釣行記 リストへ戻る
今回はちょっと遠出して5年ほどご無沙汰の野池に行ってみた。 じつはこの池、奥に大きなセメント工場があって、 その工場と隣接する護岸コンクリート付近が、 いいポイントになっている。 だからフローターで入水後は、真っ先にコンクリートへ直行した。 で、早速コンクリートに到着。 やはりというか、他に釣り人はいなかった。 まあ、考えても見れば、こんな雨の日に 工場裏の汚い池に浮き輪で泳いでくるヤツなんて オレ以外にいるわけがない。 普通、ボートを浮かべて一日本格的に釣りするような人は、 こんなところには来ない。 たまに釣り人が来ても、 みんな堰堤付近でルアー投げてすぐに帰るだろう。 だからこういうマイナーな池の奥というのは、 デカバスが手付かずになっている可能性が高いのだ。 だからこそ面白く、やる価値もあるのだ。 コンクリートに沿ってポッパーをキャストする。 こういうところでポッパーをコンクリートに沿ってトレースさせるには リーチキャストというテクを使う。 まあ、テクといってもそんなに難しいものではなく、 普通にオーバーヘッドでキャストして、ラインが着水する前に、 ロッドを左に倒すだけだ。そうすると、コンクリートに沿って ラインが敷かれ、そのままリトリーブすれば、バグをトレースできるというわけ。 ロッドティップはできるだけコンクリートに近づけてリトリーブする。 するとポッパーは半ばコンクリートによじ登りながら、 ピチャピチャピチャといい感じで動くのだ。 まるで這い上がろうとする、落ちた虫のように...。 ゴボン! でました! サイズは35cm。体色は茶褐色。 基本的に出てくれれば何でも嬉しい。 でも残念ながら、ここではこの一本しか出なかった。 さらに雨も本降りになり、入水地点まで戻ることにした。 帰り支度を整えて、 岸からスピナーをキャストすると、釣れまくりだった。 わざわざフロートチューブでコンクリートまで行ったのは なんだったんだろう。 ここのほうが釣れるじゃないか。 ほんと、バカバカしいくらいだった。 スピナーは楽しい。クン、クン引いて楽しい。 ということで、今年も完全にシーズンインしたようです。 これから6月ごろまで、フライのトップは、 まさに至福の3ヶ月となります。 みなさんもよい釣を! おわり |
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