釣行記 リストへ戻る
今回は千葉県から、T氏の釣行記です。 T氏はこのツアーは3度目の参加です。 予約はかなり前から入っていたものの、3度目ともなると お互いなれたもので事前連絡はほとんどとらなかった。 前日に案内人が確認電話を一本入れただけである。 案内人:「あしたくるんだよね」 T氏:「いくよー。」 これだけで、ひとりで四国まで来てしまうというのもすごい。 到着時間や到着場所も、ほとんど暗黙の了解であった。 迎えに行ったら、ほんとに来ていたって感じ。 この人がT氏である。 実はDon West B.B.P.の関東営業所長でもある。 カメラを向けるとこのリアクション。 さすが、関東営業所長。パフォーマンスは抜群だ。 今回はカヌーメインでやるため、フローターなどの事前送付荷物は一切なし。 天候はうす曇で風もなく、バスを釣るにはなかなかグッドなコンディション。 まずはダム湖へと向かった。 コンパクトな手荷物で、さっぱりした様子のT氏。 ちなみにT氏のロッドはフェンウィックのハイカーボンブランクを 使った自作のグラファイトである。バット部にはバスの絵もプリントされいた。 いかにもカスタムロッドという感じである。付いているガイドがすごい。 全部ワンフットのゴールドサーメットである。すばらしい! ポイントへ向けてカヌーを漕ぐ案内人。 エレキ全開でなおカヌーを漕ぐ。速い!
そしてポイントに到着。 ここからカヌーを流しながら、岸際にバグを打ち込んでいく。 バシャバシャ! 案内人、バスをゲット。しかし小さい。35cm程度である。 T氏も釣るが、サイズは一緒であった。どれも35cmそこそこ。 案内人:「はい写真とります。こっち向いてください。」 T氏:「グー!」 やはりレスポンスはいい。さすが関東営業所長。 その後うどん屋へ向かう。毎度毎度の谷川製麺所。 たまには他の有名どころにも行った方がいいのだろうが、 ここのうどんは何故だか毎回来てしまう。妙にうまい。 大を食べ、なお2玉おかわりをするT氏 午後からは適当に野池を回る。 途中寄った池で、タックルの準備中にウシガエルがヒット しかし ウシガエルは釣れると困る。 ピョンピョン暴れてどうしようもない。 フックを外そうとすると カエル:「グェ、グェ」 T氏:「正面を見ないようにしてください。」 案内人:「え?なんで?」 T氏:「もしヒキガエルだったら、毒を出すかもしれません」 案内人:「ゲ!」 確かにヒキガエルはやばいらしい。 耳の後ろに毒腺があり、そこから毒を発射するとか。 そんなこと言われたら、触れなくなった。 結局ラインを切って逃がしてやった。 かわいそうに。 口にフロッグを付けたフロッグが、池へと帰っていった。 その後、いくつかの池を回ったが、釣れなかった。 複雑な表情を見せるT氏。うーん。 とりあえず夕方から出直しますか。 一旦案内人の家に戻り、休憩した後、夕方から野ダムへと向かった。 この野ダムはなかなかよかった。
ということで、結局かなり遅くまでやってしまった。 もう辺りは真っ暗である。 はー楽しかった。 ということで一日目終了。 翌日 前の晩、遅くまでやっていたので 翌日はふたりとも起きることができず、10時くらいから出発した。 途中うどん屋に寄る。 香川県の庶民がうどんを食う図。 休日のうどん屋はどこもこのように混んでいる。 香川県民の半分以上は、たぶん昼食はうどんを食べているに違いない。 この日最初の池は案内人が2年前に56cmを釣った場所である。 しかし2年前の話であり、今はそれほど期待はできない。 池を覗くと岸際に35cmくらいのバスが数匹うろうろしているのが見えた。 T氏:「いるいる、期待できますね。」 案内人:「そうですね。ではやりますか。」 とりあえず、岸から見えバスを狙うT氏。 しかし、バスのスクールはどこかへ行ってしまった。 ここもやはりバスはスレ気味のようだった。 案内人のフローターで湖面に出るT氏。 案内人:「写真撮りますよ。」T氏:「イエェーイ!」 開始直後、すぐに35cmくらいのバスが釣れていた。 バイトはかなりあるようだ。 ちなみに案内人は釣り道具も持たず、ただカヌーで湖面に出た。 カヌー漕いで見てるだけの案内人。まるで他人事のようだ。 T氏はあまり釣れていない。 たまにT氏に近づいては他人事のように聞くのでした。 案内人:「どう?釣れる?」 T氏:「当たりはあるけど乗らないね。」 案内人:「そうか。じゃあまたね〜」 そういってまたカヌーでどこかへ行ってしまうのである。 結局ここでは最初に釣れた1本のみだったらしい。 なお、案内人のウェーダーは穴が空いているので、 T氏もこのように股間が濡れていた。 しかしこの濡れ方はあやしい。たぶんもらしている。 次の池はこのツアー初登場の池。 10年ぐらい前はすごかった池である。 僕がこの池に初めてきたとき、子供が「パパー釣れたー」 といって、55cmくらいのバスを両手で持っていた池である。 今でもたまに50オーバーが上がっている。 夕方からのランカーねらいとしてぴったりなのであった。 ただ、この日は午後から天候が怪しくなり、 どしゃぶりの雨が降ったり止んだり。 なかなかカヌーを出せない状況だった。 T氏:「もう止むでしょう。西の空が明るいです。」 案内人:「そうですか。では、行きましょう。」 しばらくして、ほんとに雨が止んだのでカヌーを出した。 しかし・・・・ すぐにまたどしゃぶりの雨が降り出すのでした。 ゴォォォォー 「うわ、やばい」 案内人:「逃げましょう。あの木の下に!」 T氏:「はやく、はやく!」 雨はさらに強くなり、突風まで吹き出した。 グゥォォォォー うわ、やばい 「木に掴まって!」 T氏:「うう・・・」 顔は笑ってはいるものの、半分真顔である。 我々はなぜこんな目にあわなくてはならないのだろう。 たかがバス。されどバス。
しばらくすると、突風が止み、雨がいくらか小降りになった。 案内人は決断した。もうPM5:30である。 ラストチャンス! 釣せよ! 最後の力を振り絞り、我々はどしゃぶりの湖面に出た。 すると再び豪雨となった。 もういい。どうせズブ濡れなんだから。 ゴボ!
そしてT氏にも大物がかかった。 ピックアップ直前にバスが出たのだった。 暴れまくるバスの下アゴを掴むT氏。 まるでポアされたような表情。 このバスはデカかった。しかしサイズは不明である。 でもよかった、デカバスが釣れて。 ということで釣り終了。 遅くまでやっていたためもう時間もあまりない。 そのまま上がり、案内人の家でシャワーを浴び、 バスターミナルに向かった。 バス停にて。 さっきまで、雨に打たれ、ポアされていたとは思えないT氏。 ほんとにお疲れ様でした。 また、遊びましょう。 おわり |
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