釣行記 リストへ戻る
今回は九州から来られたOさんの釣行記を紹介します。 じつはOさんはバスツアー三回目。 去年は自己記録更新の47cmをゲットしている。 今回はさらにそれを更新することはできるのか? ということで、高松駅前で待ち合わせ。 今回は、カヌーも積んで遠征ツアーをする予定。 まずは東の池へと向かった。 最初の池は理由があって、あえてこの池を案内した。 この池は見た感じ普通の池で、小さいバスがそれなりによく釣れる池ですが、 じつはこの池、過去に64cmが釣れた池なんです。 え?なんでそんなこと言いきれるかって? それではいきなり長くなりますが、これからその話をしたいと思います。 あれは確か1年ほど前、 この池とは関係のない別の池で、釣りをしていた時のことです。 とある別の釣り人がやってきて、ちょっと話をしました。 とある釣り人:「釣れますか?」 ボク:「まあ、ボチボチです。」 とある釣り人:「ここはどれくらいのサイズがいるんですかね。」 ボク:「50cmくらいのはいるでしょう。昔ここで51cm釣ったことありますし。」 とある釣り人:「そうですか。ところでオレ、64cm釣ったことありますよ。」 ボク:「え?64cm!いつ、どこで?」 とある釣り人:「3年前、○○の池で。2月の寒い朝、スピナーベイトにきました。」 ボク:「○○の池なら知ってるよ。道がT字の行き止まりになってる藻だらけの池でしょ。」 とある釣り人:「そうそう、夏になると藻で釣りが不可能になるあの池。」 ボク:「で、その64cmのバスどうしたの、リリースしたの?」 とある釣り人:「写真とって、ちゃんとリリースしましたよ。」 ボク:「じゃ、まだいるはずだよね」。 とある釣り人:「そのはずなんですけどね、それがそれっきり釣れないんですよ。」 ボク:「そうなんだ。じゃ、ボクも行ってみるよ。釣れたら連絡するから携帯教えて。」 ということで その釣り人とは携帯番号を教えあって別れ、ボクはしばらくその池に通ったわけです。 毎週、朝夕、暗いうちから、その池にフローターで入り、 丹念に藻穴、岸際にバグを打ち込んでかなり真剣に釣りをした。 しかし釣れるのは30cmクラスばかり。結論的にはいないと思った。 単なるあの釣り人のガセネタだったのか、 それとも、本当に64cmのバスが、まだその池のどこかにいるのか? 真相は判らずじまいのまま1年くらいが経った。 そしてある日のこと、その池のロクマル伝説の結論が判明した。 それは仕事で○○池方面に住む社長さんの家を訪問した時のことだった。 社長さん:「ところで大田さん、バス釣りするんですよね。」 ボク:「ええ、もう毎週行ってますよ。社長もされるんですか?」 社長さん:「最近はやってないけどね。2〜3年前くらいはよくやってたよ」。 ボク:「この辺も結構、池がありますよね。」 社長さん:「そう、結構大きいのも釣れたよ。」 ボク:「そうですか、どれくらいのサイズがいるんですか」。 社長さん:「2年くらい前に、仕事仲間と釣りに行って、 女の子が64cmを釣っちゃったんだよ。みんなビックリ。 その女の子、初めて釣ったバスが64cmだったんだ。 信じられない話だろ、でも本当なんだよ。」 ボク:「それってもしかして、あのT字の行きどまりの池?」 社長さん:「そうそう、なんでわかった?」 ボク:「で、そのバスどうしたんですか?」 社長さん:「持ってかえって魚拓を取った。」 ボク:「じゃ、死んだわけ?」 社長さん:「そりゃ、死んだよ。もって帰ったんだから。」 ショック! ということで、ボクは結局その64cmのバスを釣ることはできなかったわけだが、 最終的にそのバスがどうなったか、運命だけは知ることができた。 それだけでもよかった。 そうそう、こんどその社長に頼んでその魚拓を見せてもらおう。 そんでスキャナーで取ってPDFで原寸大でダウンロードできるようにしよう。 香川のロクマル!ダウンロード。いまどき魚拓ってのも逆に渋いかもしれない。 ということで、この話をして改めて思うことは、 やはり香川の野池にもロクマルは間違いなくいるってことだ。 決してバカにはできない。そう考えるとモチベーションも上がってきた。 こんどは香川のロクマル目指して頑張ろう。 ということで話がだいぶ長くなりましたが、 まあ、さぬきうどんバスツアーでロクマルがいた池で釣りをするってのも いいでしょ。ロクマルがいたってことは、他にも50オーバーがいても 全然不思議でない。 ということで、いきなりうどん屋の画像ですが、 ロクマルの池のあとは、いきなりうどん屋へと向かった。 ここは坂出市内にある「彦江製麺所」。 写真撮影は禁止だったのですが、知らないので撮ってしまい、 あとでこのおばちゃんに怒られました。 でもこのおばちゃんのうどんを洗う手さばきは、タダモノではない。 もう、なんつーか、うどんを洗うサイボーグのような動きをします。 皆さんも一度行ってみてください。 うどんのうまさは、もちろん讃岐うどんの中でもトップレベルです。 昼時は↓のように行列ができます。 で、このあと、ちょっと遠出して途中の池でいきなりO氏が45cmゲット! いやー真昼間からこんなの出すとは恐るべしO氏! そのあとは池の公園の駐車場で昼寝&タイイング 本当はこのあと、この池でカヌーを浮かべるはずだったが、 いつの間にかボート禁止になっていて断念。 仕方がなく夕方から別の池に移動して、40UP爆釣。 ちなみに真っ暗に見えますが、これは夕方の写真です。 同じ写真でもフラッシュをたかないと、ほら↓この通り。 ちなみに、この池は久々の発見だった。 以前来たときはオタマジャクシがたくさんいて、 ダメな池だったのだが、3年くらい経って見事に復活していたのだ。 あまりに良い池だったので湖畔でキャンプし、朝一でもやることにした。 したがって夕食はこんな暗がりでボンカレーを食った。 ボンカレーと味噌汁、なんとも惨めな食卓だ。 本当はコンビニが車で2分くらいのところにあるから、 そこで買って食べりゃ済むことなんだが、 今回はO氏がキャンプ希望で、いろいろ持ってきてくれたので、 一応、ちゃんとキャンプしたというわけ。 しかし真っ暗闇で食べるボンカレーは意外にもうまかった。 ちなみに、ボンカレー食ったあとも、 またベイトキャステイングに持ち替えて、爆釣。 シャカシャカシャカシャカ・・・ゴボ! ちなみにO氏はテントで寝ていた。 ゴボ!という音がすると、テントの中から、 O氏:「出ましたか。」と声がする。 ボク:「出た出た、お〜引く、この池サイコー!そこそこデカイ、写真とってくれ。」 まるでどっちが案内人だかわからない状態だった。 ちなみにO氏はフライタックルしか持ってきていなかった。 やはり夜はベイトキャスティング+ノイジー系が必須だよ。 それにしても、このデカダンスというプラグ、すごい動きする。 こういうプラグ好きだな〜。 どちらかというと、ガンディーニよりもこっちの方がボクは好きだね。 なんでかっつーと、デザインがクラシカルでボク好み。 まあ、八代氏に言わせると、どっちもお下劣らしいが(笑)。 明朝のO氏の釣果は↓30〜35cmくらいを4本くらい釣っていたと思う。 O氏はフェンウィックのイエローグラス7番ロッドに、 4番〜6番フックのバスバグをメインで使っていた。 このサイズはバスバギング的には、かなりお堅い健全サイズだと思う。 プラグでいうと1/4oz.〜3/8oz.といったところかな。 このあと、さらにすぐ近くの別の池に移動したが、 ここは意外にもよくなかった。 今回は場所によってはスポーン中のところがあり、 比較的大きなバスがよく見えた。 ただ、そういうバスはなかなか口を使ってくれない。 雰囲気はいいのだが、あまり釣れなかったこの池。 結局、このあとは移動を繰り返し、最後は↓この池でやることになった。 この池は期待できそうだった。 なぜならこの池は、偶然会った今治の特派員の友人が教えてくれた池であり、 実際に行ってみると良型のバスが堰堤付近でヒョロヒョロ泳いでいたからだ。 早速、釣り開始。 パコン、パコン、パコン、停止・・・・・・・・・・・・・ズボ! 長めポーズで出たバス。35cmくらい。 確かに魚影は濃そうだが、出が渋い。スレているような感じだった。 一方のO氏も同じようなサイズを数本釣っていた様子。 結局ここでの釣果は、2人で5〜6匹程度。 最終的にはあまりパッとしないまま終了となった。 最後はヤケになり、無意味なピースサインを送る案内人。 さらにカメラに向かってキャスティングのパフォーマンス。 さらに、最後は透明な50オーバーを両手に持って釣り終了。 O氏もかなり疲れた様子。本当にお疲れさん。 帰りはなぜかチャンポンを食って、 高松駅まで送ったのでした。 Oさん本当にお疲れ様でした。 燻製とか、水出しコーヒーとか、いろいろ持ってきていただいて、 本当にありがとうございました。 水出しコーヒーはボクもこれからやってみたいと思います。 またいつか一緒に釣りしましょう。 おわり リストへ戻る |