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発泡倍率が高い硬質ウレタンヘッド。それはバルサやコルクよりも比重が軽く、軽量なポッパーを作るには最適な材料といえる。しかしその反面、コルクよりも脆くちぎれやすい。その質感はわかりやすく言えばスナック菓子のサッポロポテトに近い。密度がスカスカなので爪を立てて力を加えれば、すぐに爪がめり込み、ヘッドを捻ればすぐにパキッと壊れてしまう。それくらい脆い素材なのである。
そんな脆い素材をポッパーヘッドに使用するには、いろいろと工夫が必要だった。例えばヘッドのフックからの脱落防止策としてシャンクを大きくキンクさせ、そこにラトルケースを仕込む。また、フロントエッジの欠けを防ぐため、塗膜の強い2液ウレタンで塗装し、さらにフロントのフェイスにはエポキシを塗って強度を出す。より良いポッパーを作るためにこれまでずっとそんな事をやってきた。
しかし数年ほど前にあることを思いつき、それを試してからはエッジの欠けがほぼ無くなった。そのあることとは、ヘッドのフェイス面にプラ板を入れることだった。こんな簡単なことで、これまで何をしていたんだろうと思うほど、耐久性が向上しヘッドのエッジが欠けることもなくなったのだった。
このプラ板を入れるというアイデアはフラポッパーを分解して思いついた。フラポッパーのヘッドはコルク製であるが、フックのマウントは別素材の固いプラスチックが使われている。これは"必要な部分だけ強度のある素材を使えばよい"ということであり、軽さと強度を両立させるポッパーづくりのヒントでもあった。つまり、発泡素材を使ったポッパーの弱点はフロントフェイスの脆さであり、そこだけ強度を上げればよいということ。全体を強固な塗膜でコーティングすると重くなってしまうわけで、そんな事をしなくても、必要なところだけ固い素材を仕込めばそれでよいと。。。こうしてボクの発泡ヘッドポッパーは弱点を克服することができたのだ。
上:硬質プラスチックにコルクヘッドがマウントされるフラポ
下:硬質プラ板がフェイスに一体成型されたWP
そしてフロントフェイスの強度さえ上がれば、他の部分はより簡素化しコストを抑えることができる。塗装もこれまでの2液ウレタンをやめ、アーボガストやペックと同じ昔ながらのラッカー塗装にすることができる。こうしてボクのポッパーはシンプルなラッカー塗装になった。スタイル的にも1970〜80年頃のバスバギングで使われたラッカー塗装、その質感に完全に合わせることができた。ウレタンが悪いということではないが、塗膜が厚いため、エッジが丸くなり肉厚な塗膜と光沢感はやはり個人的に好きではないのである。
ということで、今年は春からずっとラッカーで塗って、コーティングもしていないWPポッパーを使っているが、ウレタンほどの耐久性はないものの、キビキビ動いてとても楽しい。なによりも、「売れるように奇麗に仕上げました。」という作為感がないのが良い。その質感は「釣りに使われるための何物でもない」そんな昔然とした風合いを放っている。ボクが使いたいものはそういうモノ。ようやく納得のいくものができた。
No,133
マスタッドのクラッシックフックはバーブがデカくてお世辞にもポイントが鋭いとは言えない。(笑)そこでこのフックを使用する前にボクはこんなことをやっている。
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フックの研ぎ方。
バーブがデカいのでリューターを使って内側からポイントに向かって両サイドを削る。
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バリ取り化学研磨。
サンポールに削った部分を20分漬ける。
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ガンブルーにてさび止め。
水洗い後、ガンブルーを塗布してさび止めをする。
No,132
キング オブ ポップスとして名高いマイアミのジャック・アレン氏。スナッグガードで知られるアレンループとは、実はこのお方の考案によるもの。それまでスナッグガードといえば、金属製のワイヤーが用いられていたが、1970年代にポッパーヘッドにナイロンを差し込んでループを作るガードを彼が考案し、今では当たり前になっている。
ちなみにポッパーヘッドにこのループを取り付ける際に最も重要なポイントはただひとつ。それは接着するループナイロンの両端をヤスリで荒らすこと。これをやらないと使用中に取れてしまうので要注意。
以下がそのやり方。
@ピンバイスで穴を開ける。穴の大きさはナイロンモノフィラがラクに入るくらい。
Aナイロンモノフィラを必要な長さカットする。太さは釣り場によって異なるが、16ポンドから20ポンド程度が一般的。
B穴に差し込んで長さを調整する。この長さによってもスナッグ性能が変わってくる。長いと柔軟性が増し、短いと弾きやすくなる。長めにして寝かせる(フックポイントに向かってレイダウンさせる)と大抵はフッキングはよくなると思う。また、ループの幅を広げてリリーパッドの上を安定して乗り越えやすくするなど、いろいろと工夫の余地がある。
C240番程度の紙ヤスリで先端5ミリ程度を挟み込んで引き抜いて荒らす。
D楊枝で瞬間接着剤を塗り、すぐに穴に差し込む。
No,131
野池のバスバギングにおいては岸際を狙うことがメインになるため、水面に張り出した木々が邪魔になって、通常のループキャストができないことが多々ある。そういうところではボウ&アローキャストをやることになる。このキャストを練習し、うまく使えば釣果アップすることは間違いなし。やり方は竿より若干長めにリーダーを出し、ポッパーのフックベンドを親指と人差し指でつまんで後方に引っ張り、弓を射るように離すだけ。何度か練習すれば要領がつかめる。ちなみに使用するロッドはカーボンだと返りが速過ぎてタイミングが取りずらい。スローで反発力の低いグラスロッドの方がやりやすい。
Because bugs are often cast close to shore when bass bugging in wild ponds, trees overhanging the surface of the water often get in the way, making normal fly casting impossible. In such places, the bow-and-arrow cast is effective. If you practice this cast and learn to use it well, it is sure to be a powerful tool. The rod used should be a glass rod, which is slower and low modulus than carbon, and is better suited for this purpose.
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No,130
例えばほとんどバイトがない釣り場で、終了間際にバフッ!っとデカそうなバイトがあって、フッキングしなかったら・・・悔しいですよね。じつは今年、何度かそういう事があって、こりゃ何か対策を講じる必要があるなぁと常々思ってました。ズボラなボクは、これまでフッキングについてあまり真剣に考えたことは無く、やることと言えばせいぜいフックを研ぐくらい。使ってるフックもマスタッド。オールドなスタイル優先なんです。でもよく考えてみるとオールドバギングのスタイルは、あまりにもフッキングに不利な要素が揃っていることに気付きます。例えば・・・
@使用しているフックが化学研磨ではない。フックポイントが甘くバーブもデカい。
Aペナペナのグラスロッドを使用しているため、合わせが効かない。
Bフックがヘッドにリジットマウントされている、昔ながらのポッパーデザイン。
@に関しては「研げばいいじゃん!」と怒られそうですが、実際問題、研いでも化研以上に鋭く研ぐのは難しいのですよ。特に暗い釣り場で研いだりすると逆効果だったり(笑)。それと、マスタッドの古いフックは、バーブが異常にデカいです。このデカいバーブが原因で、#1/0などの大きなサイズはバスの口にはまずちゃんと刺さらない。それでもこのフックを使う理由は、あくまでオールドへの拘りと、唯一のメリット ⇒ 故マクナリー爺さんが言っていた「ロングシャンクフックをヘッドにマウントすると、ポーズ中、フックベンドが下にポジショニングし、勝手にフッキングする」という理論にありました。ただ、この理論もフックポイントが甘ければ意味が無いわけで、結局、日本製の化研フックを使うのが一番。という結論に達したわけです。
Aヘビーグラスは総じてベロンベロン、ティップはペナペナです。だからどんなにロッドをあおってもちゃんと合わせが効いているとは限らないということ。以前に釣り上げたバスの口に手で直接フックを刺してみたところ、肉の薄いところは突き刺せても、それ以外の硬い部分は全く刺すことが出来ませんでした。手で刺せないものが、ベロベロのグラスで刺せるわけがないでしょうと・・・。おそらくフッキング直後は刺さっておらず、バスが引くことで向こう合わせで刺さっていることがほとんどのようです。実際、ヒット直後のジャンプ一発でバレるのは、それが原因かもしれません。
Bボクのポッパーヘッドのデザインは、張り出した下アゴに障害物が当たると反作用でテイルが持ち上がり、障害物を飛び越えるようになっています。だから最初からスナッグガードが付いているようなもので、いつもガードなしで使えているのはそのためです。つまり最初からスナッグガード付いているのだからバスの口にも掛かりにくいだろうということ。ただ実際バスの口の中ではヘッドが暴れたほうがすっぽ抜けしづらいかもしれません。この辺りは分かりませんが、いずれにしてもバスの口にポッパーが入らない限り、フッキングはしないと言うことになります。
以上、バスバギングにおいてフッキングが困難な理由を挙げました。
次に解決策ですが、@とAはフックを化学研磨の日本製に替えればほぼ解決します。ポイントが鋭くバーブも最小、日本製のフックは申し分ありません。フッキング率はこれだけでかなり高まるでしょう。ただ国産のフックはヘッドをマウントするためのキンクが無いので自分で作る必要があります。結局、理想を求めたら写真のようになりました。ほぼ別物フック。結局、欲しかったのは化研のポイントだけなんです(笑)
問題はBです。ポッパーが口の中に入らないとフッキングしない点。これは一見難問ですが、ルアーと比較すると問題解決が見えてきます。フライポッパーはルアーとは異なり、フックはボディにリジットマウントされています。そもそもこれが良くないです。アクションさせるとフックポインが上を向いたり下を向いたり、色々な方向に動き、結局捕食されないとフッキングしないわけです。最近のスレたバスはゴボン!と丸呑することは少なく、捕食直前でバフッ〜っと吹くようなバイトをすることがよくあります。なかなか口の中に入れてくれないのです。ルアーはその点でも優れていて、フックがボディに対しフリーなので、一部に喰いつくと近くにあったフックが絡み付き、そのままフッキングすることになるのです。しかも最低でも2箇所にトレブルフックを装備しているのですから、フッキング率を針の数で計算すれば、フライの6倍の可能性があると言っても良いかもしれません。
以上のことから、ポッパーのフッキング率を上げるには、リジットではないフックを追加すればよいということになります。これまでポッパーフックのアイにジギング用のアシストフックをつけてみたり、フックのベンドを折ってPEラインでマスバリをぶら下げたり、いろいろやってみました。しかしどれも大げさになってしまい、イマイチこれだ!っという方法が見つかりませんでした。もっとシンプルで良いアイディアはないか?そう思って、寝ぼけて偶然見つけた方法がこれです。
メインフックにマスバリをぶら下げ、そのままフリーで使うというもの。名づけてフック・ハング・フック(Hook Hung Hook)最初、これはタンデムフックになるのかな、とも思ったのですが、追加したフックがフリーになる点で、固定されたスピナーベイトの延長フックとは意味が異なります。
この方法はおそらく最強で、先日のテストでは普段の倍以上のバイトをフッキングに持ち込むことができました。その際、釣れたバスがどのフックに刺さっていたかを確認したのですが、2つのフック同士が固定されていないので、ファイト中にもう一方のフックが絡みつき、グラスロッドにおいてのバラシ防止効果がかなり向上すると思いました。上がって来るバスは2本ともフックが掛かっていることが多かったのです。
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で、最後に、この方法どうやってやるのか?というと、工具を用いてアイを若干広げ、バーブをクリヤした後、元通り締めるという方法でやります。なので追加するフリーフックのサイズは、リジットフックのバーブのサイズにギリギリで通るものを選ぶ必要があり、デカいバーブのフックには取り付けが難しいです。いずれにしても、お使いのフックにベストなフリーフックの組み合わせを見つける必要があります。なお、ボクの組み合わせはにおいては2回のテスト釣行で、フックが絡んで動かなくなったり、ポッパーアクションが変わってしまったり、フックが外れたりするトラブルは一切起りませんでした。シンプルな割りにノントラブル。良い事ずくめだったのです。これからはずっとこれを標準にしたいと思います。
No,129
ポッパーのタイイング動画をアップしてみました。
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No,128
フライラインとリーダーを結ぶときにボクがやっているループノットのやり方を紹介します。ノット自体はパーフェクションループと同じですが、楊枝を使うことでとても結びやすく、コンパクトなループを作成できます。
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No,127
もう長いことポッパー作りをしているわけですが、ああでもないこうでもないと、30年間相当な数のポッパーを作ってきたにもかかわらず、未だ解決できない問題があります。
その問題とは、要するに耐久性を持たすと重くなるというジレンマです。
昨日までは「これでいいかなと思い」次の日には「あ、やっぱこっちのほうがいいや」そんな感じでやってきたわけですが、先日エポキシで前面をコートしてみたところ、これがとても効果的であることが分かり、このすごく当たり前の方法でジレンマが解決となりました(笑)。
ところで、ポッパーを作る上で、昔のアメリカのメーカーを研究することは、ボクは有効なことだと思います。なぜなら、今ボクらが作っているポッパーヘッドのデザインや作成方法は、1970年代までにほぼ出尽くしているのですから。
ヘッド形状についてはブレッド型、カップ型、フラットフェイス、X字ノッチetc、いろいろあるデザインのうち、ボクが全部試してみて一番安定したポップ音を発すると思ったのはX字ノッチです。これについてはペックも1960年代に同様の結論を出しているから間違いないのですが、最も市場に出回っているカップ型はどうかというと、じつはあまり効果がはっきりしません。ブーンベイトのクィーンビーのように深くえぐれた形状だと、スプラッシュを前方に発する効果が確認できるのですが、カッピングすることで何かポップ音が変わるかというと、じつはそうでもなかった。ペックもポッピングミノーのカッピングについては「単にマーケティング上の理由でそうした」と述べており、もしかしたらほんとにそうなのかもしれません。
ただ現在は、コルク、バルサだけでなく、あらゆる化学マテリアルが開発されているので、それを使ってより効果的なポッパーを作る余地はあるのだと思います。
なんせ相手は魚なので、場合によっては、メリハリのあるポップ音が逆効果になったりもするわけで、リトリーブでポップ音をコントロールできるようにするとか、結局は、いろんなヘッド形状があったほうがよいのでしょう。
ところで、実際に昔のポッパーメーカーが何を一番重視してポッパー作りをしていたのか、ご存知でしょうか?ヘッドのデザインも重要ですが、たぶんメーカーが最も重要だと考えていたのは、耐久性だとボクは思います。
昔のポッパーをそのままアセトンに漬け、塗装を溶かして原型のコルクヘッドを取り出すと、それがよく分かります。
たとえば、アーボガスト。
フックにプラスチックプレートをモールドし、そこにコルクヘッドがマウントされています。このプレートはイーストマンケミカル社のTeniteというセルロース系プラスチックが用いられていて、キンクフックをそのままコルクにマウントせず、わざわざ外注に出してまで、こんな面倒なことをしているわけです。
製造工程上、この方が組み立てが簡単という理由もあるかと思いますが、ヘッドがフックから脱落しないよう、かなり配慮していたことがわかります。
次にロイドイーザーマンのポッパー
バルサヘッドをフックに挟んだ後、なんとバルサに横溝を掘り、スレッドでフックに縛り付けるという、超面倒なマウント方法がとられています。溝は茶色のパテで埋められ、その上からバルサシーラーでコートし、白い塗装がされた後にカラーリングがされています。
まあ、昔は接着剤の性能が悪かったろうから、結果的にこういうマウント方法になったのだと思いますが、浮力を犠牲にしてまでもヘッドマウントのセキュアを優先していたことがわかります。
余談ですが、70年代初期にロイドイーザーマンから直接バルサポッパーの作り方を教わったという人がいます。Leo Gutterres というアメリカ人フライフィッシャーです。彼はNCCFFF(Northern California Council Federation of Fly Fishers)のイベントで、ずっとバルサポッパーの作り方を参加者に教えていて、その紹介文には次のような記載があります。
In the early 70's he fished Clear Lake for bass and was fortunate to meet the famous "Lucky Lloyd Eiserman" the Prince of Clear Lake. Mr.Eiserman was unable to guide him for the day, but agreed to meet at his trailer home after dinner for a popper making session. Leo spent the next 6 hours gleaning all the information that Lucky Lloyd graciously passed on to him. From how to choose the hardest balsa, how to make a jig to score the centerline, the different types of solutions for dipping the poppers for a clear hard body and the different types of paints and painting schemes.
Leo has spent the last 35+ years trying to pass this information along to anyone who is interested in this craft. He has been tying for the NCCFFF for many years and has given popper making classes to many of the fly fishing clubs in Northern California including TFF.
さらに、そのLeo Gutterresのポッパーメイキングの方法が「Peninsula Fly Fishers」というサイトで紹介されていました。
http:// www.peninsulaflyfishers.org/ page-875738
この情報は、かなり貴重かもしれません。おそらくは、ほぼ似たような手法でイーザーマンもポッパーを作っていただろうから。いつまで公開されているかは分からないので、ダウンロードしておいたほうが良いかもしれません。
話をヘッドのマウント方法に戻すと、ウェーバー社の発泡フォームポッパーも驚くべきマウント方法でした。中をぶった切ったら、見たこともないような大きなラウンドハンプが現れました。このフックを型にセットし、ヘッドがモールドされていたのです。
以上のように3つのポッパーメーカーを見ても、かなりヘッドとフックの確実な取り付けを配慮して製作されていたことがわかります。ポッパーヘッドは絶対にフックから脱落してはならない!ということなのです。この辺りはコマーシャルポッパーならではのメーカーの信用にかかわる問題だから無理もないことかもしれません。
因みにボクのポッパーは浮力重視で、今まで耐久性はほとんど無視してきました。フックマウントもMustad33903のキンクフックをそのまま使い、仕上げコートもセルロースを10回吹いて終了でした。従って、無理にフックを捻ると、すぐにパキッ!っとヘッドが回ったかもしれません。
コーティングについてもセルロースセメントは、一部の人は強い(下層と一体化するので)と言う意見もありますが、じつはボク自身はあまりそうは感じていません。ウレタンやエポキシに比べたらやはり皮膜が薄く、剥がれやすいと思います。セルロースはやはり一昔前の樹脂だと思うわけです。
自作ポッパーは自分自身で使うには全然問題ないのですが、これを人に売りはじめると、そうもいかなくなってきます。買った人がキャストして、ガードレールにパコンとぶつけ、すぐにヘッドが取れたらどう思うでしょう?やはりコマーシャルポッパーは耐久性が優先なんだと改めて思うわけです。
ということで、ボクのポッパーも最終的に耐久性を考慮した結論を出す時が来ました。結局、二分割ヘッドは止めにして、ウェーバー社並みの大きな台形ハンプをフックに作り、そこに軽量ツインラトラーをセット。フォームモールディング後、下地処理、塗装の順に進み、最後にエポキシでヘッド前面をコーティングしました。ボクのポッパーは特にヘッド部分のエッジが弱く、使っているとすぐに削れてきます。が、エポキシでこの部分をコートすると、かなり耐久性が増すことが分かりました。それでも1グラム前後に仕上がるのがミソです。これで耐久性と軽量化のジレンマから脱却か!?
といいつつ、またいろいろ変えるかもしれません笑
No,126
メイソンのリーダータイキット(1970年代デッドストック)を入手しました。
なんでこんなものを買ったかというと、当時のバスリーダーのチャートがどんなものか知りたかったから。
しかし蓋を開けてみると、バスに特化したチャートはなく、スチールヘッド、サーモンと一緒のくくりで、9ftのチャートが載ってるだけでした。
ちょっとがっかりですが、この比率で7.5fに調整して作ってみようと思います。
ちなみにメイソンは、世界で始めてモノフィラで釣り糸を作ったメーカーなんだそうです。その割に有名でないのは、他のメーカーが市場で圧倒的な強さを誇っていたからだと思われます。
ナイロンラインの主な歴史
1935年 アメリカのデュポン社のウォーレス・カロザースがナイロンの合成に成功。
1938年 メイソン社が世界初のナイロン釣り糸を開発
1941年 東洋レーヨンが独自の手法でナイロンの合成に成功
1947年 東洋レーヨンが「銀鱗」を発売
1960年頃バークレイ社がナイロンライン「トライレン」を発売
デュポン社が「ストレーン」発売
1985年 ユニチカが「シルバースレッド」を発売
ボクがルアー用のラインとして馴染みがあるのは、「ストレーン」と「シルバースレッド」くらいですが、メイソンはその間もずっと「BASS-On」というナイロンラインを作っています。もちろんメイドインUSAでチャコールグレーというラインカラーがまたかっこよい!スペック表記も日本のポンドクラスとは異なり、昔ながらのポンドテスト。
ということで、最新のナイロンも良いけど、このオールドメイソンで一度バスリーダーを作って使ってみたいと思います。
No,125
気が付けば9月も下旬。今シーズンは結構デカバスを捕り逃したシーズンでした。なかでも一番強烈だったのはコレ。
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これは相当なデカバスだったと思われますが、今となっては単なる悔しい思い出です。なぜティペットが切れたのかは分かりませんが、これまでマキシマの7.5ft0Xを使ってきて、こういうことって結構あったんですよ。もちろん結び替えの頻度とかにもよりますが、実際にはそうこまめに結び替えなんてしませんし、14ポンドだからこんなもんだろうと、他のリーダーに浮気もせず、ずっとマキシマで通してきたわけです。しかし、ここにきて立て続けにティペットのトラブルに見舞われ、これを機にちょっとリーダーを見直すことにしました。
フライフィッシングって、むやみやたらにティペットを太くするのはタブーであり、より細いティペットを使ったほうがスマートな印象があります。しかし、障害物周りを釣るバスバギングにおいては、これは全く当てはまらないでしょう(笑)。つまり、今売られているノットレステーパーリーダーというのは、バスバギングが暗黒時代に入ってフライフィッシングに成り下がった時代の産物なので、基本的には細いティペットしかないのです。
で、実際に昔のアメリカ人がどんなリーダーを使用していたのか古い本で調べてみると、やはりと言うか、かなり詳しくノッテッドリーダーの記述があり、モノフィラメントでリーダーを自作するのが当たり前だったようです。
そこで日本のナイロン釣り糸メーカーに目を向けると、日本では海用のジギングの方がよっぽど需要があるため、号数表記のショックリーダーは高品質なものが沢山あります。結局、この高性能ナイロン材でノッテッドリーダーを作るのが、最もリーゾナブルかつバスバギーな方法であると言う結論になったのでした。
ということでボクが考えたノッテッドリーダーのスペックは以下の通りです。
リーダー材:よつあみ(YGK) DMV+ns NYLON
14号(0.620mm)122cm+8号(0.470mm)46cm+4号(0.330mm)61cm
作り方は以下を参考に。ブラッドノットツールはとても便利です。
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No,124
ボクはヘビーグラスをずっと愛用していますが、人からたまに『それって重いグラスを痩せ我慢して使っているんじゃ?』と言われたりします。確かにグラスのノスタルジックな雰囲気が好きで使っている部分もありますが、20年以上ヘビーグラスばかり使い続けているのは、それなりに理由があり、硬いグラファイトより楽に使えているからに他なりません。そこで、これから始める人が、どうしたら挫折する事なくヘビーグラスを使うことができるか、そのポイントについて、書いておこうと思います。
まず、どうしてヘビーグラスを使うのかと言うと、ラインスピードが遅く、それ故に空気抵抗の大きなバスバグをゆったりと、楽に投げることができるからです。ただし、グラスロッド自体は重いわけです。一見矛盾しているようですが、重いグラスロッドで楽に投げるとは、グラスの特性を最大限に活用し必要のない労力を使わないという意味です。よく、腕力を鍛えますとか言う人がいますが、全く逆で、不要なキャストを極力しないことなのです。そこを理解すれば、最終的にキャストはどんどん最適化され、最低限の力で精度の高いバスバグキャストができるようになるのです。
不要なキャストをしないためには、まず"投げる" という感覚を捨てることも重要です。これはキャスティングの目的が、"飛ばす"ことよりもピンポイントに"落とす"ことにあるという意味です。これを意識するだけでバスバグキャストは全く変わってくるはずです。落とすことを目的にすれば、バグのポーズから次のキャストで何をすべきか、答えはひとつしかないからです。アキュラシーを保てる距離で、アシ際やウィードのエッジにバグをひたすら落としていく...バスバギングはいわばバグのフリッピングであり、ボブ時代からインディアンが行ってきた最も効率的な方法なのです。
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ところがフライキャスティングとなると、ビギナーほど、ムキになって投げてしまう傾向があり、何度も力任せにフォルスキャストした結果、腱鞘炎になってしまった人を知っています。前述したように不要な労力=フォルスキャストをしないこと。フォルスキャストは少なければ少ないほどよいことを悟り、バグのポーズから次のキャストは一発で決める!それくらいの覚悟で練習すると、確実に上達すると思われます。バスバグキャストの上達のカギは、まさにこの部分にあると言ってよいとボクは思っています。バグのポーズ中から、次のキャストの目標を決め、1回の動作でテンポ良くポイントにバグを落としていく。キャスト自体はロッドを振り上げ、振りかざす。ただそれだです。しかもその動作はゆっくり楽にやればよく、決して早く振る必要は無いのです。ボクの経験から言って、ロッドを振る際に風切り音が少しでもしていたら、それは間違いなく振り過ぎです(笑)。ゆっくり振り上げゆっくり振り下ろす。フォルスキャストはしない。その練習をすれば、バスバグキャストは飛躍的に上達し、ヘビーなグラスも楽々使いこなせるようになるのです。
No,123
最近、スケールを2個作りました。
まあ、作ったと言っても貼っただけですがね。
ヤフオクで売ってたプラントスケールにB.A.S.S.のステッカーを貼ったフローター用。
かなり前に入手したティムコの限定フェンウィックスケールをアルミ板に貼った車載用。
これまでのダイワのメジャーもよかったのですが、なんか雰囲気的に赤い数字が好きではないので(笑)。
このあたりは個人の好みでしょうが、やはり写真栄えするメジャーというのがあるような気がするんですよね。
それと、メジャーは自分の達成を証明し、自己納得すると言う意味でもすごい重要なツールだと思うわけです。
というのも、いまから10年くらい前、ボクは釣れたバスはフローターの上で適当に測ってました。こんなかんじで。
「サイズは・・・うーん、ごじゅう!」
しかし琵琶湖に通うようになって、釣友Y氏からこう言われました。
Y氏:「大田氏の50は47だ!」(爆)
Y氏:「50あるかどうかは、口閉じ尾開きで最短の数値でなきゃダメだ」
なるほど(苦笑)。
この辺は個人の価値観というか、納得の問題なので、ボクはダメとは言いませんが。
ただ、それがもしロクマルかどうか、だとしたらどうでしょう?
本当に60cmあるのか。もう、納得できるまで鬼のように測りそうです。
そういう意味で、自分のお気に入りのメジャーで、普段からちゃんと測るというのは、ボクは良いことだと思っています。
その魚が30cmでも40cmでも、釣れたバスはきちんと測ると同時に丁寧に扱う。
決して「小バスだ!ボッチャン!」などと投げてはいけませんよ〜(笑)
No,122
最近使っているフックシャープナーがとても使いやすかったので紹介します。
フックシャープナーにもいろいろありますが、フライ用に出回っているのは基本的に小さいサイズが多く、#1/0とか大きなバスバグフックにはあまり向いているとは思えないのです。
とくに白い仕上げ用の砥石。あれはドライフライにはよいのでしょうが、バスバグフックには全く役に立ちません。現場で研いでも時間がかかりすぎで明らかに使えないのです。
そこでルアー用と言うことになりますが、ルアー用はトレブルフックを研ぐためのものなので、これも中途半端に使いずらいのです。
たとえば大きなダイヤモンドヤスリ。あれはでか過ぎでダイヤモンドが使っているうちに取れていきます(笑)高価な割りには耐久性に疑問。あとは研ぎ溝が付いているやつもダメで、そこばかり使うので金属粉でめずまりして結局すぐに研げなくなります。フックポイント調整ホールが付いているものもありますが、返ってそれが邪魔で研げません(笑)
結局のところ、現場でガリ、ガリ、ガリっと3回くらいやって爪に立つ。
これがもっともよいシャープナーであり、最近になってそれにピッタリのものを見つけました。
それが写真の王様印のセラミック砥石という商品です。
作っているのは第一精工鰍ニいう釣りの小物メーカー。
極めて質実剛健で、砥石部分は中目のセラミックブロックが付いてます。
バスバグフックにはピッタリで、ガリ、ガリ、ガリっとフックのポイントから下に向けて3回研げば、ポイントの甘かったマスタッドもたちまち爪に立ちます。
価格は300円くらい。
No,121
そろそろ初釣りに行こうと思っているのですが、また急に寒くなったので
とりあえず来週あたりに延期しようかと...(^^;
ところで、今年から、「さぬきうどんBASSツアー」を再開しようと思っています。
ただし、今回はメインフィールドは府中湖にします。
すでにJBプロによるオカッパリガイドサービスがあるのですが、ボクの場合はあく
までフライマン限定なのでショアラインをカヌーで釣らせるガイドとなります。
定員は基本的には1名まで(カヌーの定員が2名なので)
高速バスなどで香川入りしていただき、バス停等の待ち合わせ場所でピックアップ
して、そのまま1日〜2日、広大な府中湖をナバロでまったり釣りをします。
昼時には周辺のうまいうどん屋をご案内します。
府中湖はかなりのランカーがいます。マズメ時をはずさなければランカーバスを
キャッチできる可能性も十分にあるフィールドです。魚影も濃いのでそれなりに
楽しめると思います。
料金は基本的には無料(カヌーを下ろすの手伝ってもらうだけ)
予約は釣行日の1ヶ月前までにメールでご相談ください。(釣行日は平日でもOKです。)
お問い合わせ ⇒ bassfly@ymobile.ne.jp 大田まで
No,120
フレッドアーボガストのフライロッドフラポッパーの型です。
1回のインジェクションで2個成型できる上下2分割反転型。
デザインはシンプルですが、当時としては最先端の技術だったと思われます。
No,118
実は今年に入って、全てのポッパーの型を作り直しています。
この新しい型ができたら、より軽量化が可能となるので、
その分強度アップを図る予定です。
完成までもう一息。
3月に入ったら初釣りに行くので、
それまでには間に合わせる予定です。
No,116
バスバグに初めてプラスチック樹脂を採用したのは
ウェーバー社だと思われます。
1950年代で既にDYLITEと呼ばれる軽量樹脂のバスバグをラインナップ
に加えていました。
同じ頃、アーボガストもヘドンも合成樹脂製のフライポッパーを作り
始めましたが、結局は消えていきました。
当時は今のような有用なプラスチック添加剤がなかったので、
重さではコルクやバルサにかなわなかった、というのが主な理由だと
思われます。
しかし、今はあるわけですよ。
コルクやバルサをしのぐ軽量樹脂が…。
なのでボクは作っています。
No,114
PERFECT POPPERというポッパーヘッドをご存知でしょうか?
硬質発泡スチレンのポッパーヘッドで9種類のラインナップがあります。
コルクやバルサでなくても、これを使うのもひとつの手ですね。
ちなみにボクの発泡ウレタンヘッドも、こういうふうにラインナップで
販売できたらいいなと考え中。
No,113
ポップアイフロッグの作り方、前回の続きです。
ワイヤーガードフックができたら、
@フロッグのボディをフックに接着します。
ボクの場合は写真の発泡ウレタンヘッドを使っていますが、
コルクでもバルサでも何でもOK。形も自由にデザインしてください。
なお、接着剤はエポキシを使っています。
A発泡スチロールの球を用意します。
これは枕の中身に入れるものでどこでも手に入ります。
以前はマップピンを使っていたこともありましたが、マップピンは
ソリッドプラスチックなので結構重く、フロッグの重量が増してしまうため、
今はスチロール球を使っています。
Bスチロール球の直径はボクの場合は6mmを使用しています。
C虫ピンをスチロール球の中心に刺します。
D虫ピンの足を5mmほど残してカットします。
Eフロッグのボディに差し込みます。(まだ接着はしません)
以上でフロッグのポップアイが完成。
次回は塗装に入ります。
No,112
SUREFIRE(シュアファイア)というフラッシュライトをご存知でしょうか?
世界最強のフラッシュライトと呼ばれ、アメリカの軍・警察などが使用している
非常に高性能なライトです。
その明るさは小さくても車のヘッドライト並みであり、
説明書にも「失明の可能性があるため、絶対に点灯部を直視しないこと」
と書いてあります。
買ったばかりの頃、これを持って夜の散歩にいきました。
そして、池のほとりで寝ているカメの顔に、このライトを照射したところ、
さすがに眩しかったらしく、後ずさりしてそのまま池に落っこちていきました。
いま思えば、あれは生き物虐待です。
あのカメ、失明したかもしれません。
この場を借りて懺悔しますm(__)m。
No,108
現在、ワイルダーディルグの砲弾型ヘッドを製作中です。
まだテストの前段階なので実際に使ってみないと分かりませんが、
基本的に使用する樹脂の比重はコルクとほぼ一緒で、サイズもヘドンの
フェザーミノーの現物から採寸しているのでかなり近いものができそうです。
No,107
バス用フックでちょっと珍しいヤツを3つほど紹介したいと思います。
@マスタッド37190スティンガーハンプフック(写真左)
AクリスヘルムBASSフック(手前)
BハーターカスタムSハンプフック(右奥)
@37187はご存知だと思いますが、37190がそのハンプフックだとは最近まで、
ボクは知りませんでした。これがあれば、もうWPポッパーなどのハンプを自分で
作らないでよいので助かるんですが、実際には市場にはほとんど出てないようです。
ほんとに貴重。あったら誰かおしえて(笑)
Aクリスヘルムさんは、『Tying Hair Bugs with Chris Helm』という
ビデオを出しているバスバグの巻き手では有名な人なんですが、この方のショップで
バスフックというのを出していたんです。ちょっとプレミアなフック?
BハーターカスタムSハンプロングシャンクフック
これは、ハーターがマスタッドに別注したフックです。なので33903と同じなのか
と思いきや、同じ1/0サイズと比較すると、ぜんぜん違う。明らかにハーターのゲ
イプが広い。なので33903のOEMではないんです。完全別注フック。
とまあ、こんな感じでバスっぽいフックを買い集めて気がついたら、
こんなにたくさん。集ってしまったというわけなんです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ P2093338.jpg
1日1本使っても、たぶん20年近くかかります(´゜д゜`)
なので、小分けして欲しい人に売ろうかなと最近思っています。
欲しい人がいればの話ですが。。。。
No,106
今日は、フローターのメンテナンスを行いました。
実は大きな声では言えませんが、ここだけの話。
私はフローターにワックスをかけています。
それも、ランクルに使っている最高級のカルバナロウを使っています。
それを全体に塗りこんで(特に縫い目とかには念入りに)
最後にタオルで拭き上げます。
これを冬のシーズンオフには何度かやります。
そしてこのように部屋の中に入れて一緒に暮らしています。
フローターと一緒に暮らす生活です。
なんてバカなんでしょう。
本当のところは邪魔なだけです。
ちなみにこのフローターはFISHMASTER社の1970年代の製品です。
インナーはタイヤチューブで、外側のシェルカバーはポリエステルビニール製。
ビニールって聞くと、なんかスゴく弱そうに思えますが、一応中に繊維が入って
ます。(しかし実際には弱いでしょう)
言ってみれば、昭和時代の食卓のテーブルクロスみたいなヤツです。
すごいダサダサなわけですが、レトロ感は他にないものがあります。
No,105
これが今回新しくデザインした1975年式パッケージです。いままでボクのポッパーは、厚手の台紙にスタンプを押すという、1965年ごろのゲインズやイーザーマンを意識したものでした。しかしここに来てちょっと年代のコマを進めてみました。イメージ的にはアーボガストのブリスターや、1980年ごろのゲインズパッケージを参考にしています。いずれも2色刷りのチープな感じがミソです。裏面にはペックポッパー譲りの手前味噌な説明書きも入れました笑。釣り場でセロファンをはがして説明書きを読むのが楽しみです。
No,103
JFLCC無事に終了しました。ボクのブースはこんな感じ。何とか半分くらいは売れました(^^ゞ。お買い上げいただいた方、ほんとにありがとうございました。今回は会場も広く、快適でした。関係者の皆さんお疲れ様でした。
No,102
昨年の夏、WPポッパーにペラを付けてみました。試したところ、ポップ音は多少変わって、パコン、パコン ⇒ ジョコン、ジョコン(笑)となりました。少しだけスイッシュ音が混ざった感じになります。今シーズンはこれを試してみたいです。
No,100
11/29のJFLCC大阪に参加させていただきました。これで参加するのは二度目なんですが、まあ、バスバギングなんて極々一部の人しかやっていないわけで、こういうところに来るとやっぱりちょっと寂しかったりします。最近やる人が増えているとは聞きますが、そうは言っても所詮マイナーな釣り。昨年は神戸開催でしたが嫁さんと二人でじっとブースに座ってるだけでした(笑)が、今回は強力なバギング仲間の助っ人もあって、結構盛り上がった気がします。やはり好きな仲間が集まるとそれなりに盛り上がります。会場にバイス持込んで、これから始めたい人にポッパーヘッドへのハックルの取り付け方を紹介したり、これから始めたい方、既に楽しまれている方々など、たくさんの方と情報交換ができ、大変充実した時間を過ごすことができました。ありがとうございました。ちなみに来月の東京開催も参加する予定です。実家に帰省してそのついでに参加なんですが、飛行機で行くのであまりたくさんオールドモノは持っていけません。釣り針は凶器になるので機内持ち込み禁止だろうし、宅急便で送ると扱いが心配。ボクの実家は浦和ですから実家にめぼしいものを送りつけて、年に一度の帰省も兼ねての参加になります。東京でフライでバスやられている方とは今後も会うことはなかなかないでしょうから、楽しみにしています。
JFLCC 東京
2016年1月17日(日)
11:00〜16:00
モンベル 御徒町店3Fイベントスペース
〒110-0005
東京都台東区上野3-22-6 コムテラス御徒町
★交通
・ JR山手線 / 京浜東北線「御徒町駅」徒歩2分
・ 東京メトロ日比谷線「仲御徒町駅」徒歩5分
・ 都営大江戸線「上野御徒町駅」徒歩5分
No,98
スティンガーフックのハンプシャンク化よりも、既にキンク化されている33903フックをワイドゲイプ化したほうが、より簡単にワイドゲイプのポッパーフックを作ることが出来ます。このBSというポッパーは、下アゴがゲイプをふさぐ形状になっているため、当初はフッキングが明らかに悪く、それを解消するために、このワイドゲイプ化した33903を使用するようになりました。33903をワイドゲイプ化するコツは、フックポイントの真上あたりのシャンクを内側にベンドし、それをゲイプで起していくというやり方です。最終的な形状はTMC8089のような形になります。
VIDEO
No,97
最近、ダイナキングに代わってトンプソンをメインで使うようになりました。ボクの場合、ポッパーのテールやハックルを巻くことが多いので、結局これで十分なんです。ごくごくたまーにヘアバグ巻くにしたって、ダイナキング(ロータリー)でなきゃダメってことは決してないわけで、むしろバイスにフックが挟めたら、もうそれでバイスの機能は99%満たしているのです。
もちろんダイナキングがダメというワケではありませんよ。あれは逆にスゴすぎです。とてもすばらしいバイスなんですが、ランプやらトリムバックやらアクセサリーいろいろ付けていくうちに、なんだかエラく大袈裟なモノになって、それがいつも自分の机を占領しているんです。そのくせ、滅多にその機能使ってない(笑)。例えばディアヘア刈る時、小さなトリムバックの上だけでは作業は出来ないので、結局ヘアが散乱し、後で掃除機かけるのです(笑)。従いましてボクのトリムバックはいつも、机の上の普通のゴミ入れになっているのです(笑)。
そこで今回、思い切ってダイナキングを全部撤去し、シンプルなトンプソンだけにしてみたところ、これが実に使いやすい。身も心も清々しました(爆)。
ちなみにトンプソンバイスはアメリカではもっとも古いバイスメーカーだと思います。1940年ごろから既にハックルプライヤーやバイスなどを作っていたようで、HPにはそのカタログが掲載されています。
http:// www.dhthompson.com/ history.php
それによると、バイスはモデルA〜Gまであったようです。ボクが現在使っているのはモデルBになります。Aがレバー式で、BとCはスクリューロック。そのほかはよく知りません。赤いスクリューがなんとも異彩を放っています。今となっては、これだけシンプルなバイスも珍しい。逆に言えば、何も変革しなかったから、現在は三流メーカーとなってしまっているのですが・・・。ちなみにアメリカにはもうひとつ、リーガルという超有名なバイスメーカーがありますが、こちらは名前の通り、高級感あふれる繊細なトラウトフィッシングのイメージがあります。だからなおさら、このトンプソンが無骨なアメリカのバスバグに似合うような気がしてならんのです。皆さんも、お一ついかが?
No,96
今から36年前の小学6年生なオレッチ。この時のことは今でもよく覚えている。向かって左側の大きいバスが、オレッチがラパラで釣った35センチ。右側は当時オレッチの釣り友達で、たしか学年で一番勉強ができなかったタツボウの釣ったバス。この時は二人ともバスが釣れたので、レンタルボートを返す前にお互いのバスを両手で持って記念撮影した。帰りに空腹に耐えられず、途中の駅で立ち食いソバを食べてしまい、電車賃が足らなくなって改札をダッシュで逃げ去ろうと試みた。タツボウは逃げ切ったが、オレッチはサラリーマンふうの酔っぱらいに捕らえられ、説教の後、その場でその酔っぱらいが電車賃を払ってくれるという、よくわからない出来事だった。お金は無かったが、あの頃の釣りは楽しかった。何より魚がオモチャのようなルアーに喰いつくというのは驚きであり、外国のアウトドア用品に憧れた。だから、お年玉を貰うと、毎回ほぼ全額を渋谷の釣具屋につぎ込んでいた。したがって子供のくせにアムコやフェンウィックなんて超一流品を当たり前のように持っていた。円が1ドル250円の時代の話。あれから時代は大きく変わった。でも今だにルアーを動かすとバスは喰いつく。これだけは変わりようがない。あの学年一デキの悪かったタツボウは今どうしているのだろう。彼は確かに学年一勉強が出来なかった。しかし、学年一バス釣りは上手かった。きっと何処かで今でも釣りをしているに違いない。Facebookでさがしてみようか。
No,94
かなりご無沙汰しております。
本年もよろしくお願いします(笑)
さて、今年に入って初投稿となりますが、じつは先日3Dプリンターというモノを入手しまして、最近それをいじくる毎日が続いております。
じつはオレッチ、昔から結構新しいモノ好きなんです。出たばかりのカーナビを今では信じられない値段で買ったり、確かWindows95も前の晩から並んで買ってたっけ。
新しいモノといっても性能が最新であるとかにはあまり興味はないんです。あくまで今まで出来なかったことが出来るようになる画期的なモノ!そういうモノにはとても惹かれてしまうのですよ。
だから同じような値段でも4Kテレビとかには全く興味がない!(すいませんSONYさん)だけど3Dプリンターだけはどうしても欲しい!
ということでまだ日本にはほとんど入っていないForm1という機種を個人で取り寄せたのでした。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ form1
とりあえずどんなものか、今までケミカルウッドで作成していたWPの原型を3Dでプリントしてみたのが↓です。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ genkei.jpg
なぜか期待に反してイマイチ。なんでかは分かりませんが、解像度0.025なのに筋が入る。これではプロッターエンドミルのほうが遥かに精度が高いではないか!
まあ、このあたりの原因はこれから研究するとして、とりあえず今回は「クネクネどぜう君」のリップを作ってみました。リップ作成において、3Dプリンターはいろんな形、大きさを自由に変えて出力できるのでとても便利です。いろいろ試したところ、この形がベストでした。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ rubberspineLoach2.jpg
ちなみに、この「クネクネどぜう」というのは、別名をRubber Spine Roachといいます。あくまでボクが勝手に命名したものです。2009年に思いつきで作りはじめたものの、フォームに貫通させてあるラーバーが使っているうちにズレる(笑)という致命的な欠点があり、それが解決できないまま、いままで放置状態となっていました。
今回、それがようやく解決できたかもしれない。解決できたかもしれないというのは、フルに使っていないので、まだわからないのですが、テストにおいては今のところは大丈夫なようです。
サイズは3種類あり、SサイズがTMC8089の#10、LサイズがTMC8089の#2、XLはMUSTAD37187の#1/0です。作り方は今度、動画で紹介しようと思っています。
動きは小刻みなウォブリング。スライダーのクラッピーみたいな感じです。テストにおいて、特にSサイズの繊細な動きは秀逸でした。
No,93
いよいよ今年も残すところ2日余りとなりました。
今年はというか、例年どおり、HPの更新は相変わらずあまりしませんでしたが...(^ ^;)。でもま、結構やりたいことはいろいろ出来た一年だったと思います。そのやりたかったことの一つとして、先日タッカー社のフローターを入手し、近所の野池で寒中フロートというものをやってみました(笑)。この時期にフローターで水に入るというのは、みなさんアホだと思われるでしょうが、それでも一匹釣れましたよ。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ tucker1.jpg
ちなみに、このタッカー社のフローターは一月前にebayで入手したものです。中のチューブはもともと無くて、外側のシェルのみで5千円くらいでした。これに合う国産チューブはないものかと探しまくって、ブリジストンの新品チューブを取り寄せたところ、これがピッタリ。往年のアメリカンフローター、タッカー復活!となったのでした。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ tucker3.jpg
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ tucker2.jpg
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ tucker4.jpg
この手のフローターは、タイヤチューブさえ新品にすれば、安全性は非常に高いとボクは思います。ZEALのように炎天下に放置すると破裂する!?なんてことも無いです。だってトラックのタイヤが直射日光でいちいちパンクしてたら大変ですからね。そら、安全性はタイヤチューブに勝るものはないとボクは思うわけです。さらに使い易さという面においても真円フローターは優れています。今年の夏にZEALのスーパーフローターの寿命が限界に来て、ボクはゲスト用の楕円フローターを使っていたんですが、これが非常に釣りにくく感じるんです。このあたりは慣れもあるとは思いますが、カニ移動ができない上にフロントに肘が着けない。これが致命的で、ロッドを持っている二の腕がすごく疲れるんですよ。真円チューブにはそういうことが全くありません。さらにチューブ径が小さくてコンパクトな上に、装備も最小限なので持ち運びも楽というわけです。ボクはこれまでZEALのフローターを長く使ってきましたが、理由は真円だったからです。決してZEALのファンでもなく(笑)、その前はリバレイのタイヤチューブの真円を使っていました。しかしここに来ていよいよ真円フローターが入手できなくなりつつあります。それが非常に残念です。最近のフローターは余計な装備が多くなり、付加価値を高めようとボートみたいになってるような気がします(笑)。本来フローターって、なんだったのでしょう?このタッカー社のフロートチューブはその原点を示していると思います。大きなダム湖ならボクはカヌーを使いますし、カヤックは移動が速くてそれでいて上げ下ろしも楽というメリットがあります。それぞれ意図した目的の上でのメリットです。そういう意味で、これからのフローターは思いっきり原点に戻ったらいいのにな〜と思います。とりあえず、来年はこのタッカーとリバレイの真円カモフローターで釣りが出来たらハッピーです。今年もありがとうございました。良いお年をお迎えください。
No,92
バスバグは障害物回りを釣る事が多いので、スナッグガードが付いていて当たり前という感覚があるのですが、よく考えてみると、付いていないほうがフッキングが良いことは間違いなく、スナッグガードが付いていて当たり前という感覚でやっていると、気づかぬうちに損をしていることに気がつきます。例えばバスが出てフッキングしなかったときに、スナッグガードがもし付いてなかったら フッキングしていたのではないか?ということです。実際にどんなにフックを研いでもガードが付いていればフッキング率はかなり落ちると言われています。なのでガードの必要のないところでガードつきのバグを使うのは、かなり愚かな行為かもしれません。例えば護岸際をフロートチューブから釣る場合、引っかかるものがないですから、ガードは必要ないでしょう。あと減水したリザーバーなんかも立ち木以外に引っかかるものはなく、そういうところで突然貴重なバイトがあって、フッキングしなかったら、それこそ悔やんでも悔やみきれないでしょう。ですから、スナッグガードの必要ないところでは潔くガードを取り除く!というのも一つの手段なわけです。しかし、取り除いたスナッグガードはもう戻せません。そこでやってみたのが写真の2WAYガード。なんてことない20ポンドハードナイロンのダブルガードですが、これをゲイブの外側に通してめくり上げると、
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2way.jpg
こんな感じにフックポイントをむき出しに出来るというものです。ポイントがむき出しになれば、フッキング率は相当上がるはずです。この二つの方法でガードの効果を調整すれば、釣り場の状況にも柔軟に対応できるというわけです。なお、接着剤は柔軟性のあるシリコン接着剤を使用し、ガードの強さは20〜30ポンドで調整したらよいと思います。
No,90
また、カードで買ってしまいました。今回はいわゆるクローズドフェイスリールというヤツにやられました。新品箱入りをebayでBuy it now ! 値段は内緒にしときます(笑)。
最近、巷ではクローズドフェイスがにわかに脚光を浴びていて、あちらこちらで話題を聞くたび、だんだん自分も欲しくなってしまい、とうとう先日、Buy it now !と相成ったワケです(笑)。
昔からあるのに、なぜ今さら?っという気がしないでもないのですが、使ってみたら、これが実に楽しくて納得してしまいます。ラインの抵抗が少ないので軽量ルアーもよく飛ぶというオマケ付き。1グラムのWPだって、ヒョイヒョイ投げることが可能です。フローターに乗って、オーバーハングの奥の奥やピンポイントの藻穴にフルサイズのフライポッパーをヒョイっと投げて、ロッドティップで、パコン、パコン、パコン、・・・・・ゴボ!もしかしてこれはスゴく楽しいのではないでしょうか。っということで早速週末にでもやってみるつもりです。
No,89
このフォースフィン、もう12年以上は使っています。なのにトラブルは一度もなし。フローター用のフィンとして、この耐久性は群を抜いていると思います。まあ、フィン自体もともとそんなに壊れるものではないとしても、ゴム製のベルトでプラスチックでロックするものなんかは、1年もたたずに壊れましたから、12年間ノントラブルというのはやはりスゴイことだと思うのです。車で言えば、10万キロ速度記録達成!みたいな。しかも12年間メンテナンスはまったくしていません。いつも使ったら車の中に放りっぱななし。さすがアメリカ海軍特殊部隊ご用達のフィンというわけです。値段は張りますが、やはりいいモノはいい!ってことですね。
No,88
これは何かといいますと、知る人ぞ知る3M社のカーボナイトフライロッドです。その昔、日本のスミスがスーパーストライクシリーズのブランクとして採用していたあのシュープリームキャストのブランクです。
http:// www.superstrike.jp/ product/ sc-1.html
今でもGO-102とか非常に人気のあるロッドのようですが、ボクも昔、SC-1とSC-3、そして8'3"#7のフライロッドを持ってました。スミスさんのサイトの説明にもあるように、非常に粘りとトルクのある楽しいロッドだったことは確かです。グラファイトロッドであることに違いはないのですが、高弾性カーボンのような軽快感はなく、カーボンなのにスローなロッドと言ったらよいか、ブランクもカーボン特有の巻き模様はなくオーロラのような不思議な模様のブランクなのです。
もともとカーボナイトというのは素材名ではなく、開発元の社名だったようで、3M社がフィリプソン⇒Scientific Anglers⇒カーボナイト社を次々と買収していって、最終的に作られたのがこのSYSTEM "G"というグラファイトロッドだったわけです。
3M傘下に入ったScientific Anglers社は以前からフライタックルメーカーにしては、かなりバスを意識したメーカーだったことは確かです。例えば社名ロゴ、みてください。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 0780.jpg
このバスの絵の入った独特のロゴマーク。フライタックルメーカーがバスの絵をロゴに使うというのは、ちょっと考えられない話ですが、実際、このマークは創業当初から使われていたようで、1962年頃のAirCelの箱にも既にこのマークが表示されています。
さらに1970年代後半のバスフライブームにおいても、S.A.社は中核的な役割を担っていたようで、特集記事やハンドブックなどの著作物を出版していました。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 0783.jpg
そしてこの本の中で主に登場するフライフィッシャーが、あのデイブ爺さんということになります。デイブ爺さんはトップウォーターにこだわっているわけでもなく、当時としての最先端のタックルでボトムやディープレンジからバスを釣る、いわゆる"フィットロックシステム"を紹介しています。
ということで今年はこのタックルで、デイブ爺さんのシステムを再現してみたいと思います。
No,87
新年そうそう、こんなものが届きました。FenwickのボイジャーパックロッドFF858。ebayで107ドル=送料込みで1万円ちょっと。久々に良い買い物しました。
ボクにとって、こういう買い物は見つけた時が買い時であり、基本的に金があろうがなかろうが、即刻入札するのが常です。したがって決済はすべてペイパルのクレジットカード決済になります。実はボクのクレジットカードは今までの悪行により、嫁に没収されているのですが、カード番号を暗記しているので、実は何時でも買えてしまうのです(笑)。問題は2ヶ月後にくるカードの利用明細。こればかりはどうしょうもありません。気づかれないことを祈るのみ。なお、気づかれた場合は、たいてい次のようなやり取りが待っています。
嫁:「あれ?これ何?」
ボク:「え?なんだろうね。」
嫁:「また、なんか買ったんちゃう?」
ボク:「結構前だな〜、う〜ん、何だろう、思い出せない。」
嫁:「なんだろうじゃないわー、」
ボク:「ガシュシュ、じつは買っちったんだー、ガシュシュ。。。」
嫁:「いい加減にしまい!」
ボク:「ガシュシュ、ガシュシュ。。。」
この"ガシュシュ"という変な笑い声で、ふざけながら誤魔化しているのですが、友人に言わせると、それで済んでいるというのはスゴイ事らしいです。
皆さんはどうしているのでしょう?まあ、とりあえず今年もこの調子で、嫌な事?は笑い飛ばしていこうと思います(笑)
皆さん今年もどうぞよろしくお願いします。
No,86
こんなもの買っちゃいました。1968年のガルシアのABU Deltaフライリールの広告。ボクの持っている資料によれば、DELTA5の登場は1967年ということなので、これは当時の新製品パンフレットだと思います。バックには中年のおっちゃんがフライをキャストしているイラストが描かれていますが、このオッチャンが何を釣っているのかが気になります。どうもバスに見えるのですが...。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2012122201.jpg
ガルシアがABUの代理店になるのは1956年のことです。スエーデンにはバスなんていませんから、基本的にABUの釣具というのは、昔からノーザンパイクやサーモンなど、北欧のルアーフィッシングのための道具だったのだと思います。そこにアメリカの商社(ガルシア)が入ってきて、ABU製品をアメリカ国内で広く販売しようと考え、アンバサダーという高性能リールが当時のバスのベイトキャスティング釣法にピタリとはまった。だからその後、市場を席巻してしまったわけです。
そんな中で出現しているこのDELTAというフライリール。このリールがいったい何のミッションを背負ってアメリカで発売されたのかは、非常に気になるところです。その鍵となるのが、この新製品パンフレットの中でオッチャンが何を釣っているのか?ということになるわけです。もしかしたら本当にアメリカ市場向けのバス用フライリールだったのかもしれませんよと...。もちろんアメリカにはバス以外にも大型のトラウト、パイクもフライの対象魚ですから、それはちょっと言い過ぎとしても、このリールのバス度はかなり高いことは間違いありません。ちなみにパンフの裏面は思いっきり5000です!
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2012122202.jpg
No,83
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