釣行記 リストへ戻る
現在、「さぬきうどんBASSツアー」は休業中なんですが、 以前からよくツアーに来られてた何人かの友人は、 今でも、毎年香川に来てます。 今回のSさんも08年に「さぬきうどんBASSツアー」に初めて来て、 今回が3回目の香川での釣りとなります。 この方がSさんです↓ この方はハッキリ言って相当なバス釣り狂です。 まあ、基本的に香川県までわざわざバス釣りに来ること自体、 フツーでは無いと思うのですが、 この方は、さらに輪をかけてフツーではありません。 どういうところがフツーでは無いかといいますと、 全く寝ないところです。 通常、人間というのは、12時間以上脳が働くと、 次第に脳から眠るための信号が発せられ、体に眠気を与え、 自然と眠れるように自己制御が働くようにできています。 しかし、この方の場合は、その制御装置がおかしいらしく、 釣りをしている間は全く眠くはないそうです。 したがって、香川にいる丸2日間、全く寝ませんでした。 おかげで最後、車の運転を代わってもらったほどです。(すいませんでした) ↑睡眠の必要が無い釣り人、S氏の持参したプラグたちです。 基本的にトップですが、実はそうなったのはここ1年ほどのことだとか。 そういえば、確か前回、ジャバロンだか、ジャロバンだかの ソフトベイトを持ってきて、コレ釣れますよっと言ってましたっけ。 それでも最終的に彼は52cmをドリラーで釣ってますから、 トップの腕は一流なのです。 ↑オールドマスキージッターバグ(ウッド) 見せてもらいましたが、コレ動きいいです。 パッタン、パッタン、パッタン、パッタン・・・・・ なんか水っぽいというか、プラモノより、なまめかしい動きが最高です。 ということで、タックルの説明はこれくらいにして 早速、釣りに向かいましょう! 最初に向かったのは県内のダム湖です。 未明からフローターで入りました。 しばらくして、「うわー!」って悲鳴が聞こえてきて、 なにかと思ったら、コレが釣れてました↓ 初のラッキー13で釣ったバス(40UP)だそうです。 関東の釣り人でラッキー13で40UP釣ったことのある人って、 あまりいないんじゃないでしょうか? いや、じつはボクも昔、UMCOのボックスに1本入ってましたが、 子供の頃は使ったことさえなかったですよ。 それくらい釣れなさそなルアーでした。 でも使わなきゃ、釣れませんってことなんですね。 実際に「ダーターで出るとデカイ」というのは本当の話で、 名古屋に住むボクの釣友Y氏は昨年琵琶湖で59cmを筆頭に、 ラッキー13だけで50オーバー何本も上げてますから。 ボクの中ではよく釣れるルアーということになりました。 ポーズを十分とって、グボォン・・・グボォンと、 ”大きなもだえ” をやっていると、突然下から、 ゴボォオ! と、なればいいんですけど、 実際のところは、滅多にそうはなりませんよ(笑)。 ↑ボクはいつものようにWest'sポッパーでそこそこサイズをゲット。 ここのダム湖、4月中は絶好調だったんですが、 今回はかなり渋かったです。 昼は、高松西インター近くに最近できたうどん屋さんへ向かいました。 ここのうどん屋さんは、宮武うどんといいまして、超有名店です。 もともと金毘羅さん近くにあったのですが、 店主の引退にともなって、最近ここに移転してきたのです。 ボクは家から近いのでいつも食べてますが、 香川に来られた方はぜひ食べてみてください。 手打 宮武うどん 住所:香川県高松市円座町340番地 電話:087-886-0939 定休日:水曜日 営業時間:10:00〜15:00売り切れ終了あり ということで、うどんを食って、また午後からは野池めぐりです。 今回、S氏はフライタックルも準備していました。 ただし、あくまで補助といった感じで、メインのタックルではありません。 べつにメインになる必要も無いのですが、ただ僕の知る限り、 ベイトキャスティングメインの人で、フライキャスティングがうまい人って ほとんどいなかったような気がします。 やはりどっちつかずというか、ある程度割り切って、 本腰入れて練習しないと、フライキャスティングは上達しませんね。 ↑ちなみに今回S氏が持ってきていたフライ ヤフオクで売ってたそうですが、左のポッパーはWest'sポッパーにそっくりです。 僕はあんなハックルの巻き方はしませんが、それでも結構釣れてました。(笑) しかしこの池、釣れるのはギルとマメバスばかり ↑これが一番大きかったかな。 数は釣れますが、型は35cmくらいが最大サイズなんです。 それでも釣れないより釣れた方がマシでしょ。 ポコン、ポコン、ポコン・・・ゴボ! 自分の釣れているところの写真↑ こうやって自分が釣っているところの写真を見ると、 バカみたいに調子に乗っているのがわかりますね(笑)。 釣り人って、釣れたときにその人の性格が出るのですよ。 「よしきた!よっしゃー!」などと奇声をあげる人、 釣れた瞬間、無言でのけぞり、大げさな動きになる人、 「きたよ50オーバー!デカイ!」などと釣れる度に言ってしまう人、 じつはコレ、全部ボクに該当します(笑)。 ということでここでの釣果は子バスの数釣りに終始してしまい、 その後は夜中まで周辺の小さな野池をウロウロして、 また未明からダム湖に出撃したのでした。 2日目のダム湖での写真。 そしてさらに、最終日の野池で出た50オーバー このバスは無茶苦茶いいバスでした。 マグトーにドバッ!っときたそうです。 こういう場面で最後の最後にへドンのマグナムスプークで 50オーバーを釣ってしまうところは、 「スゴイですね。」と言わざるを得ませんでした。 ということで今回もすばらしい釣果だったSaitoさん、 帰りはそのまま車で帰宅と思いきや、 じつは高速のインターで爆睡していたとのこと。 やはり彼は人間でした。 人間寝ないと死んじゃいますよ。 ブラックバスも、じつは深夜は寝ています。 だから明るいうちに釣りしましょう。 ---------------------6月某日--------------------- たまにはスコットのグラスが使いたくなり、 近場の野池に夕方から出かけてみました。 明るいうちに釣れたのはこの一匹だけ。 あとは日が落ちてから ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、・・・・ ドバ! ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、ポコ、・・・・ ドバ! サイズはいずれも40前半ですが、なかなかいい引きでした。 この池、釣り人も毎日のように入っているようで、 6月ともなると、だいぶスレてきているようでした。 最後のバスは実際にはドバ!ではなく、音もなく吸い込むようなバイトでした。 コンクリート上にカメラを置いてセルフで撮影。 視線が変な方向いてます。 今回久しぶりに使ったスコットのイエローグラスF87B。 やはり最高に楽しいロッドです。 ---------------------6月12日、13日 琵琶湖釣行--------------------- こうやって、電車で釣りに行くのもいいものです。 ただ、時間帯が金曜の晩なので、新幹線はいいとしても 在来線の京都駅あたりは、かなりの混雑ぶりでした。 これから遊びに行く格好をしたオッサンが、 長いロッドケース片手に、大きなザックを背負って、 スーツ姿のサラリーマンで埋め尽くされた満員電車に埋もれている。 ちょっと恥ずかしいのですが、仕方がありません。 今回はベイトロッドは持っていかなかったので、まだマシですが、 ワンピースのベイトロッドFO60を持っていくと、 さらにロッドケースが20cmも伸びますから、もって行かないで正解なのです。 ボクが所有している唯一のベイトキャステイングタックル。 スーパーストライカーFO60+フルーガー2600 目的地の大津駅に到着したのは0時ごろ。 深夜の駅前は閑散としていました。 本当は11時くらいに着くはずだったのですが、 電車のダイヤが乱れて結局この時間になってしまいました。 にもかかわらず、なぜか待ち合わせしているYashiro氏は さらに一時間遅れの1時過ぎに着く予定とのこと。 仕方がないので駅前のベンチで仮眠して、 1時過ぎにYashiroとともに湖南東へと向かったのでした。 明け方の琵琶湖。すでにバスボートが突っ走り始めてました。 未明から始めて、ここまでまったくバイトなし。 なんか、やな予感したんだよな。 Yashiro氏もバイトなし。 ↑今回の琵琶湖でのボクのタックル。 ロッド:ブローニング サイラフレックス322980 リール:フルーガーメダリスト1495 ライン:SCIENTIFIC ANGLERS Ultra3 Bass/Salt WF#8F バスバグ:WEST'S POPPER #1/0、QUEEN BEE#1/0、McNally's Frog#1/0 etc. ということでバイトもないまま、藤井氏のガイドサービスへ、 そのときの模様は藤井氏のブログに書かれています。 http://biwakonewandold.blog61.fc2.com/blog-entry-231.html 結局まともなサイズが釣れることもなく、 2日目の朝を迎えました。 2日目の朝は午後から雨という曇り空でした。 もう疲れきっていて、本当はもっと寝ていたかったのですが、 Yashiro氏:「やろう!弱気になったらいかん!」 この一声で起きて、またボートを下ろすことになりました。 確かにそうなんですよね。弱気になったらダメというのは。 しかしここまでまともなサイズが釣れないと、 ”あきらめ”という言葉が心に生まれてくるんです。 で、「もう帰ろうか?」「そうしようか?」「そうしよう。」 となれば、結果出ず、終わりです。 逆にそこからの頑張りというか、 最後まで諦めずに粘って結果が出ることもあるんですね。 要するに、Yashiro氏が「やるぞ!弱気になったらいかん」と、 とび起こされなかったら、今回、これは釣れてません(笑)。 よく、釣果を必ず出す人とかいますよね。 そういう人みてると、釣れるまで絶対やめなかったりしますよ。 とくに自分が釣り負けていたりすると絶対帰らない。 そういう良い意味で負けず嫌いな人というのは、 釣りますね。 しかし、じつはボク自身はそういうタイプではないのですよ。 琵琶湖に行って毎回こういうサイズが釣れるのも、 じつは周りの人の異常な執念のおかげなのかもしれません。 サイズは48cm。これくらいが釣れたら、よかったってかんじです。 ちなみにこの直前にYashiro氏も49cmをゲット。 なんとか二人ともまともなサイズをゲットできたのでした。 めでたしめでたし。 ちなみにこの後、大雨になり、パンツまでぐしょぐしょに濡れて、 着替えがなくなり、ノーパンで新幹線に乗り、四国まで帰ったのでした。 Yashiro氏もお疲れさま。 これに懲りずにまた琵琶湖行きますよ。 リストへ戻る |