釣行記   リストへ戻る

さぬきうどんBASSツアーT氏とS氏の巻  釣行日:2007/4/28-29 天候:晴れ

今回はT氏とS氏の釣行記を紹介します。

思えば2003年の9月に初めてこちらに来られてから、
毎年50アップ狙いで香川に来て、全く願い叶わず・・・。
もうかれこれ4年が経ちました。

T氏はわざわざ四国まで来てボウズということもありました。
それでも毎年こちらに来られ、一緒に釣りをさせていただき、
本当にありがとうございます。

今回はT氏に50オーバーが釣れました。
本当におめでとうございます。


出発前、夜行バスでJR高松駅前に到着した二人。

いつもこんな感じでふざけていますが、
ふたりとも某大手複写機メーカーの社員です。

ボクはこの複写機メーカーの製品を絶対買いません。

S氏は最近オールドタックルにハマっているようでした。
前回来た時は、確かダイワのリールだったはずなのですが、
今回は、バッグからアンバサダー5000Cのミントコンディションを取り出して、
盛んに、「この波型がいいんだよ」と案内人に説明してくるのでした。

確かにこのリールはかっこよかったです。

ただですね、オールドタックルに関してはボクはかなり厳しいです。
巻いてあるPEラインは年代的にミスマッチですね。
この時代はナイロンラインですよ。
できればデュポンのイエローストレーンにしてください。
そう言おうとしたけど、やめときました。

PEラインというのは多分、
ダイレクト時代のダクロン製のラインの真似ではないかと思います。
以前にダイレクトリールを海外オークションで購入したら、
そのダクロンというのが巻いてありました。
見た目はリリアン糸みたいな感じで、
ラインというよりも、黒いヒモみたいな感じだったかと思います。

ちなみにデュポンのイエローストレーンは、まだ売ってるらしいです。
もしこの黒のアンバサダーにイエローストレーンが巻いてあったら、
そりゃもうかっこいいです。そこまでしてくれたらボクは土下座しますよ。

↓事前に送付されたダンボールの箱を開けるT氏

T氏もこの1年間でいつの間にかトップウォータープラッガーと化していました。

箱から出てきたのはフライボックスではなく、カラフルなハンドメイドプラグばかり。

タックルはグリップが道楽のエログリップ、
リールとロッドはいずれもヒヨコブランドでした。

ふたりとも、もう完全なトップ堂になってました。

S氏のプラグたち↓

ボクは最近のプラグのことはよく知らないのですが、
ZEALのアンカニーチャップとか、ガンディーニとか、
知ってるプラグもいくつかありました。


そして準備完了!池へと向かいます。


まず、先に入水したのがS氏でした。。
しかしこの時に運命が分かれるとはS氏は知る由もなかったでしょう。

入水したのはAM7:30ぐらいです。もうすっかり明るくなり、日も差しています。
当然先に入ったS氏は、オーバーハングした樹木のシェードが続く、
右側の岸沿いを攻めて行きました。

一方、後から入水したT氏は仕方なく、日の当たる左側で
釣りを始めました。

ちなみに案内人はS氏の後をフライで釣っていました。

そして釣り始めて10分、それは起こりました。

バフ!

あとでT氏に聞いたところ、出方はこんな感じだったといいます。

バタバタ!バシャバシャ

この音でS氏も案内人もT氏の方を振り返りました。

するとT氏のロッドが満月のごとくしなっています。

そして再びジャンプ!

バタバタバタ!

遠くから見ていても相当デカいのが分りました。


T氏の念願が叶った瞬間です。


本当におめでとう。



サイズは53cmありました。あまりにも突然でした。

T氏のこれまでの最高は、West'sポッパーで釣った48cm。
フライで50オーバーを釣りたくて、何度も四国に来て、
結局釣れたのは皮肉にもバスプラグだったとは。

でも、こっちのほうがスゴイかも知れません。

ちなみに釣れたプラグはヒヨコブランドの
ドリラータイフーンというスイッシャーだそうです。

このプラグ、ペラの軸穴が円でなく細い長方形になっていて、
回転するたびにカチカチカチとクリック音がします。
案内人も見せてもらいましたが、プラグ本体はデカイですが、
ペラは非常に繊細な動きをするので、
スレバスにはかなり効きそうな感じがしました。

それにしても、いきなり最初の1匹目が53cmとは。

↑T氏、もう釣れなくても余裕という感じで何気にニコニコしています。

こういう時ってそうですよね。
何人かで釣りに行って、誰かが50オーバーとか釣ると、
もうその日は、その人が主人公みたいな感じになって、
一日中、優越感が漂うのですよ。

ところでS氏はどうなったかというと、かなり遠くまで行ってしまいました。

S氏もボチボチ釣れてはいるようですが、
なんせあそこまで遠くなってしまうと、写真も撮れません。

後からもらった写真によると、
こんなのがスズーンというプラグに出たそうで満足とのことでした。


ところで案内人はフライしかやらないのかというと、そうではなく
実はバスプラグも持っています。

ただ、これからプラグにハマるとスゴイお金がかかりそうで怖いです。

まあ、フライとルアーどっちがお金がかかるかというと、
ボクが思うには多分、ルアーの方ではないかと思うわけです。

なぜかって、フライは自分で作れば、ポッパーなんて、
せいぜい100円ぐらいでしょう。

ところがプラグは一個6千円とかするでしょ。
デカイUMCOなんか買って、プラグをそのボックスに入れ始めた暁には
そりゃもう大変ですよ。

しかもボクは、やっぱHEDDNのスプークが欲しいですから、
ウーンデッドとかマグナムトーピードとかをオークションで買って、
UMCO1000とかに入れ始めたら、もう最後です。
だから今はやりません。

↓フライで出たバス


ところでアシ際にはルアーがたくさん落ちていました。
↓こんなの、ほとんど新品ではないかな。

使わないけど、いただき!

あとはこんなのも↓落ちていました。

ラインが足ヒレに引っかかって、たぐり寄せたら、こんなデカワームが!

最近、河口湖もワーム禁止になったらしいです。
まあ、当然といえば当然でしょうね。
河口湖の湖底はもうワームだらけのはず。

ゴミを水中に投げ入れたら怒るくせに、ワームを水中に投げ入れても
誰も何も言わないのは、おかしいと思います。
基本的に使い捨てという感覚は、時代に反しているように思います。

ということで池から上がった際、付近一帯のゴミを回収し、
昼食のため、うどん屋へと向かいました。


↑谷川製麺所にて。

ここのうどんはとにかくうまいです。
今は春なので、採れたての筍がたくさん入っていて、これが実にうまい。


いつものようにうどんを食うT氏


昼時にはこのように行列ができます。



昼食を済ませたら、すぐに次の野池へと向かいました。

次の池は子バスいじめの池です。

日中だと、どうしてもトップには出にくくなるので、
案内人はトップにこだわる人には、こういうところに連れていきます。

型は小さいが、爆釣。しかもこんなデカイプラグで。


まあ、基本的に釣れれば楽しいのですから、型は小さくても勘弁してください。


そしてこのあとダム湖に向かい、この日の釣行は終了となりました。
ちなみにダム湖の釣果は最悪でした。
今年のダム湖はなんか変です。
行かないほうがよいです。

---------1日目終了--------

2日目の翌朝は西へと向かいました。
まず一つ目の池は案内人が最近48cmを釣った池です。
この池は子バスをスピナーで釣っていたら、それをデカバスが喰っていった
という池です。ただ今回は案内人はこの池では寝ていましたので写真はなし。
後で聞いたところ、30cmクラスが結構釣れたとのことでした。

次の池はオカッパリから。

ここも魚影はそれなりに濃い池。
朝一とかで入るとすぐにトップでゴボンと出ます。

今回は2人ともルアーなので、岸釣りができるのがいいです。
これがフライだったら、バックスペースの関係でそうはいきませんからね。

↓さらに次の池にて。ここはS氏がフローターで入りました。

入水後、「行くぜぃ!」とガッツポーズをとるS氏

↓この写真は後にS氏から頂いた写真です。


↓これもここで釣れたのだろうと思われます。

結構でかい。

↓42cmを釣って見せにくるS氏

水はちょっと汚かったですが、ここはかなり釣れました。
たぶん40オーバーが4本くらい釣れたのではないでしょうか。

↓上陸後、満足そうにトップ堂Tシャツに着替えるS氏


そして昼は釜揚げうどんの有名店で昼食をとりました。

さすがに昼時は混んでいましたが、ここの釜揚げはやはり絶品です。

昼食後は喫茶店でコーヒー飲んだりして、
かなりウロウロしていたように思います。

そして、また子バスいじめの池を見つけては、
適当にギルや子バスを釣ったりしていました。

ちなみにT氏が使っているこのロッドは、クラブカスケットさんの
ディアバス666というバス用フライロッドです。
T氏が使っているといっても、実は案内人が所有しているロッドで
最近、子バス狙いによく使っているロッドです。
スペックは6フィート6インチの6番という非常に繊細なモデルで、
かなりファーストアクション。ライトラインで小さめのコルクポッパーを
近距離キャストするのに非常に適したロッドです。


まあ、こんな小さいギルが釣れていましたが、釣れないよりかは楽しいでしょ。
油断しているとデカギルに4Xティペット切られたりしますから、
ギルも侮れませんよ。

一方S氏はフローターから子バスを何匹か釣った後、

意味不明のポーズをとっていた。
あまりの天気のよさに頭がおかしくなっていたのかも知れない。

そして最後の池。

↑ピンボケですが、ためしに岸からやっていきなり良いサイズを釣ったS氏


ギルに噛まれて痛がるT氏↑

いつもながら、T氏の豊かな表情には感服します。
ほんとに痛そうです(笑)



ということでお疲れ様でした。

今回は50オーバーが釣れて本当に良かったですね。

香川には、50cmを超えるバスがいるという池は、まだまだたくさんあります。
あとは運というか、タイミングというか、まあやっているうちに
必ず釣れると思います。また良い季節にご一緒しましょう。

ほんとうにお疲れさまでした。


おわり

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