釣行記   リストへ戻る

Warmwaterな釣りの巻   釣行日:2003/7/20 天候:曇り
時間:18:00〜18:30 水温:未計測

今回は、僕が普段よくいく野池のレポートです。

釣り場はこんな感じのところ。

池に近づくと、いつものようにウシガエルがお出迎え。普通、フライフィッシングというと、清らかな清流の音。そんな清清しいイメージがあるのでしょうけど、僕のフライフィッシングは、ウシガエルの声。そんな湿っぽいイメージしかありません。

バウ..バウ..バウ..グェッ

ボチャン!




「古池や蛙飛び込む水の音」

松尾伴内

いや、違った

松尾芭蕉


松尾芭蕉のこの俳句は、野池の魅力を言い表している気がしませんか?静まり返った池、蛙が飛び込む音、そして静寂。昔からある古い池。そこは水辺の生き物の安住の地。子供のころ、ザリガニ取ったり、カエル捕まえたり。そんな懐かしい場所を連想させる俳句です。

では一句ご披露しましょう。

「古池や蛙飲み込むバスの音」

どうでしょうか?

つまらん!おまえの話はつまらん!


今回使用するタックル。激渋のバンブーライトバグタックル、オービスバテンキルにATH、ラインはWF6、リーダーは7.5' 2X
このタックルで立ち込んでの釣りになります。




フライはゲインズのポッパーヘッドを使ったオーソドックスなコルクポッパー。フックはTMC8089の#10。固めのウィードガード付き。


早速釣り開始。

沼地に入っていく、

ズブズブズブ、ズブズブズブ。


こんな状態。とろろ昆布のような藻が一面に浮遊している。
それを掻き分け、さらに入っていく。
たまにクモが這い上がってくるので、

「うぁあっあ!」

とか、情けない声を発しながら払いのける。
それでも入っていく。

なぜそこまで。
なにがそうさせているのか。

理由は簡単。アホなだけ。


そしてキャスト。


こんな状態でも狙っているのである。
狙いめは前方の開けたポケット。


ポコ、ポコ、ポコ、ポコ。

ゴボ!


出るには出たが、藻が邪魔で何もできない。こっちから出向きながら、ラインをたぐる。

こういう状態ではロッドはあまり役に立ちません。本来は、もっと高番手タックルを使用すべきです。ただ現在、僕のバス用ヤングロッドはボブサマーズ氏にリフィニッシュを依頼中なので手元にないんです。あれば本来、それを使ってます。10番のバンブーはパワーがあるのでこういうところでも藻ごと引き寄せられるのです。

とりあえず、ラインを張ったまま、こっちから魚に近づいていく。

藻を掻き分け、とろろ昆布を取り除いて、ようやくゲット。


サイズは測らなかったが40ぐらいあったかな。
ないか。

ありゃ?

一度釣れると、とろろ昆布がラインに絡み、取り除く必要があります。こういうところではノッテッドリーダーは使用しないほうがいいです。ノットレスでも結び目はコーティング剤で段差をなくしておけば、このようにならずに済みます。あたりまえか。そんなの知ってるよーんってか?

リリーパッド。いいなーこういうロケーション。釣れなかったけど。


まあどっちにしても、こういう場所は今回のライトタックルでは無理である。
ここは大物もいるので、こんなリリーパッドで50近いのが出たら
取り込めないし、無理したらロッドがお釈迦になります。

ということでオープンウォーター狙いに切り替えたが、
その後は一匹も釣ることができなかった。


もうかえろ


帰り際、ウシガエルは相変わらずマイペースで鳴いていた。

バウ..バウ..ゲログェッ

ボチャン!

そしてまた静寂

Warmwaterな釣りって、ほんとにのどかでいい。


おわり

ストへ戻る