釣行記   リストへ戻る

今年最後?の琵琶湖釣行の巻 釣行日:2009/10/3 天候:雨のち晴れ

高速道路1,000円効果で県外から香川県の讃岐うどん食べに来る人が
急増しているように、じつは最近、四国から琵琶湖に釣行する人も増えているとか。

今回は、ボクがよく行く地元の釣具屋の知人Sさんと、
急遽、琵琶湖に釣行してきましたので、その模様を報告します。


↑前の晩に巻いた今回メインで使用するポッパー。

じつはコレが、ボクのオリジナルのポッパーです。

今から15年くらい前、西山さんのTNポッパーを真似て作ってたのが始まりです。

当時、近所のホームセンターに発泡バルサを買いにいったら、それが売ってなくて、

たまたまそこにあった発泡ポリエチレンのバックアップ材を切り売りで買ってきて、

それでヘッドを作ったのがこのポッパーなんです。

じつはWEST'S POPPERもこれが元になっていて、

結局ボクが作るポッパーは全部デザイン的には一緒なんです(笑)。

違うのは、WEST'S POPPERはポリエチレンフォームではなく、少し重くなりますが、

EVAの混ざった市販のポッパーフォームを使用していて、

遊び心でコマーシャルポッパーを意識し、

塗装もちゃんと耐久性を持たせて既製品っぽく仕上げてます。

これに対し元祖MASAHIROポッパーは、完全釣果優先で、

ここぞ!と言うときに必ず持ってくポッパーです。

数ある実践フライの例にもれず、マジックで簡単に塗装し、

ソフテックスに似ているがじつはソフテックスではない

透明度の高いシリコンコーティング剤に

一回漬けて、完成します。

この発泡ポリエチレンは、ボクが知る限り、

最も浮力が高いフォームだと思います。

これにマジックで塗装しただけのポッパーの動きは、

想像を絶するキビキビアクションです。


↑今回持参したバスバグ、ポッピングバグ

それと今回はソルト用のフライが琵琶湖のバスにどう効くのか、それを

試してみたくなり、幾つかキラキラしたヒカリモノポッパーも持参しました。



これらは主にシーラやシーバス用のフライパターンで、

マテリアルもフラッシャブー、マイラーチューブなど、

派手なシンセティックマテリアルが使用されています。


今回使用するタックルは以下の通りです。

ロッド リール ライン・リーダー フライ
FENWICK
FF858シリアルP〜
フルーガー
メダリスト1495 1/2
リーウルフTTBA8F
マキシマ0X7.5ft.
ポリエチレンポッパー#2
WEST'S POPPER#1/0
SAGE
GraphiteVRPLX889
SAGE
508
S.A.Ultra3
Bass/Salt WF8F
マキシマ0X7.5ft.
ソルト用ポッパー
エンリコストリーマー
クリースパターン





ヒカリモノポッパーは、やはり反応は上々でした。

出る典型的なパターンは以下のような感じです。

キャストして、着水と同時に間髪いれずに、ピン!ピンピン!・・ドバ!

バスが居れば直ぐに反応するという感じでした。

West's Popperに比べて躊躇がない。ほんとにそう思いました(笑)。

もちろん、キャストはバスが居ると思われるポイントにキャストします。

たぶん、このフライをポッピングタイプでなく、水面でスケーティングする

スライダー形状にして、デカイ目玉を下側(ウンデッド仕様)

にするともっと反応は良くなると思います。


ただ、ボクは基本的に釣果よりも、伝統と趣を重んじるアホなタイプですから、

釣れるからといって、なんでも直ぐにそれをやるわけにはいきません。

そもそもソルトパターンをそのままバスに使うのは、

湯呑み茶碗でコーヒーを飲むような行為です。

そういうのは、ボクは生まれつき耐えられません!


例えばボクは晩秋になるとフライでシーバス釣りもやりますが、

基本的にそれらは一切このHPには載せないことにしています。

なぜならこのHPにシーバスを載せるのは、気持ちが悪いからです。

こんな緑色の沼っぽい画面にシーバスの顔は似合いません!(笑)

やはりバスはバスの雰囲気の中で楽しみたい。そう思います。

だから、ヒカリモノでもこれ↓なら許せます。

WEST'S POPPERのNPカラー(笑)。

ソリザラにNPカラーがあるんだから、これもありでしょ。

あくまでバス専用のヒカリモノというコンセプト。これならOK。

ちなみに上のエンリコフライも、ギルカラーがあるからそれならOK。

シーバスフライをそのまま使わない。これがポリシー。


ちなみに↑は今回の最大魚51cm。

ヘアバグの波紋アクションにバコ!っと出ました。

琵琶湖には過去5回釣行してますが、ほぼ毎回50オーバーが釣れます。

それぐらい琵琶湖はデカバスが釣れます。香川の野池よりも10cm大きい。

でもポイントは選定しないとやはり釣れないと思います。

それにはお金を払ってプロにガイドを頼むか、

琵琶湖に毎回通ってる地元の猛者と親しくなっておくのも一つの方法かもしれない。

とにかくデカバスが居るところで、デカバスを出すためのトリッキーなアクションすると、

やはり50オーバーが効率よく釣れる。


朝は雨が止んだ後、結構いいサイズが出た。

その後しばらくはWEST'S POPPERに換えて小バスがポツポツ。

↑雨が上がって、日も射し始めたころにWEST'S POPPERで釣れたバス。



ちなみに、毎回そうなのですが、明るくなって日が射してからの方が釣れます。

なぜかは分かりませんが、目で見て食ってくる、そんな感じで、

なおさらヒカリモノの方が有効な気がしました。

とにかくアクションは、典型的なスレバス対応アクションである

ロングポーズがキモでした。

忘れたころにドバ!っときます。


その後、日中は、全く釣れず、昼過ぎには上がり、

来来亭でラーメンを食べて、温泉に入り、車中で睡眠。


本当は50オーバーも釣れたし、これでもう帰るつもりだったのですが、

睡眠を十分とりすぎ、元気になってしまいました。

そうなるとまたデカイのが出そうな気がしてきて、

夕方4時ごろからまたやってしまいました。


ちなみに今回一緒に釣行したS氏はあまり釣り欲というものがなく、

朝も雨が降ってたので、一人車で寝てました。


それに比べ、釣り意地の張っているオイラは、

四六時中、デカイのが釣れるような気がしてます。


せっかくここまで来たのだから、やりましょう!

ということで、最後はS氏と一緒に出船。


ポリエチレンポッパーをキャストし、いつものように

明確なポッピングを3回

パコンパコンパコン・・・・・・・・・・・・ロングポーズ


ドバ!



今回の本命フライである超軽量ポリエチレンポッパーに出た46cm。

出方的にはこれが一番凄かった。満足満足。

写真はないが、S氏もスイッシャーでいいサイズを1本ゲット!

ということで、今回の琵琶湖釣行、楽しい釣りができたのでよかった。

コレも釣れるエリアを教えてくれたやっさんのおかげだ。

もう今年の琵琶湖はこれが最後かもしれない。

来年はまたちゃんと藤井氏のガイドも頼もう!

そう思って、琵琶湖を後にするのでした。


終わり。


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