデカかったと思われます。



基本的に、バスはこういう冠水した草の中に入ってます。 今回はゴミ溜まりバグを忘れてしまったため、狙えなかったのですが、こういうポイントにジグフライを打ち込むのもひとつの方法だろうと思います。日中なんかはフライロッドでフリッピングしてもいいかな、なんて思います。


ということで結局、たいして大きなバスも釣れず、
とりあえず、一旦上がることにしました。

そして入水地点に戻ると、

ピュッ、ピュッ

というスピニングキャストの音が.....。



おかっぱリの釣り人が、僕の入水地点で釣りをしていた。
上陸させてもらおうと、ソロソロ近づくと、来るなと言わんばかりに
ピュッ、ピュッ。

その、ピュッ、ピュッ、ってやめろつーの(笑)

まぁ彼らは真剣にやっているので邪魔しちゃまずい。
彼らが移動するまでキャスティングの練習でもしよう。


岸との距離をだいたい20mぐらい取って、これがもうピックアップの限界と
思えるところから高めにピックアップする。もちろんホールを十分利かせて。
そのままワンアクションで打ち返す。そして数回コポン、コポンとクリップ
リトリーブしたあと、ピュパ!とピックアップしてまた岸ギリギリに打ち込む。

これを正確に延々と繰り返す。

すると、ゴボ!

しめしめ。彼らの前で釣れましたぜ。



ということで彼らが移動したので、無事上陸。

この野ダムは、魚影が濃いので一旦、帰宅して
夕方からまた来ることにしました。

とりあえずAM編はこれでおわり
次回はPM編です

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