釣行記   リストへ戻る

さぬきうどんBASSツアーT夫妻の巻き  
釣行日:2004/7/17-18 天候:晴れのち曇り
その二

だいぶ間が空いてしまいましたが、
T夫妻の釣行記の続編です。

それにしても、今回はご夫婦のツアーということで、
公開後、結構反響がありました。

「はやくつづきを書け」とか、
「人妻はギャルではない」とか...。

いろいろご指導ご鞭撻をいただきまして
ありがとうございます。


さて、前回香川の野池を3箇所回った後、谷川でうどんを食べた我々は、
一旦高松市内に戻り、案内人はデジカメをカードで買い、
ちょっと休憩してからダム湖へと向かったのでした。


ダム湖畔にて。案内人は例によってナバロカヌーを出すことに。

ただし、このカヌーは2人しか乗れません。

当然、奥様とご主人を離別させるわけにはいかないので
カヌーは案内人が一人で乗船。

そしてT夫妻は、2人ともフローターでの出撃となりました。

ここでもご主人は入水する奥様のフローターを
ちゃんと押さえてあげるのでした。

「たくちゃん、ありがとう」

どうやら、ご主人は”たくちゃん”と呼ばれているようです。

〜幸せ者たくちゃん〜


釣り始めて間もなく、案内人がまあまあのサイズのバスをゲット。


そして案内人もう一本。ゲット。


ご主人は岩盤狙い。オーバーハングした樹木の奥でバスをゲット。


さらに案内人、かなり暗くなってから3本目。

全部40近いグッドサイズでしたが、これっきり。

結果的に、この日このダム湖は最悪でした。

それでも夕マズメになれば出るはずだ!っと
案内人は真っ暗になるまで、お2人に釣りをごり押し。

しかし結局たいしてバスは釣れなかったのでした。

ちなみに奥様の写真がないのですが、
奥様は釣れないと察するやいなや、
無口になり、キャストのペースも遅くなり、
しまいには一人で戻ってしまうのでした。

こうして一日目の釣り終了。

ホテルへ送る道中、あまり会話も弾まず、沈黙。
やはり釣れないと気分も沈みます。

案内人おすすめの居酒屋ラーメン”大八”で、
おでんとラーメンを食べ、翌朝に備えてホテルに戻るのでした。

1日目終了


2日目
AM4時過ぎにホテル前でお2人をピックアップ、
そのまま一気に西讃方面へと移動し、
5時過ぎには今日最初の池に到着。

案内人:「この池です。」
ご主人:「よさそうな池ですね。」

しかし奥様が出てこない。
低血圧とかで車中でまだおやすみのようでした。
ご主人が起こし、ようやく車から出てきた奥さん。
「おはようございます。」

案内人:「ここは奥の流れ込みがベストポイントです。」

ご主人:「わかりました。やってみましょう。」

低血圧奥様:「.........。」

奥様は、まだ寝ぼけているようで、反応がありません。

例によってご主人がフローターを押さえ、奥様を先に入水させる。


ところが、奥様は入水するやいなや、急に元気が良くなり、
一気に流れ込みポイントへと向かうのでした。

ご主人:「うわぁ、やられた!」

案内人:「オー・マイ・ガー!ストップ・ザ・ワイフ!」

低血圧だと周囲を安心させ、
じつは着々と一押しポイントを狙っていたことが判明。

計画的な犯行。奥様おそるべし。

そしてインレット一番乗りすると、バグを流れに乗せ、バスをゲット。


そして次々と一人だけバスをゲットし、


しまいにはこんなピースサインまで出していた。

さっきまで低血圧だったのに...おかしい、なめている。

一方ご主人は、ギルにうなされ、


案内人もそこそこサイズをかろうじて一本のみ。


ということで結局、ここでも奥様が一番良い思いをし、
次の池へと移動するのでした。


ところで、池から上がった後、こんな状態に...
案内人のウェーダーは股間に穴が空いているのです。
したがって、いつもこのように股間が濡れます。
別にもらしているわけではないのです。信じてください。
しかし、これを見て世間の人はどう思うでしょう?
「ああ、あの人はウェーダーの股間に穴が空いているヒトなんだな」
そう思ってくれるでしょうか。そんなはずありません。

これはどう見てもオシッコもらしているとしか言いようがありません。
だから釣り場から上がってすぐには案内人はコンビニには入りません。


そして次の池。
ここはデカバスが今年に入ってよく釣れていた池である。
結構魚影も濃く、あぶれるようなことはまずありません。


しかし、ここでもなぜか奥様が先に入っていました。

こういうのって、夫婦の力関係が影響しているのでしょうか。
いやいや、ご主人がやさしいのです。

小型ながら、ゴボ!っと出たバス。

ここは結構釣れました。あまりバスもスレていないので
1時間程度やって、奥様もご主人も10本以上釣れたはず。

ちなみに帰り際、バッタがたくさんいたのでそれを
捕まえ、池に投げ入れると、すぐにバスが寄って来て
ゴボ!っと食われてました。

おお!これは面白い。っとばかりに
次から次へとバッタを池に投げ入れると、ゴボゴボ!
やはり、本物のエサには躊躇なく出ます。
その出方が迫力あるのでした。


その後、いくつか野池を寄り道しながら、
高松まで再びもどり、またスタバで休憩。

スタバがあるような市街を行ったり来たりして、
一体どれくらいの距離を移動しているかと思うでしょうが、
香川の野池はスタバがあるような中心部からでも
まあ、せいぜい30分程度で着きます。
そういうところが地方都市のいいところです。

つまり、中心部は栄えているが、ちょっと車を走らせれば、
もう田んぼ。そしてお椀をひっくり返したような山ばかりなんです。


マンゴフラペチーノとご主人。

それにしてもなんだか、だるい。

ちょっと熱射病はいってる。

暑すぎるんだよ。西日が。

時刻はPM4時をまわっていた。

そろそろ行きますか?

日もかげり、うっすらと曇ってきた。
これでひと雨振ってくれれば最高なんだが...

ということで、我々は最後の池へ向かうのでした。



準備をするお2人。ここでは奥様もポンプを踏まされていた。

とりあえず日はかげったし、釣れる予感が...
しかし相変わらず、空気はうだるように蒸し暑い。

始めて間もなく、奥さんのロッドが大きく曲がった。

奥さん:「釣れたぁ〜!おーおー引く」


ご主人:「デカい?」

奥さん:「うーん、大きいかな、わかんない〜!」

もし間違っていたら申し訳ないのですが、
奥さんは茨城出身ではないでしょうか?

じつは案内人の親戚が茨城にいて、話し方がそっくりなのです。
語尾があがるのです。「わかんない〜!」

サイズは実測41cm。いいサイズです。

例によってご主人もちゃんと写真を撮っていました。


いい写真ですね。おめでとうございます。

ちなみに出たところ↓

こういうヒシモは絶好のポイントです。ヒシモにバグをちょっとのせ、
モソモソ動かしてエッジでゴボン!というのがパターンですね。

それにしても奥さんは釣ります。これもまた別のグッドなバス。爆釣です。


ちなみに案内人は大して釣れません。


ご主人も、なぜかギルなのです。
まるで呪われたように、ギルばかり釣れていました。

ご主人はギル↑
そして奥さんは、良型のバス↓

これがこの日のパターンなのでした。

たぶん、ご主人が最初に入った対岸のポイントは
水通しの悪いギルの溜まり場だったのでしょう。

しかしその後、ご主人にも待望のデカバスが...。

スゴイ引き。ティップが水中に引き込まれてた。

ご主人:「おー引く」

そしてジャンプ!デ・カ・イ。

40cmは絶対に超えている。そんな感じでした。

そして間もなく

ご主人:「あ、バレマシタ。」

案内人:「..........」

ご主人:「..........」

奥様:「たくちゃん、へたね」

そしてすぐにまた奥さんが:「でかいかも〜!」

またしても良型のバスをゲットするのでした。

気のせいか奥さん、だんだん生意気な顔に見えてくるのでした。
まるで、「ちょっと、あんたたちぃー、あたしに敵うとでも思ってんの?」
そんな表情が伺えます?

しかし確かに我々は敵わないのでした。

ご主人は相変わらずギルだし。

案内人も30cmがやっとでした。


へぇ、まいりました。ごっつぁんです。

ご主人はしかたがないので、せめてギルの写真を記念に...。


そして夫婦の大切な証として

奥さんはバス!ご主人はブルーギル!
これでOK。家内安全!夫婦円満!
今回の釣行もこれでおしまい?

そう思ったとき、ご主人の竿がしなったのでした。

お?もしかして大きいんでは?

42cm。さすがご主人、最後の最後で
家長としての威厳を我々に見せ付けたのでした。


案内人:「そろそろ上がりますか?」
ご主人:「そうしましょう」

奥様:「まだつれるかも〜!」

案内人:「もう帰りましょう。」
ご主人:「そうしましょうそうしましょう。」


フローターをたたみ、帰りの準備が終わると、
ピンク色の夕焼けが湖面に広がっていました。

二日間、本当にお疲れ様でした。
最後はいろいろハプニングもありましたが、
今、思えば、結構おもしろい思い出です。

それにしても、とても楽しいご夫婦でした。
案内人も大変勉強になりました。

またいつかお会いしましょう!

ということでこれでおわり!


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