釣行記   リストへ戻る

さぬきうどんBASSツアーC&K氏の巻 釣行日:2004/5/29-30 天候:晴れ


さてさて、今回は東京から、C氏とK氏の釣行記です。

このツアーは本来夜行バスで来ることを前提としているので
初日の朝一の釣行は日が昇ってしまうことが多い。

たとえばトリトン号であれば6:10高松着である。
それから移動すると、最初の釣り場ではもう、日が出てしまう。

したがって、ここぞという一押し野池は夕方か、翌日の朝一に
まわすことにしているのだが、今回はちょっと勝手がちがった。

なぜなら、彼らは金曜に車で自走してきていたからだ。
なので土曜の未明に某24時間営業のスーパーの駐車場で落ち合い、
そのまま一押しポイントへと直行することができたのでした。

なお、この日のために案内人は事前フィールド調査を実施し、
コースも、さぬきうどんBASSツアーながら、
松山、今治方面へも移動する計画を立てていた。

したがって、今回は高松〜今治〜松山という
複合名物BASSツアーとなったのでした。




AM4:30。薄暗い一押し野池のほとりに到着する。
そして出撃の準備するC,K両氏。

すこし明るくなってきたところで、野池へと入る

冠水した草際に黒のウェスツポッパーをキャストし、

波紋アクションを繰り返す。

ポッ、ポッ、ポッ、・・・・ポッポッ

ゴボン!




いきなり案内人に40近いバスがヒットした。
やはり池のコンディションはいい。


ふと見ると、C氏の竿も曲がっていた

ヒシ藻とアシの間でヒット。

これくらいのサイズはかなり頻繁にヒットしてくる。



一方、K氏もスイッシャーで40オーバーをゲット。


ちなみにK氏は庭いじり用の帽子をかぶっていた。
ひとりだけ、お百姓様スタイルなのであった。
首から下はバサーだが、
首から上はカールのおじさんだった。


その後、何本か釣っていると、案内人にビッグワンが....


これはデカかった。

C氏:「その口はヤバイでしょ。」
案内人:「いやーヤバイです、50あるかな?」
C氏:「あるでしょう。」
案内人:「測りましょう、うーん、51cm、ヤバイ。」
C氏「ヤバイヤバイ
K氏:「ヤバイなこの池」

なぜか、意味の違うヤバイという言葉が頻繁に交わされていた。

C氏に写真を撮ってもらう案内人。

ちなみにこのバスは冠水した草のなかに入っていた。
West's Popperを草の中にいれ、波紋アクションで食ってきた。

こんなのが草の中でヒットすると、どうなるのか?
かなりヤバイです。しかしバットトルクが強烈なので
一旦荷重をバットに載せたら逆にバレにくい。
デカバスも、そう簡単には身動きとれなかったハズ。



これもぷりぷり。いい感じで出たC氏のバス。


K氏は、かなり奥までウェーデイングし、良型をゲットしていた。



そして西讃方面へ移動

フローターはこのように膨らましたまま移動するのである。

ランクルのロングといえども、キャンプ道具一式を積んでいるので、
フローターは入らない。ほとんど野池巡礼キャラバン隊といった感じ。

途中、前回R氏との釣行時に発見したうどん屋で昼食をとる。

このうどん屋はかなりうまい。有名ではないが、穴場。


注文したのはざるうどん。これがツルツルでうまかった。

ちなみにこのうどん屋は、珍しく、機械を一切使わない完全手作りだった。
香川には800件ほどのうどん屋があるが、完全手作りはめずらしい。

うどんも完全手切りである。トントントントン....


昼食後は日本最大の溜池、空海池に寄った。
この池は、その昔、弘法大師(空海)が作ったといわれている。

香川の溜池は、池自体に歴史があるのがすごいところだ。
それは池の名前をみればすぐにわかる。
今では使われなくなった漢字の名前がついていたりするのだ。

溜池は昔から干ばつに悩んだこの土地の文化であり、
香川のお祭りは池を練り歩く雨ごい行事が今でも多く残っているのである。

ちなみに空海池の歴史は相当古い。
バンブーロッドとか、そんなモンではない。
紀元700年代の大和時代である。

度重なる洪水の度、改修され、歴史的人物によって維持されてきた。
そう、溜池は歴史的土木構造物なのである。

そんな日本古来の文化にバスがいていいのかなー?

いいーんです。


そして、次の池。

次の池は西讃方面の野池である。
ここは40オーバーが結構釣れる池であり、
最近開拓したばかりの池である。


てきぱきと準備するC氏
こうやってみると、C氏はやはりおしゃれだ。
この風貌は香川の人間ではない。

都会から来た釣り人はすぐにわかる。
これは香川に住む案内人の友人もそう言っていた。
何が違うか、まずフライをやってること自体、こっちの人間ではない。
そして持っているもの、身に着けているモノが違う。

まあ、一概にそう言ってしまうと問題があるかもしれないが、
少なくとも、そういう傾向はあるように思う。

都会の人間は洗練されているし、情報量も豊富である。
話をしていても面白い。なにかと勉強になるのである。


ところでこの池はどうだったかというと、
忘れた。
ただ写真がないところをみると、
たいして大きなバスは釣れなかったと思われる。

その後は、今治まで一気に移動した。



今治の池に到着。ここはデカイのがいるらしい。
玉川ダムと同じころにバスが入っている。そして水が抜かれたことがない。
相当古くからバスが入っているのだから、ロクマルもいると思われる。
実際、今治の特派員は50オーバーを今年に入ってすでに4本出している。
ただし、ルアーだが.....まあランカーがいることは確かなのである。


池に入るC氏。フローターはジョイクラフト


遠くからC氏の姿。しかし大きいのが釣れたという動きはない。


こんなサイズであった。どことなく不満げなC氏の表情。


案内人もやってみたが、釣れない。

結局、大きなバスは出なかった。


そして次の池。これも今治である。

ここはロケーションが非常に良い池であり、通称ジャッカル池という。
某ルアメーカーのテストがされた池であるが、その後有名になり、
今では釣れにくくなっている。

池のほとりで様子をうかがうC,K両氏。

この写真はとてもきれいに撮れている。

K氏はアーティストに道楽のリール。



プラグはこんな感じ。ビッグバドの左隣に、今回活躍したスイッシャー、
ミロルアーが見える。やっぱプラグは味がある。

案内人はウーンデットスプークでバスを釣りたいと最近たまに思う。
バスバグもポッパーも基本的に、動きは同じである。
ポコン、ポコンとか、ポワ、ポワとか。

しかしプラグは違う。スイッシャーとかペンシルとか、
タイプ固有のアクションを持っているから飽きない。

一方、C氏のタックルはコレ。

ブローニングのファイバーグラスSILAFLEX8-9番に
ハーディーマーキスの組み合わせ。

ちょっと振らしてもらったけど、プログレッシブないいアクションだった。
バットには結構張りがあり、ラインスピードは速い。

C氏のバスバグ。かなりでかい。

もしかして2/0サイズではないだろうか。
それでも最近のプラグに比べたらまだ小さい方なのだ。

ジャッカル池に入水する両氏。

手前のK氏は、やはり野菜を洗っている農家のおばさんにしか見えない。
この池は狭いので3人は無理っぽい。案内人はおかっぱりで写真を担当。

C氏の様子を岸からつけねらい、写真に収める。


水はすこぶるきれいな池


バスをゲットするC氏。しかしサイズがあがらない。



その後、釣りを終了し、この日は松山の池のほとりでキャンプすることにした。
朝一でこの池で釣りをするためである。ほんとうは、ナイターでもやったほうが
よかったのだが、もう疲れ果てて、みんなすぐに寝てしまったのである。

PEZLのヘッドランプを付け、テントを設置するC氏。
やはり都会の人間は違う。持ってるマットも違う。


1日目終了

2日目

翌朝4:30、携帯のアラームがピーピー鳴っていたようだが、
案内人はすぐに止めてまた寝てしまった。案内人失格である。

ふと気がつくと、テント内には誰もいない。

案内人:「あれ、ここはどこ?俺は何してたの?」

完全に案内人失格である。

C、K両氏はすでに湖面に出ていた。

釣果のほうは、C氏はそれなりに数は出ていた様子。
プラグのK氏はイマイチだったらしい。


その後、松山市内へと向う。
松山は香川とは違い、歴史ある町並みと松山城が有名だ。

路面電車をバックにラフォーレ松山前に立つ両氏。


そして今回のメイン名物、道後温泉へと向かう。


夏目漱石もとまった宿内にて、浴衣に着替え、入浴前の両氏。


さっきまで池に浮いていたとは思えない。

まるで社員旅行並みのくつろぎようである。

風呂からあがると、案内人もへろへろ。は〜、もう運転できない。


道後温泉を出た直後、讃岐ビールという看板が目に入る。
それを見た両氏は、そのまま店へと吸い込まれていった。


うまそうに乾杯をする二人。


ちなみに案内人はカルピスである。
じつは僕、酒飲めないのである。

高松へと戻る道中、両氏ともさすがに寝ていた。

朝から釣りをし、温泉に入り、ビールまで飲んで、眠気はピークに達した。

たまーにC氏が起きては
C氏:「すいません、気絶してました....zzzzzz」
C氏:「zzzzzzz........」
C氏:「あ、また気絶して...zzzzz....」
C氏:「zzzzzzz........」

この2日間、睡眠時間は3時間程度だったのでは。
案内人は今朝は釣りをせず寝ていたのが正解である。

このツアーで、すべての池を一緒に釣りしていたら、
危なくて、とても運転などできないのである。

案内人、ここでC氏からもらったアミノ酸を補給する。


高松に戻る道中、せっかくなので、
高速道沿いの気になる池をいくつかエグルことにした。

C,K両氏も眠りから覚め、準備を始める。


さっきまで泥のように眠っていたのに釣り場に着いたらこの笑顔である。


K氏も同様、釣りをはじめる。


流れ込みをスイッシャーで攻めるK氏。


しかし、この池、大ハズレだった。
ただ、C氏によれば、かなりでかいバスがウロウロしてたらしい。
しかし、この時間になってしまうと、クリアな池のトップは厳しい。



そして次の池も高速道路沿いの池である。
フローターを担いで入水地点に向かうC氏


この池も水は超クリア。天候も曇り気味に。ほかに釣り人もいない。
ランカーの予感がしたのだが...。結局たいして大きなバスはでなかった。

池の奥でスイッシャーに出たK氏のバス


案内人もWest'sポッパーで。


移動距離はここまでで、すでに400km走っていた。

案内人の車。
ランクルの70。4200のディーゼル。サスは板バネ。乗り心地最悪。

ちなみに案内人が今回使用したフライは全部West'sポッパー。
ここまでずっと一本のみ使用。耐久性は実証された。
早速、ドン社長に携帯で連絡をいれておいた。



一気に高松まで移動。

四国の高速道路はいつもこんな感じで絶対に渋滞しない。


高松に到着後、真っ先にうどんを食う。
今回のお勧めのうどん屋、「もり家」に到着。

ここも機械を一切使わない本物の手打うどんである。
なお、この店のHPは僕が作っている。
本生うどんの通販もあるので、ぜひぜひお試しを。
URLは http://www.sanukiudon.org


デカイかき揚げにご満悦のふたり。



うどんを食って、エネルギー補給完了。最後の池に入った。

もう薄暗くなってから、良型のバスが出る。


このむじゃきなC氏の笑顔。まるでラストエンペラー!


夜はゴボゴボでる。

これは45cm

K氏も3連チャンヒット。バスも出血大サービスか。


ということで、夜9時ごろまで釣りをし、ゲームオーバーとなった。

車を止めた地点まで両氏を送り、そこでお別れ。

でわ、サラバじゃ〜。

Cさん、Kさん、本当にお疲れ様でした。

今度はカヌーで大きな湖にでも行きましょう。

ありがとうございました。






リストへ戻る