釣行記 リストへ戻る
今年の初バスは4月6日にゲット。 ようやく今年も初バスが釣れる季節となりました! まあ、考えてもみれば、今年に入って釣りの事で出掛けたのは、 2月に大阪のフィッシングショーに行ったくらい。 そこで道楽ブースで山根さんとツーショットの写真を撮ってもらって、 それから4月に入るまで、自慢じゃないですが全くどこにも出掛けてません(笑)。 じつは僕の仕事は会計事務と申しましたが、正確に言えば税理士事務所です。 この税理士事務所というのは12月から5月までは、すさまじく忙しいのですよ。 年末調整、確定申告、12月決算法人2月申告、そして3月15日に確定申告が 終わるやいなや怒涛の3月決算法人5月申告という具合です。 1ヶ月の間に他人の会社の決算を3件も4件もやることって普通じゃあり得ないでしょう。 確定申告だって、簡単なものならいいですが、税理士事務所がやる確定申告は、 アパート建てちゃったり、土地や建物の売買に伴う譲渡とか、 あるいは、伝票ぐじゃぐじゃなスナックのママさんの確定申告みたいなものばかり。 そんなのを1ヶ月の間に30〜40件やるのですよ。 これは正直いいまして死ぬほど辛い。 ということで じつは今、死んでる時期です。 しかし確定申告も終わって、ようやく春が来て、 ふらっと、釣りに行けるのは、保釈された無罪の罪人のような気分です。 そんな中での今回の釣行です。 4月6日に仮釈放された無罪の釣り人は、 真っ先に、昼過ぎからとある池へと向かったのでした。 今回の大きな目的は獄中で巻いていたNally'sFrogを試すため。 じつは獄中においても、この作業は非常に楽しいものでした。 なぜならば、新しい発見があったから。 発泡ウレタンヘッドの軽さ。じつはコルクより軽い! ここまでくるのには、ちょっとばかり工夫も必要でした。 樹脂にフォームを混ぜたり、いろいろ実験した結果もっとも軽くなる方法。 その結論は案外簡単で、より発泡倍率の高い樹脂を使い、 さらにシリコン型の温度をオーブンなどで暖めて注入成型すること。 そうすると発泡倍率が高くなり樹脂の密度が下がってコルク比重なみに軽くなる。 そうやって作ったのが↓のニセモノフラポッパー 本当はフックにヘッドを取り付けた状態で一体型を作った方が楽なんでしょうが、 そうすると非常に安っぽくなるんです。 一体型ならボディにフックプレートをはさむ構造自体必要なく、 必要ないのに、そういう構造の見栄えになってるのが許せません。 ということで、あえてコルクヘッドとフックプレートは別々のパーツとして作成し、 オリジナルと同様に組み立てているのです。 あくまでコルクヘッドの代わりに発泡ヘッドを使っている。 そういうところがミソなわけです。 なお、塗装はセルロース系のラッカーで塗りました。 想定外だったのは、フラスカートがもはや入手困難なこと。 こればかりはどうしょうもないです。 できればシリコンではなく、ラテックスで自作するのがいいかも。 こちらは発泡ヘッドのMcNally'sFrog とりあえず試作品でテストをして仕様が決まったらたくさん作ってみようかと...。 じつはこのフロッグは以前からかなり情報収集してました。 フックは当時使われていたビンテージフックのSハンプフックをそのまま使用。 本物の詳細写真は以前に見たことがあったのですが、 なぜか本物はボトムがグレー(灰色)でした。 なぜグレーなのか、よくわかりませんが、もしかしたら下地のグレーで グリーンのみ塗装していたのかもしれません。 そのあたりは、ご本人様に聞いてみないとわからないのですが、 ご本人様は残念ながら、もう亡くなられているので聞くにも聞けません。 今残っているのは↓の写真のみ。 オリジナルはやはり本人しか作れませんので、 あくまで僕はNally'sFrogパターンとして作ってみるつもりです。 ちなみにこちらは、さらに軽量 左が発泡、右がそのマスターとなったコルク。 なんとマスターとなったコルクよりも0.4gも軽い。 0.4gなんてたいしたことないと思ってるあなた、それは間違ってもんですよ。 ”ポッパーは軽さが命” これは絶対です。 0.4gの差は手にとって振ってみればすぐにわかります。 0.1gでも実はわかるんです。水面での動きもぜんぜん違います。 それは浮力で動くキビキビ感といいますか、とにかくかなり差が出ます。 姿勢はこんな感じ。45度のレイダウンがキモ。 この手のヘッドにしてはかなり軽いので、 例のごとく、パコン、パコン、パコン!といい動きします。 そして、こちらはいつものWest'sPopper 去年は、一部シリコン系の塗料を使ってみたのですが、 やはり若干重くなるようで、今年は以前の塩化ビニール塗料に戻しました。 ちなみに、こちらの軽さは、ほとんどの市販ポッパーは敵わないと思います。 #2/0の完成品で、1gを切ります。ラバーレッグがなければ、0.7g以下。激軽です。 それにしてもフライポッパーに関して言えば、 実用以上に塗装が厚いのはやはり駄目な気がします。 70年代の昔のポッパーなどを見ても決してガチガチ、テカテカな 美しさ優先の塗装ではないんですよね。 ここで本邦初公開。実はWest'sPopperにはパッケージがあります。 左が、ブリスターパックの表面、右が裏面 売ってもいないのになぜかパッケージができてます(笑) でも昔のチープな雰囲気でてるでしょ、これ。 こういうイメージ作りも楽しみの一部なんですよね。 ということで、前置きが、すさまじく長くなってしまいましたが、 釣りの方は、どうだったのかというと、 昼過ぎから釣りを始めて、すぐに40cmくらいのをバラし、 その後は全く釣れず、撃沈。 しかし、その日の夜に、もう一度出掛けて別の池で初バスゲット。 なんとか初バスをNally'sフロッグで釣ることができました! ちなみにこれ、全部McNally'sフロッグで岸から釣りました。 このフロッグ、フッキングがとてもよく、 最大サイズ43cmで40cm前後を全部で4匹釣ることができました。 一時保釈の身にしては、まずまずの釣果。 今年も完全にシーズンに入ったようです。というか入っていたようです(笑) 今年も皆様、フライロッドで楽しいバス釣りを楽しみましょう。 リストへ戻る |