たこ焼き食いながら時間をかけて池を観察していると、池の魚の動きがよくわかる。普段は釣り場に到着して、すぐに釣りをはじめることが多いのだが、時間があったら、しばらく状況を観察してみるのもいいなと思った。
目の前のなんの変化もないシャローでも、しばらく見ていると、急にバス入ってきてベイトフィッシュを追い回すなんてこともある。また静かな中で耳を澄ますとカバーの中のバスがゴボっと何かを捕食する音なんかも大抵聞こえるもんである。その場にしばらくいると、いろいろヒントになることも多いのでは。
といっても、今回はあまり参考にはならず、巨大なコイが目の前まで来て、
なにやら盛んに泥底をほじっているだけだった。
コイは堂々としている。70cmくらいはありそうだった。賢そうで、こっちの存在を知った上での余裕の行動という感じがした。試しにたこ焼きをちぎって池に投げ入れるとすごい勢いで逃げてった。
こんなの釣るのたいへんだろうな、と思った。 |