釣行記   リストへ戻る

田舎のオジサン再び琵琶湖への巻 釣行日:2009/6/27-28 天候:晴れ

昨年ロクゴーをフライで釣って、気を良くしたボクと八代氏は、

今年こそ、バスボートという最先端の船で、トップやってみるべェ〜と。

かなりの強行スケジュール計画を実行することになった。

その強行計画とは、八代氏によればこうだ。

八代氏:
「いいか、まず金曜日に仕事が終わったら大津で落ち合おう。
で、そのまま西ノ湖で朝6時ごろまでやれば、きっとデカイのが出るぞ。
藤井の船(バスボート)は朝7時からだから、6時に上がって7時にマリーナへ行こう。
それからはバスボートで17時まで藤井がいいポイントを案内してくれる。
17時にバスボートを降りたら、また南湖のデカバスエリアで夜釣りでもやろう。
時間があれば、明け方に湖北に寄ってもいい。

大田氏:
「わかった。しかしいつ寝るんだ?バスボートの上で眠くて死なないか?」

八代氏:
「大丈夫だ、いつでも仮眠はできる。それより眠眠打破(ドリンク剤)は買ったか?
アレを4、5本買っとくといいぞ。
オレは昨日、会社の研修で、ずっと寝て睡眠は十分とっている。
車の運転も大丈夫だ。

ということで、無茶を承知で、
金曜日の夜11時ごろボクはJR大津駅に到着。
そのまま、八代氏の車に同乗し、西ノ湖へと向かったのであった。

西ノ湖に到着。

西ノ湖は想像通り、真っ暗だった。

もちろんボクにとって西ノ湖は初めての釣り場だから、
本来、想像できるわけもなく、
なんとなくアシがたくさんあると聞いてそんなイメージを持っていたのだ。

午前2時ごろから、薄気味悪いアシをかき分けカヌーで出船。

いつものように、八代氏はベイトキャスティング、そしてボクはフライキャスティング。

真っ暗なアシ際を感覚だけでキャストしていく。

しかし、意外にも出ない。

考えてもみれば西ノ湖は、超メジャーレイクだ。

そう簡単に釣れるはずもないのである。

しばらくやって、東の空が明るくなりかけた頃、

八代氏のウンデットがアシ際ギリギリに決まって

ドバ!

ようやく40cmくらいのバスがヒットした。


ちなみにヒットプラグはザラUボディのウンデッド。

これは八代氏の超お気に入りプラグだ。

ボクが知る限り、もうこのプラグでサイズいいバスを相当数釣っている。

だからこのプラグはもう傷だらけで、

雷魚に穴を空けられてパテで埋めている部分もあるとか。

とにかく彼のお気に入りプラグであることは間違いなく、

それゆえに動かし方も心得ているのだろう。

首を振りながらのチャッ、チャッ、チャッ、っというアクションはさすがである。

結果的に西ノ湖での八代氏の釣果はこの1匹のみ。

そんで、もうかなり明るくなって、引き返す途中で

ボクにも40cmクラスがドバ!っと出た。



West'sPopperで西ノ湖バス初ゲット!ボクにとっては記念すべき一匹だ。

しかも後ろの朝焼けに染まるアシ原はいかにも西ノ湖という感じで美しい。

ココまで来た甲斐があったというものだ。



ということで八代氏とボクは西ノ湖を切り上げ、

眠眠打破2本目を飲み、そのままマリーナへと向かったのだった。



午前7時過ぎ、無事バスボートに乗船

中央がガイドの藤井氏、そして右のふてぶてしい態度が八代氏である。

八代氏:

「今日はナナマルを釣らせろ。」

藤井氏:
「はははは・・苦笑」

水路から本湖へバスボートが進み、ここを抜けたところでフルスロットル!


田舎のオジサンが初めてバスボに乗る動画↓


バスボートに乗った僕の感想を正直に言うと、

アレは、コワイです。

150馬力、80km

たまにうねりが来ると振り落とされそうになる。

しかも他にも同じようなバスボがいたるところでザバザバ走っている。

「こんな危険な乗り物、廃止せよ!」

普段フローターで足ヒレだけが動力源の田舎のオジサンにとって、

バスボートはかなりのカルチャーショックだったのだ。



バスボでの釣果は、藤井氏の適切な判断により、

開始早々からグッドサイズが連続ヒット!



その後は天気がドピーカンになり、しばらく出なかったが、
終了間際にまたパタパタといいサイズがヒットしたのだった。

ちなみに八代氏の釣れた写真はボクは撮らんかった。

ガイドの藤井氏が撮っているのでそちらに掲載されている。

琵琶湖今昔物語

ということで、結局ナナマルは出なかった。

世の中そんなに甘くはない!

しかし八代氏:
「ナナマル釣れなかったから、ガイド料負けてくれよ。」

ということで五千円負けてもらったのである(笑)

それにしてもナナマル釣らせろ!などと言いながらも、

我々が使っている道具は誰が見ても

本気でナナマルを狙っているタックルには見えない(笑)。

しかしそこまで拘っているからこそ、

達成したときの嬉しさは計り知れないものがある。

バスボートを降りた後はもう二人ともフラフラで、

とりあえず温泉に向かったのだが、

あまりの眠さに二人とも温泉の駐車場で寝てしまった。

そしてボクは記憶はないのだが、八代氏いわく、

午前0時ごろに起きたら、温泉がもう閉まっていて、

仕方がないから近くのローソンの駐車場に移動した。

あまりにもボクが気持ちよさそうに寝ていたので、

起こさずに自分もローソンの駐車場で寝ることにしたとのことだった。

結果、二人が起きたのは、なんと翌朝の8時(笑)だったのである。

夜やるどころか、もう既に日が昇ってしまった。これは厳しい。

しかたがないので、


西ノ湖の様子をみたり、

あの道楽の山根さんのお宅を訪問したりして時間をつぶした。



山根氏の自宅は1階が店舗にもなっていて、

せっかくだからと記念にエビスTシャツを買った。



こいうして今回は早々に帰路についたのだった。

今回はちょっと物足りなかったが、バスボートを体験できたのは面白かった。

バスボートというと、メンター系の人が乗るボートというイメージがあるが、

彼らに「ナナマル釣らせろ!」などと、無理難題言って、

広い湖を一日中、あちこち案内させながら、

自分はバカでかいトッププラグしか投げない。

これはある意味、最高に贅沢な釣りかもしれない。

バスボート&トップオンリー。

たまにはこういう釣りもいいものだ。

おわり。


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