釣行記   リストへ戻る

トンビが群れる池の巻   釣行日:2009/5/30 天候:曇
AM5:00-AM9:30

今回は、久々に土曜の早朝から、野池へと向かった。



今回釣行する野池は小規模の野ダムである。

ごくごく一般的なため池ではあるが、

じつはここ、昨年は絶好調だった。

とにかく釣れるとデカイ。

アベレージが45くらいなのだ。

しかし釣れないときはゼロ。

つまり、3回釣行して2回はボウズなのだ。

最近、こういうギャンブル性の高い池が増えている。

たぶんバス自体の個体数は減少しているのだろう。

それゆえに生き残った固体だけが、

フィッシングプレッシャーから開放されて、サイズアップしている。

たぶんそういうことなんだろうと思っている。

まあ、ボクにとっては数よりもいいサイズが1本出てくれた方が、

嬉しいのだが、人を案内するとなると、

いろんな制約があって、ベストなタイミングというのは難しい。

まあ、今年ある程度、野池の開拓、状態の把握できたら、

また「さぬきうどんBASSツアー」を再開しようと思っている。

でもどうせなら、今度は釣果ばかりでなく、

「さぬきうどんBASS BUGGINGセミナー」という

バスバギングに特化した内容にしてもいいかもしれない。

バスバグ巻いて、キャスティングの練習して、いざ野池へ。

一通り、バスバギングの基本をマスターすれば、釣果も絶対上がると思う。

基本的に、キャスティングできないと野池は無理だ。

だって、こんなとこ↓釣るわけだからね。



ちゃんとした、ウィードガード付きのバスバグが巻けて、

さらに狙うスポットの選択、キャスティングのアキュラシー、

リアクションバイトのスイッチの入れさせ方、等々

結構いろんな要素が釣果に影響するってもんです。

せっかくココまで来て、ただ釣れませんでしたねでは、

あまりにももったいない。

どうせならバスバギングの基本をマスターしてもらって、

その上で良いサイズのバスが釣れれば、もっと充実すると思うわけです。



ということでいきなり今日釣ったバスの写真ですが、

まさに今日は1/3の確立の当たり日だった。

田植え前なので水位は満水に近く、岸際の水没した植物が、

絶好のポイントを作り出している。

岸際にWEST'S POPPERをキャストして、

例によってパコン、パコンとアクションを付けると、

ゴボ!間髪入れずに食ってきた。



サイズは45cm

やっぱココ、今年も釣れるわ。

小規模な野池だと、昨年良くても1年経つとガラリと状況が変わっていたり

もするが、まあ、ウィードがある場所は水質も良いし、安定している。



こういう場所は普通のウィードガードではかなり厳しい。

本来ならば、ワイヤーガードもしくはダブルのハードナイロンガードが好ましいのだが、

用意してこなかったので、多少引っかかりながらもポロポロと

リリーパッドの上を転げるような感じでリトリーブする。

突然水面が割れて

ドバ!



これはすさまじい引きだった。

リリーパッドごと水中に引きずり困れて、

そりゃもう、必死に耐えた。

こういう水質の良いところに居るバスつーのは、

肌がピチピチというかウロコがピチピチというか、

とにかく、コンディションがすこぶる良い。

メジャーを当てると50近かったのでちゃんと計るために岸まで移動した。



残念ながら50どころか口開けて49cmクチ閉じで47cmだった。

まあ、それでも上出来だ。

こんなのがフライで釣れるというのは、楽しさに関していえば、

これ以上のものはないだろう。

もちろん65cmなんてのがグラスのフライロッドにかかると

どうなるかも分かったけど、やっぱ楽しい。



岸から釣りしていた兄ちゃんに写真とってもらった。



なかなかいいバスの顔だ。

しかし今年に入って40後半のバスは結構釣っているが、

50オーバーがまだ1匹も釣れていないのが気になる。

来月は琵琶湖に行く予定だから、なんとかそこで釣りたいものだ。

それにしても2匹とも良いサイズだった。


2匹釣った時点で、もう既に手がこんな状態に。

ちなみに今回はWEST'S POPPERの新しい塗装のテストも兼ねている。

↓の黄色いポッパーは黒のフォームに塗装している。


そして、↓の黒いWEST'S POPPERは黄色いフォームにクロの塗装を施している。



今までは塩化ビニール樹脂の塗料を使用していたが、

耐久性が良くないので、今回さらに高級な塗料を入手し、どれくらいの

耐久性があるかをテストしている。

ちなみに今回の釣行では二つのポッパーのみ使用したが、

まだ全く塗装のはがれが見られない。

多少高い塗料でもこっちのほうが経済的かもしれない。



デカバスしか釣れない池といいながらも、こういうのも↑たまーに掛かります。



なぜかピントがロッドに合ってしまっているが、4匹目のバスは40cmくらい。

これは移動中のコンクリートの際でバコ!っと出た。

魚影は薄いが、バスの活性はかなり高い。

居れば、躊躇なくヒットする。そんな感じだった。

そしてこのあと池の際奥の超シャローに入った。



このエリアは最高だった。

もう鯉ののっこみも終わっていて、

ココだけでこれまでと同じような50近いバスを2匹もバラした。

物凄い捕食音でフッキングしたが2回ともジャンプ一発で外されてしまった。

残念!

もう帰ろう。

帰りの移動中、ゴボン!という音がして、

振り向くと、



オーバーハングの岸際の奥で、明らかにバスと思われる捕食音がした。

とりあえず慎重にキャストする。

バットをしっかり曲げて、

得意の低弾道ループでしっかりとバグを奥まで送り込んでやる。

こういう場所ではバットが入るロッドでないと、こういうループはできない。

そして、これが最奥に決まった!


少し余裕をもってポーズをとり、

一発目

パコン!

・・・・・・・・絶対見てるぞ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ゴボ!

食ったー!



このバス、なんかパプアニューギニアみたいな雰囲気を出してた。

サイズは47cmである。

引きも強烈。

それにしても楽しい。

本当にバスバギングはたのしい。



見上げると、なぜかトンビが群れを成して飛んでいた。

そうだ、この池の名前は、

「トンビが群れる池」にしよう。



終わり


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