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釣行記2006/5/7 ジンクリアレイクの巻

GWの最終日はあいにくの雨模様だった。
でも雨の日はあまごがよく釣れるのだ。
今年はまだ渓流も行ってないし、行ってみようか。
と、思いつきで高知の山の中まで釣行。
今回はそのレポートだす!

家を出たのは10時半ごろだっただろうか。
雨は結構降っていたが、予報によると夕方には止むらしかった。
こういう状況はめずらしい。朝からこの雨じゃ人も少ないだろう。

ただ、あんまり雨が強く降ると、逆に増水して
釣り自体が出来なくなる可能性もある。

そのときはバスをやればよい。

ということで午後1時ごろに釣り場に到着したのであった。

予想以上に雨が強く降ったため、かなり増水していた。

フライを流そうと思うが、流せる場所がない。

おまけに沢を上がれない。っていうか、あぶない

しょうがないので一旦車に戻り、スピナーマンに変身した。
ここまで来てアマゴの顔が拝めないのも悲しいものがある。

ルアーはメップスのアグリアがお勧め。普段は0番を使うが、今回は
流れが速いので浮き上がりを防ぐため少し重めのものを使う。

絶好のポイントに到着。奥なら一応アップストリームで狙える。
ただし、手前の濁流に入ったら、もうスピナーは浮き上がってしまう。

キャストして扇状にリトリーブする

ブルブルブル

お、きた



ということで、小さいながらも
綺麗なアマゴをキャッチ。

ただ、バーブレスにしていなかったので、口が壊れてしまう。
トレブルフックはいかん。今度は必ずシングルフックのバーブレスにしよう。


次はこんな場所。

ここはクロスキャストで広範囲に探れそうだ。
キャストして扇上にリトリーブすると、真ん中の岩のあたりで
スピナーをひたくって、きらっと魚影が光った。


さらに同じポイントの下流側の岩のあたりで同じようにアマゴが釣れた。
↓こっちは結構大きかった。


結局釣れたのは3匹だった。
その後はもう川を上れなかった。

これはもう釣りどころではない。ということでスピナーマン終了。

支流のがけを上がり、そのままこの川の流れ込むダム湖へと移動した。



そしてダム湖へ到着


思ったとおり、ダム湖には誰一人としていなかった。
雨もやみ、霧が立ちこめ、湖面は静まり返っていた。
しかも、時間はPM5時、ランカーの予感が...。

最初はカヌーを出して暗くなるまでやろうと思ったが、
渓流を上り下りしたばかりのため、疲れてそんな余裕はない。
フローターでじっくり釣りをすることにした。

水はとんでもなくクリアである。
写真中央にかなりのデカバスが3匹たむろしている。


水深5mくらいでも、底が丸見えのため、
フローターで入ると空中に浮いているかのような錯覚に陥る。


こういうところで釣りが出来るのは非常にうれしい。
しかもタックルは最近そろえたSCOTTのバスロッドである。
お気に入りのフライタックルで、お気に入りのシチュエーションで
バスを釣る。まさに珠玉の時間である。

ゴボ!

最初の一匹は35cmくらいだった。

非常に綺麗なバス。引きも強い。コンディションはすこぶる良い。

入水してすぐに1匹目が釣れたため、期待したのだが、
その後は30分くらいあたりもなかった。

ではこういうときにはCalling UP!
ということで、黒の超軽量ポッパーをやめ、マジックミノーをティペットに結んだ。

↑これが今ウワサのマジックミノー。
じつは、これと似たようなパターンのミノーが、
アメリカのラリー・ダールバーグ氏によって考案されている。
名前はDAHLBERG FLOATING MINNOWといい、
すでにあったハル・ジャンセン・ミノーを改良したものだという。
フォームをマイラーチューブで包み、テールにはマラブー、
プラスチックのアイが付く。もちろんちゃんとスナッグガードも付いている。

こういうクリアーレイクでは非常に高効果が期待できるフライで
あることは間違いないのだ。

ということでしばらくはこのフライを使うことにした。

キャスト!

最初の一発目はロッドを立てて

スゥーっと移動させてやる。ビデオのとおりだ。

そしてロングポーズ

どうだい見つけたかい?

CALLING UP!CALLING UP?

沈黙

これをずっと繰り返した。1時間以上。

が、バスは出ませんでした。

別にこのフライが釣れないといってるのではないです。
ポッパーでもこの間、全然反応がなかったワケですから。

要するにバスが居ないところではCALLING UPもクソもないっつーこと。
見えバス釣るならいいけど、バスボも魚探もなしに何の障害物も
ない所で、むやみやたらに投げても釣れない。あたりまえか。

では我々アナクロバサーが確実にバスの居場所を確信できる
場所はどこか?ということになる。

それは、やはりストラクチャーなんである。(えらそーに!)

しかしストラクチャーに着いたら、もうこのフライは使えないのだ。
スナッグガードないからね。

ダールバーグミノーはちゃんとガードが付いている。
たぶんそのうちマジックミノーも付くだろう。そんな予感がする。
もちろん買った後に付けることも出来る。
こんな風にね↓



ということで、流れ込みのストラクチャーに付いたバスを狙うため、
黒のポッパーにチェンジした。

冠水した樹木の中にポッパーを入れ、ピコピコ動かすと!

ゴボン!


でますた!

さらに奥へとフローターで入っていく。

流れ込みは小さいが、雨が止んだ直後のため、ドバドバと水が入り込み、
ちょっとしたバックウォーターができていた。そこには流木や木の枝などが
溜まり込み、絶好のポイントを作り出していた。

ここは一発必釣モード!

バックウォーターの淀みの淵にベローンとキャストしてやる。
流れの波紋に小刻みにプクプク浮きながらもピョッ!ピョッ!と
アクションを加えてやる。

そして次の瞬間!

ドッバ!

目を疑うようなスーパーストライク!


フッキングした後、写真奥の樹木の中に潜られそうになった。
いや、半分潜られていたが、思いっきり耐えて出した。


47cm。本当に綺麗なバス。口に傷ひとつない。
プロポーションも抜群。水質が超クリアなため、
写真では分かりずらいが、なんともいえない色をしていた。
野生のバスそのものと言った感じだった。

またひとつ、心に残るストライク。

基本的にボクは、この一瞬のために釣をしているようなものですね。

人より大きいバスを釣るとか、たくさん釣るとか

そんなことは僕の場合はどうでもよくて、自分が感動するために
やっているようなものです。

このバスはずっと心に残るでしょう

満足満足

ということで連休もおしまい。

また明日から仕事に励むのでした。

おわり


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