釣行記   リストへ戻る

さぬきうどんバスツアー1号の巻き   釣行日:2003/8/30-31 天候:晴れ

 さぬきうどんバスツアーを企画して、メールで申し込みがあり、
いよいよ当日の朝を迎えた。ピックアップ場所は釣場を考慮し
大内町の高速バスストップに5:30待ち合わせ。

早めに到着し、高速道路を見渡すと、休日の早朝ということ
もあり、いたって静か。交通量もほとんどない。

本当にこんな辺ぴなところに釣竿をもった人物が
やってくるのだろうか?

しばらく待っていると定刻通り、バスが来る。

そしてドアが開き、

「おはようございます!」 本当に来た。

第一号は東京のC氏の釣行記です。


「よう、きなすったー。」バスから降りたところ。

「眠れましたか?」「ええ、もうぐっすり」
C氏いわく、夜行バスはそれなりに快適だったそうだ。カーテンを閉めて真っ暗な状態で移動しているので、眠って起きたらもう四国だったという。「移動しているという感覚よりも、ワープですね。」
ときかく、よく眠れたとのことで、まずは順調。
さーてでは早速、野ダムへいきましょう。


ここが最初によった野ダム。朝早くからやれば40半ばくらいが必ず釣れている実績がある場所。バスストップからわずか12分程度で到着。ただ、運悪く、ボートの先行者がいるのでした。でも準備を開始。


フローターは2個膨らました状態で車に積んでいたため、割と準備は素早い、バス停に到着してからわずか20分くらいですでに湖面の人となる。

対岸の冠水した岸沿いを先行でせめて行くC氏。ポツポツと釣れているようだが、サイズがあまり良くない。しかも2番サイズくらいのデカバグにフルーガーのグラス8番という。超王道的なタックルなので出てもフッキングしないようだ。

一方僕の方は、6番ラインに8番あたりのミニポッパーを使った。日頃、やっぱ2番のデカバグ!などといいながら、こういうところで卑怯にも8番のギルポッパーを使うのは理由がある。大きいのが出ないとダメダメ。先行のC氏がデカバグなのでそのうち出るはず。

しかし先行のボートがいたせいもあり、反応はイマイチだった。

「移動しましょうか?」「そうしましょう」

一周した時点で日も昇り、限界を感じたので早速次に移動することにした。

今回は香川県内を周る予定だったが、C氏は一度香川に来ているので今治にも行ってみようということになり、そのまま予定を変更して今治に向かうことになった。なお今治へは高速に乗り、140kmの距離がある。今から行けば昼には着ける。

今治へ向かう高速での道中、念のため現地の野池情報タレコミ屋Y氏に電話した。「これから、そっち行きます。そっちの最新情報でいいとこあったらよろしく。」。Y氏「了解。では例の池で待ってます」今治常駐のタレコミ屋Y氏は、こころよく情報提供を受けてくれたのだった。

そして今治に到着、Y氏ととある池で落ち合う。
Y氏「では50オーバーが50本くらい出ているとこいきましょう」

ごじゅーおーばーがごじゅっぽん!

今時、そんな景気のいいところもあるんだー

思わず、Y氏に千円を握らせた。

そして、Y氏の車に続いた。

Y氏からは3つの池を教えてもらった。しかし、どこもそれなりに釣れたが、いまいち大物は出ず、途中から豪雨。滝のように流れ出る排水溝を見て、C氏は「ちょっといってきます」といい、排水溝の周りをプラグで攻めていた。どしゃぶりの雨の中、プラグを投げるC氏をみて、この人はきっと釣る。そう思った。

その後、雨もやみ、天候も落ち着いてきたので、僕の今治でのイチ押し釣場へと移動することにした。そこは夕方なら40オーバーは絶対に出る場所。

そして到着
イチ押し釣場のイチ押しポイントに入るC氏。つってくれ。


ドバ!

やってくれました。43cmくらいかな。「出方がすごかったです。」
さすがC氏。ここぞというところでフロッグで出してくれました。
ちなみに写真では分かりにくいですが、ここのバスは人間でいうと、タンパク質とりすぎのような筋肉質のバスです。なんでか分からないけど、アゴとかも妙に厚みがあって、ぷりぷり。たぶん、蛙ばっかり食ってんじゃないのかね。そのうち痛風になるぞ。(笑)

見事に40オーバーをフロッグで出したC氏。



一方僕の方はというとヒシモの中に入って岸際を狙おうとしたが、動けなくなり、途中で断念。ちょっと戻ってオーバーハングした樹木の奥でゴボ!


40くらい?未計測。

ということでとりあえず40くらいのバスを二人とも釣ることができた。よかったよかった。その後、もういちどタレコミ屋Y氏のおすすめの池で数本バスを釣り、納棺。いやちがった納竿。その日は松山市内で宿泊となった。



2日目
さて2日目。松山市内にいい池があるとの情報は磯釣師のT氏から事前に得ていた情報があった。実際に僕も行き、2時間で50匹以上釣っている。ただサイズが25cmクラスばかりなのでちょっと不満もあるが、スレてないので、デカイプラグにも出るんではないかなと思った。ちなみに前日のタレコミ屋Y氏の話ではここは40オーバーが50本釣れたとのことである。この時点でタレコミ屋Yに千円握らせたことを後悔したが、もう遅い。話と言うのはオーバーになりがちである。それは自分にも言えることである。たとえば4匹連続で釣れただけで「あそこは入れ食いだよ」などと言ってしまうこともある。釣果は控えめに話してちょうど良いくらいなんだ。ところで、T氏は最近知り会った僕の釣りの師匠である。なんで師匠かと言うと、磯からフライまでなんでもやる人だから。


釣りまくるC氏。

それにしても、C氏は誰かに似ているような。そうだカシワギ氏に似ているんだ。

「カシワギさんに似ているね」

「いやーやめてくださいよ」

本人いわく、似ていると言われたくないらしい。
でもズィールのフローターで、この光景、やっぱ似ているのである。

「すいませーん、サインください。」

「やめてくださいよ」(笑)


ということでここでは僕も釣りまくった。
小さいくせにスゴイ出方するから結構楽しい。

こんなのとか



こんなのとか。
サイズはみんな一緒だけど。


磯釣T氏は今回は不調だった。
後から来て散々攻めた後だったからね。


夕日がまぶしかった。今回の釣行も終わりが迫る。


最後までグラスの8番を通したC氏。
岸沿いを小さめのポッパーなどで攻めていた。



大内の高速バスストップでC氏をピックアップしてから、
なんと240kmも移動してここまで来てしまった。
ほとんど四国半周である。
これからまた高松に戻って、21:10の夜行バスに乗るわけ。
すごい企画だね。

ということでゲームオーバー。結局釣果は最大43cm、
僕もC氏も二日間で35匹くらいは釣ったと思う。

帰りの道中、いろいろ話をした。僕のこと。C氏のこと。
車中でいろんなことを話し、お互いに理解し、共感した。
ま、ようするにバス釣りが好きだ、という話だけなんだが。

そして高松に到着。讃岐うどんを食べる僕とC氏。
本当にお疲れさん、日焼けで二人とも顔が赤い。



おまけ

この後C氏は夜行バスに無事乗って、朝6時には新宿に着いたそうな。
すごいのは、一旦家に帰って、そのまま出社したということ。
夜行バスって本当に快適なのかもしれない。

おわり

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