釣行記 リストへ戻る
気がついたら2008年になってしまった。 2007年は前半までは釣行記をアップしていたが、 後半からは全然更新できなかった。 いや、できなかったというのは言い訳で、 しなかったと言ったほうが適切かもしれない。 何しろボクはしがないサラリーマンだ。 毎朝6:30に起床し、電車で会社に行き、夜7時ごろまで仕事して 帰宅するのはだいたい午後8時くらいだ。 途中で飯喰って帰るか、或いはスーパーで買い物して自炊なんかしたら もう、すぐ10時くらいになってしまう。そしてあとは風呂に入って寝るだけ。 よってHPの更新なんてしたくないのである。 まあ、苦痛になるくらいなら最初からやんないし。 あくまで自分の更新したいときに更新する。 気の向いたときに更新する。 そういうスタンスでやってるから、冬は冬眠状態になったりもする。 しかし、このHPももう開設して10年を迎える。 逆に言えば10年もやっててこの程度のコンテンツしかないのだ(笑) ブログみたいに毎日更新できる人はすごい。 ボクはブログのようなネタはあまり書かない。 なぜなら、このHPは日記じゃないから。 ということで、とりあえず、次のBASSツアーが始まる前に 一気に2007年後半の釣行記をダイジェストでご紹介します。 みなさん今年もよろしくね! -------さぬきうどんBASSツアーS氏の巻 釣行日7月21日------- えー、この方は、高知から単身赴任で香川に来られているSさんです。 とても堅いご職業で、ボクの家から車で5分位の所に住んでいます。 しかも通勤も一緒で、Bassツアーの翌日、隣の駅で同じ車両の同じドアから 突然乗車してきてビックリ。いやー、世の中ほんとに狭いです。 この日は主に西讃方面の野池にご一緒させていただいた。 でも、もうこの池もだいぶスレてきて、釣果的にはイマイチだったかもしれない。 一時は何投げてもガバガバ出たのになあ。 やっぱ野池は2年と持ちませんね。 最初からこの池で釣りしてた人はさぞかし良い思いをしたのでしょう。 「あの池は釣れる」っと、 ウワサを訊いて行く頃には、もう美味しい時は過ぎている。 野池ってそういうものなんです。 では、野池でよい釣りをしたかったらどうすればよいか? それは日ごろからいかに情報を収集するかにかかっています。 収集するといっても一つ一つの池なんて回ってられませんからね。 釣りキチ友達をたくさん作ることが重要です。 そういうクレージーな友達が周りにたくさんいて、 日ごろから情報交換しながら、自分もアホみたいに釣りばかりする! これこそが最も釣果を伸ばす重要な活動となるのです! ということで、このSさん、じつはバス歴はかなり長くてクレージー。 昔から愛媛・高知あたりのダム湖に通っていて、ロクマルも釣っている。 12年前のS氏の写真↑。 新宮ダムで日本記録が上がったのも、確かこの頃だったと思う。 当時の四国のダム湖はすごかったらしい。50UPなんて当たり前。 ちなみにボクははまだこの頃は東京に住んでいて、北浦や房総のダム湖で バスを釣っていた頃だ。ロクマルなんて夢のように感じていたよ。 ちなみにS氏はフライはやらなくてルアー専門。 特にトップしかやらないとか、 グラスロッドにこだわってるとか、 そういうことはない実釣主義。 でも共通するのはお互いトップで釣りたいということだった。 結局この日はさほど大きなバスは釣れなかった。 最大の釣果は、気の合う釣り友達ができたことだと思う。 Sさんとはこれを機に、その後何度も一緒に釣りに出かけている。 Sさん、どうぞ今年もよろしくです。 --------------さぬきうどんBASSツアー 7月21日-------------- 確か大阪からだったと思いますが、ちょっと忘れてしまいました。 このお二人も非常にお堅いご職業で、俺っちの仕事と少し関係がある方たちでした。 バス釣りにはかなりハマっている感じで、岡山とかにも遠征しているらしい。 そんでもって、その岡山に50UPがかなりの確立で釣れる池があるらしい。 しかしどうして香川に来たのかな。ボクなんか50UP年間1本が限界なのに。 そう思いつつも、まあ、小バスならトップに出るよと いつもの池を案内するのでした。 ドリラーで出たバス この方は、キャスティングがとても上手かったのを覚えている。 ルアーの世界ではスキッピングでブッシュの奥に ルアーを入れるのは当たり前としても、 その精度が半端でなく上手いのです。 もうフライなんて絶対不可能。そう思えるところでも最奥まで入る。 しかもそれがキャスト毎に決まるのだからビックリした。 こちらの方はタックルもトップ用のロッドとリールで 比較的スローな釣りをされていました。 ちなみに、家の近くにも野池はたくさんあって、バスもいるそうですが、 職業が堅すぎて、自分の家の周りでは釣りができないらしいです。 釣りができないほど堅い職業って、なんだと思います? 想像に任せますが、偉い人であることは間違いないです。 そう、ある分野で先生と呼ばれるような人です。 そういう人が、地元の農業用のため池で浮き袋に浮いて、 あまり評判よろしくない魚と遊んでいたら、 そりゃ確かに仕事に影響するかもしれないなあ。 偉くなると釣りもできないのか〜。 あーよかった、俺っちは偉くならなくて〜。(負け惜しみ) ボクの方は、倒れた竹藪からバスをゲット。 こういうところはフライロッドの長さを利点にして接近戦で釣る。 ほとんどリーダーだけ出してポッパーを竹薮の隙間に落とす、 あまり移動させないように コポン..、コポン..、コポン..、ゴボ! 出たら、すかさず強引にバスを引き抜いてキャッチ。 自分でやってても、とてもフライフィッシングとは思えない。 ちなみにフライも強力なウィードガードが必要になる。 ↑West'sポッパーのワイヤーガードスペシャル 0.3mmのピアノ線をダブルで使用している。 ちなみにワイヤーの太さも重要だけど、 一番影響するのはフックをかけるフトコロの部分だと思う。 この部分は各ポッパーごとに微妙に調整するのだけど、 角度がキツく、フトコロが深いとフッキングは極端に悪くなる。 かといって浅すぎるとキャストやリトリーブ中に外れて引っ掛かる。 自分で最適になるように調整するのが基本。 日中は灼熱地獄。でもドリラーで。 こちらもドリラー ボクは日中はウーリーワーム。 ウーリーワームって良く釣れるフライだよね。 もともとウーリーワームってバス用フライだったらしいからね。 知ってた? ボクの持ってる洋書 「The Practical Fly Fisherman」にそう書いてあるよ。 ウーリーワームはもともとミズーリ州のオザークマウンテンで バスフライとして誕生し、後にカンザス、コロラド州をはじめとする 西部地域へ広まり、鱒に使用されるフライとして一般化していったそうだ。 ウーリーワームはバスフライ! 名前にワームって付いているところもバスらしくていい。 ワーム、つまり、幼虫とかイモムシのたぐいだね。 葉っぱからポトン、と落っこちて、そのまましばらく水面でもがいて、 もう、魚には恰好の餌。 そろそろ本格的にバス用のウーリーワームでも作るか〜。 ちなみにバス用のウーリーワームは#8の6XLとか、 割と長めで大きめのフックを使用する。 なぜかって? #10以下だと8番ロッドで投げるのがバカバカしくなるから(笑)。 ↑このルアーなんだろ、バルサ50系かな。 とにかく数はたくさん釣れたので良しとしよう。 ということで、また機会があったら、 その岡山の50UPがすぐ釣れる池に私を連れてってください。 よろしくお願いします(笑) -------------- 8月5日 -------------- この日は夜からバスを釣りに出かけた。 このバスフライ、ケミホタルを目玉としてボディにブッ刺して使用している。 こうすると、暗闇で不気味に目玉が光るナイター用バグが完成する。 バスフライでナイターするときはフライの位置がわかると キャストはもちろん、リトリーブもしやすい。 最初はこの40cmくらいのが釣れて、 その後、意外に反応がなく、 これでもうおしまいにしようと思って戻る途中、 ゴボォ! 今期最大の51cmゲット! あーよかった。夜やった甲斐があったよ。 ちなみにロッドはフェンウィックのHMGの初期モデルである。 GFF908 9フィート、AFTMAの8番 リールは70年代フルーガーの1495。 これはもうバスバギングの普遍的な組み合わせである。 本当はグラスを使いたいのだが、 夜はいろいろとトラブルになりやすいのであまり大切なロッドは 持って行かないことにしている。 でもHMGの軽さは驚異的だ。 当時として最高級品だったことは、今使ってみても納得する。 -------------- 8月11日 -------------- この日はSさんとカヌーで釣行した 夕方6:00から9:00ごろまでの釣りとなった。 始めてすぐにいい感じで反応があり何匹かゲット。 フライは16ミリの丸棒フォームにラバーレッグをたくさん付けたものを使用。 ヘッドにはケミホタルを入れてある。 このフライを岸に向かってキャストし、なるべくゆっくり静かに 湖面を引いてくる。アクションもなるべくつけず、 継続的にスーっと引いてくる感じ。 フライはこんな感じでどこにいるかよくわかる。 もちろんバイトがあれば、視覚的にもヒットしたのがわかるので やっていても楽しいわけだ。 ちなみにこの日の最大サイズはジタバグで45cm カポカポカポ・・・・ドバ! タックルはフルーガー2600+ストライカーFO60 両方とも程度はほぼ新品に近い30万円コース。 こんどお気に入りタックルで紹介しよう。 -------------- 8月16日 -------------- 1年半以上も前に注文していたバンブーロッドが ようやく届いたので、嬉しくなり、渓流に出掛けた。 早速、きれいなアマゴが釣れた。 この日の釣果は全部で5匹。 それ以外にナナフシ。久しぶりに見た。 あとこんな気持ち悪いヒキガエルも久しぶりに見た。 なお、バンブーロッドは、カンパネラの宇田ロッドで、 長さは7フィート ラインは#3。 ウワサに訊いてはいたけど、確かに軽くてシャープなロッドだった。 仕上げも非常に美しく、すばらしい。 なお、リールはハーディのボーグルレプリカ。 次シーズンはぜひシルクラインを巻いてやってみたい。 ---------さぬきうどんBASSツアーO氏の巻 8月18日--------- このツアーの2日前、2007年8月16日 埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で日中の最高気温が40.9℃を観測し、 これまで日本の観測史上最高だった山形市の40.8℃を74年ぶりに更新した。 その日、ボクは高知の渓流にいたからあまり気がつかなかったが、 2日後の猛暑は半端ではなかった。 調べてみると、お隣り岡山県高梁市でこの日の気温は 観測史上最高の39.0℃に達し、同日の全国1位を記録している。 多分、香川県高松市も似たようなものだったに違いない。 そんな灼熱地獄のさぬきうどんBASSツアーだった。 死ぬ。気温38℃ 体温より高い。 こういうときは、とにかく、がりがり君を食べるにかぎる。 Bassツアー2回目のO氏はまだ若いが、 さすがにこの暑さには参っていたようで、水をかぶりながらの釣りとなった。 タックルはたぶんフェンウィックHMGのGFF908-3Jだったと思う。 文字をみると、確かにそう書いてあるのがわかる。 記念に俺っちのHMG GFF908と一緒に並べて写真撮った。 うーんなかなかカッコよい。 早速釣り開始。 O氏にいきなりワンドの奥でデカバスがヒット。 最初50オーバーかと思ったが、47cmだった。 フライは小ぶりの黒のヘアバグイエローのドールアイがオシャレだ。 ポイント的にはオーバーハングした樹木が多く、 岸奥にバグを打ち込んでいく釣りになる。 しかしこの日はほぼ満水で隙間が30cm程度しかなかった。 それでもサイドキャスト+スキッピングでバグを中に入れるようにする。 じつはフライラインでもスキッピングはできる。 サイドキャストでラインを先に着水させると、 バグが水面を打って奥に入る。 入ったらしばらくポーズをとって コポン、コポン、ドバ! 40オーバーゲット。 このバス下アゴが肉厚でとてもいいバスだった。 この日は暑かったけど、釣果的にはかなり良かった。 お昼は大人気の上原でうどんも食べれたし、 最後のダム湖はちょっとハズレだったのが残念だったけど、 まあ、それなりに楽しんでもらえたようだったので一安心。 今度はぜひ50オーバーゲットしてくださいね。 ---------さぬきうどんBASSツアーK氏の巻 9月9日--------- 9月に入って、多少気温は下がったものの、 やはり厳しい残暑の中、またさぬきうどんBASSツアーを実施。 今回は、九州大分県のK氏。 じつはK氏の実家はこちら香川県三木町だそうで、 このほど大分でのお仕事を辞めて帰ってきたのだそうです。 釣りのほうはと言うと、フライは九州でいうエノハと、 ボートシーバスに明け暮れていたらしい。 なお、お仕事はプロの料理人であり、 今度高松市栗林町にお店をオープンさせるそうだ。 このサイトでも紹介するから是非みなさん行ってみてください。 ところで釣果の方はというと、これがかなりイマイチで、 写真もちゃんと撮らなかったので結局お見せするものがない。 ボク自身も釣れるのは決まってこんなチビバスばかりだったのです。 釣れてるんだか釣れてないんだか良くわからないK氏。 「どーですかー!」と訊くと意味不明なポーズをとる それでもうどんだけはちゃんと食べて、早々に切り上げたのでした。 結局こんなバスしか釣れなかったのです。 さぬきうどんBASSツアーはここまでで終わり。 しかーし! K氏はこの後がすごかった! その後一人で通った池で58cm!ゲット 「バスの顔」歴代記録更新! それにしてもガイドしたのにチビバスしか釣れず、 一人で近所の池で58cmとはね。 K氏とはこれからも一緒に釣りする予定です。 それよりまず、お店に行ってみなくては! 昼と夜の食事ができるお店らしいから、酒を飲まないボクに とっては楽しみだ。 ちなみにオープンは2008年2月を予定しているそうだ。 Kさん、頑張ってください。 ------------------------------------------- ということで2007年の釣行ダイジェストをお伝えしました。 他にも釣行して公開しなかった写真はいっぱいあるのが残念だけど まあ、それはまた機会があれば紹介したいと思います。 最後に ここにUPした以外のBASSツアーで、 静岡のお茶関係のお仕事をされているMさん、 写真はないのですが、本当にお疲れ様でした。 でわ、でわ〜。 おわり リストへ戻る |