釣行記   リストへ戻る

さぬきうどんバスツアー2号の巻き   釣行日:2003/9/21

AM3:30キッカリ。ホテル前に車をつける。

S氏T氏とも約束通りホテルの前で待っていてくれた。

案内人「おはようございます」

S氏「ぴったりじゃないですかー」

T氏「あの時間からフライまいて写真取り出してたら
ほとんど寝る時間なかったでしょう。」

案内人「2時間だけ寝ました。ねむいっす。」


そんな話をしながらも、なんとか釣場へ到着。

しかし、辺りはまだ真っ暗だ。

台風の影響でちょっと風もあり小雨もぱらついている

案内人 「とりあえず岸からプラグでもやってみては?
ここも50オーバーいますよ。」と提案。

S氏 そそくさと準備をしプラグを岸から投げ始める。T氏もそれに続く。

その間に案内人は、フローターを膨らまし、出撃の準備を整えていた。

そして辺りが薄明るくなった時点で、

案内人「じゃ、もういくよ。」

S氏 「げっ!」

T氏も準備は早い。それに続いた。


ガバ!


さっそく案内人が38cmをゲット。
しかし後が続かない、バイトはあるが、フッキングしない小バスばかりだ。



対岸を攻めいていたT氏も小型ながら、何本かのバスをゲットしていた様子。
しかし、この池はこの日は不調だった。

T氏 「型は小さいけど全然スレてませんね。いくらでも出ます」

実際に関東の釣場からすれば、ここはスレていないようだ。
運がよければ40後半から50が釣れる場所なだけに、はずすと
小バスばかりになる。そういう釣場は結構多い。


ところで、S氏はどうだったのか、案内人もしらない。
ただ岸にあがった際、「くやしい、ちーせーちーせー」と
だだをこねていたので小型のバスは何本かゲットしていたようだ



「ここはダメ。」とバツするS氏、それに比べて大人のT氏

ふと見るとS氏がしょんべん。あれ?ケツが濡れてるぞ。


S氏のウェーダーには穴が空いていたようだ。
S氏「よせよせ、つめてー、つめてー」

結局、ここでは釣果もあまり上がらず、次の池に移動することに。

案内人「では次いきましょうか。」

S氏「........」

案内人「次も50オーバーいますよ」

S氏「........」

どうやらこの時点で50オーバーという言葉の効力も
薄れかけているようだった。


次の池は県内有数の大規模なため池である。

先ほどの失敗から我先に池に入ったS氏。すでに釣っている。


T氏もそれに続く。


シャローが広がり、冠水した草がいいポイントを作り出している。


すると、うしろで
バシャ!バシャ!
S氏トップで早くもバスをゲット。写真とりまーす


いつの間にかサングラスをかけていたS氏。不気味な笑みも浮かべていた。
きっと今朝の釣果が相当ショックだったのだろう。


案内人も元気なバスを一発ゲット!T氏が写真を撮ってくれた。


そして、しばらくバイトが遠のいたころ、

バタバタ!バシャ!

T氏 良型のバスをゲット!これは結構でかかった。


案内人駄目押しでもう一発39cm。


このバスホントに綺麗だった。


ということで3人ともそれぞれバスをゲットし、午後の釣りを終了した。

昼食は有名な釜揚げうどんの店へ。

釜揚げ大と稲荷を食う3人。釜揚げもうまかったが、待っている間に食べた
いなりがとても美味しく感じた。S氏はやはり異常に食うのが早い。



昼食後に訪れた池は案内人が某釣具店から教えてもらった池である。
そこは型は小さいが魚影が濃く、バスもスレていない。
小さいプラグやフライならまず、あぶれることはない池である。

とりあえず奥の護岸をプラグで攻めるS氏。



護岸部には養鶏場があり、こんな看板が立っている。


にもかかわらず、木にルアーをかけてしまい、入ろうとするS氏。


しかし外側の杭が股に刺さってしまい、この状態でしばらく悩んでいた。


一方T氏はここでフライをサイズダウンし、小バスの入れ食いを楽しんだ。


次の池ではギルばっか。うしろではしゃぐS氏は確かボーズ。


そして本格的に移動することに。
次は最後の大物ねらい。県内最大のダム湖へと向かった。



最後の50アップの望みをかけて出撃していくT氏


「50オーバー必ず釣るぜぃ!」と断言し、出撃するS氏


案内人は2時間ほど車の中で寝かしてもらった。
ただ、ここは本当に大きいバスが釣れているダム湖である。
もしかしたら、ということもあり得るのである。
釣ってくれ!50オーバー!


遠くからS氏の姿を撮影。


最後の最後まで8番ロッド・デカバグをキャストするT氏

夕暮れせまるダム湖。
今回の釣行も終わりが迫る。


そろそろ戻ってくる。さて釣果はどうだったか。


釣果はさっぱりだった、というT氏、うーんやっぱり。残念。



架空の50オーバーを持って帰還するS氏。

お二人とも50オーバーの願いは叶わなかった。

もしここで彼らが本当に50オーバーを持っていたら、
案内人自身、どんなに喜んだことだろう。
「おめでとう!」と肩を抱き合ったに違いない。

たった2日間の釣り。
初対面の人間がここまで親しくなれるのも、
お互いバス釣りが本当に好きだからなのだろう。

「バス釣りって本当に楽しい。」
バス停まで送る道中、あらためてそう思った。

Tさん、Sさん、2日間本当に、おつかれさま。

最後の最後まで明るいS氏

案内人自身、本当にたのしい釣行でした。
最後にお二人にお礼をいいます。
「ありがとうございました。」

リストへ戻る