レポート・釣行記   リストへ戻る

埼玉よりT氏来たるの巻 2012年5月19-20日
天候:晴ときどき曇り

埼玉県より来られたTさん。

ボクのポッパーを買ってくれて、何度かメールでやり取りしてるうち、

香川に来ることになりました。

このところ、そういう方が結構多くいらっしゃって、

6、7月まで、ほとんど土日が釣りの予定で埋まってしまいました。

ただ、僕自身はガイドをするつもりはないので、

いつもどおり釣りするだけなのですが、

期待して来られると、結構ハズレに終わったりするんですね(笑)

みなさん香川に来れば爆釣かと思ってくるわけですが、

僕自身、結構釣れなかったりします。

なんせ、相手は生き物ですから。




ということで今回来られたTさん、埼玉県にお住まいの自営業の2代目若旦那。

釣り歴は長く、バス釣りもベテラン。

ただ、フライに関しては渓流はやってないとのことでした。

偏光グラスに青いライフベスト、そして胸にはランヤード

オールドフェンウィックに自作バスバグ、バッチリ決まってました。



Tさんのタックル

ロッド:FF807
リール:フルーガー1495
ライン:マスタリーバスバグテーパー#7
フライ:自作バスバグetc.




この日最初の池に入るTさん。

こんな感じで意気揚々と釣り始めたものの、何故かまったくバイトなし。

なんでか判らん。

じつはこの池、このところ4連続ボウズ食らった池でした。

そんなとこ連れていくなって思われるでしょうが、

4連続ボウズで最近行ってなかったからこそ、

そろそろ来るんではないかと、朝一チョイスしたわけです。

ところが、やはりというか、

そのまんままたボウズでした(笑)

そろそろデカイの来そうな気がしたんだけどな〜。

しかし厳密に言うと、全くボウズだったわけではなく、




小ギル一匹は釣れました(笑)

延々バイトがない時、ギル程度のバイトで過剰に反応してしまい、

思いっきり合わせると、ギルが吹っ飛んできた。

しかしこのギル全く動かない。

フックが脳を貫通して即死状態。

可愛そうなことをしました。

バス釣り川柳 「バスフライ、合わせて吹っ飛ぶ、ギル即死」




まったく釣果のないまま、いつものうどん屋さんで腹ごしらえ。

昼からは別の池へ



ここは最近発見した野池。

見つけたとき、ちょうどスポーニングの時期だったんで

デカバスが岸際をウロウロしてて

「ここは居る!」っと判りやすかった池。



ここでようやくTさんバスをゲット!

よかったすね〜。

サイズは30UPですが、とりあえず、よかったよかった。

ちなみにボク自信はここはノーバイトでした。

途中、小バスの池を見つけて、

スピナーをセットしたスピニングタックルをでバスを釣らせる。



ボク:「面白いですか?」

Tさん:「・・・・・・苦笑」

ボク:「では次ぎ行きましょう」


午後は少し休んで、夕方からダム湖でカヌーを浮かべることに。

今回のメインイベントがこれ。


ここ数年、安定的な釣果が出ているクリアーなダム湖。

行ってみると、他にボートも入っていないようで、益々期待大。

そう思って釣り始めたのですが、これがなかなかバイトがない。

あれ〜、こんなはずではないんだけどねえ〜

結局暗くなるまでやって、終了間際にようやくボクに1本。



Tさんはノーバイト。

この日は上空に寒気が入り時折冷たい風が強く吹く悪条件でした。

このように釣果が思わしくない場合、

昔のさぬきうどんBASSツアーの時だったら、

夜のジタバギングへと、ご案内するのですが、

もう40歳も後半になると、30代のような無理は利かず、体もグッタリ。

しかも今回は珍しく風邪をひいてしまったようで、この頃から体調悪化。

Tさんをホテルまでお送りした後、

家に帰ってすぐに風邪薬を飲んで寝たのでした。


---------1日目終了-------


翌日は朝5時にホテル前でTさんを乗せ、また別の野ダムへと向かいました。

その野ダムは昨年はかなり良い思いをした場所ですが、

年々ダメになり、

ここ最近は1匹出れば御の字という厳しい状態。

しかも行ってみると、既に先客が2人フローターを膨らましている状態。

ダメダメムードが一層アップ!

こういう時って、焦るんですよね。

今までのボクだったら、そそくさと準備して水に入り、

ワレサキに一押しポイントに入るってのが、30代のボクでした(笑)。

しかし40後半になり(笑)、だんだんどうでもよくなり、

そのお2人に一押しポイントの流れ込みに、先に入るよう勧めました。

皆さんには当たり前のことかもしれませんが、

なかなかできない譲り合いの精神!(笑)

でも結局、そのほうが気持ちよく釣りができるし、

何故かそういう時に限って自分に良い結果が出たりするんですよね。

無欲のほうが釣れるというジンクス!

これは本当だと思いますよ。

さらにもう一つボクが信じているジンクス。

「風呂掃除をしてから釣りに行くとデカバスが釣れる!」

これもマジで何度かあった実際の出来事。

朝から釣りにいくつもりだったのに、奥さんから風呂掃除を頼まれて

仕方なしに午前中風呂掃除して昼過ぎから諦めムードで釣りに行ったら、

真昼間から50近いバスがゴボォ!

トイレ掃除するといいことがある、という話はよく聞きますが、

じつはバス釣りにはバス掃除をすると良い!

ということが最近になって分かってきました。

デカバス釣りたけりゃ、風呂掃除をせよ!

一度お試しあれ。


で、話を元に戻すと、


その譲り合い精神で臨んだダム湖の釣果は結局ノーバイトでした。

流れ込みに先に入ったお2人もノーバイト。

まったく釣れない。


Tさん:「これだけ大きな場所でノーバイトだと気落ちしますね。」

ボク:「確かに・・・・・・・・・。」


2日目の早朝の釣りをハズしたのは大きかった。

それでも仕方がないので気を取り直して次へと移動。

次はここ数年行ってない以前はメジャーだったダム湖。

今は人の気配もないが、その代わり魚の気配もない感じ。

早速フローターで入水するものの、

この時点で風邪がさらにひどくなり、

足ヒレ漕ぎながらゾクゾクと熱が上がっているような悪寒。

そして典型的な風邪の症状である体の節々の痛み。

それに耐えながら8番のグラスを振る辛さといったらもう地獄。

かなりヤバイ状態。

しかも釣り始めて延々1時間くらいノーバイト。

ダム湖半周して途中でTさんと合流。


ボク:「どう?釣れた?」

Tさん:「全然だめです。」

ボク:「バイトもなし?」

Tさん:「バイトもないですね。」

ボク:「ダメだなぁここ〜だめだ。」

Tさん:「バス居ないのかもしれませんね。」

ボク:「いや、それはないって、釣ったことあるから。」


まさにそう言っていた矢先、


いきなり置いてあったWPにバスがパショ!っとバイトしたのでした。





ボク:「ほら、居たでしょ。」

発熱で顔が赤い状態でもバスをゲットするとこの笑顔。

それにしてもツライ。

しかし一匹キャッチしたことで俄然やる気が出てきたことも事実。

ここからまたお互い別々に岸際にバグを打ち込んでいくのでした。




そしてこの直後、またボクに49cmがヒット。



このバスはなかなかのコンディションでした。

フローターから降りて、クチ閉じ尾開きでちゃんと測って49ですから。

クチ開けて最長寸で測ったら52ですよ。

ちなみに後でわかったことですが、この時点で39度前後の熱が出ている状態。

顔が真っ赤です。

悪寒と間接の痛みに耐えて8番ロッドを振った甲斐がありました。



ということで、ここでは結局ボクが釣った2匹のみ。

Tさんは最悪のノーフィッシュ。

途中、2回ほど出たのですが、残念ながら痛恨のバラシ。


このあと、さらにもう1箇所野池に寄ったのですが、

ボクはもうダウンして車の中で寝てました。

そしたら地元の知り合いのトッパー(あだ名はホルモン船長さん)が、

ボクの車を見つけてやってきて、F湖で52cmを釣ったとのことでした。

しばらく話して帰られましたが、ボクはもうほとんど覚えてません。

しかも肝心のTさんは最後の池もノーバイト。

生き物は本当によくわかりません。


当初の予定では夕方まで釣りをする予定だったのですが、

ボクの体調があまりにも悪いのでこれにて納竿。

空港までお送りして、家へと戻ったのでした。



ヤバイ!明日仕事休めない。

みなさんも体調管理にはくれぐれもご注意ください。

おわり


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