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最近、フライタイイングに何かと話題のシリコン系接着剤ですが、このコニシボンドから発売されている「ウルトラ多用途SUプレミアムソフト」という製品についてちょっと紹介します。
ちょうど今年の夏ごろ、この接着剤の存在を知り、使用してみたのですが、ポッパーヘッドへのループガードの接着には抜群の耐久効果を発揮します。シーズン中まったく取れなかったのですから驚きです。というか今まで使っていたアロンアルファが向いていなかったのだと思います。アロンアルファだとたいてい一日中使っていると使用中にガードが取れてました。しかしウルトラ多用途SUは絶対取れません!まあ、少し控えめに、"絶対はない!"としても、少なくともシアンアクリレート系の瞬間接着剤よりかは、遥かに向いています。ループガードは使用中絶えず伸縮するので、柔軟性が要求されるわけですね。こういう特殊な接着剤が発売されたのはホントにうれしいかぎりです。これからはループガードには「ボンドSUプレミアムソフト」!
http:// www.bond.co.jp/ bond/ product/ su/
ちなみにボクは小西ボンド社とはなんら関係はございません(笑)。 |
No,81 |
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実は昨日はボクの誕生日でした。すっかり忘れていましたが、忘れていたといえば、郵便受けに昨日、国際郵便が届いていて、あれ?なにか買ったかな〜っと、中をあけて思い出しました。そうそう、こんなのかなり以前に落札したっけ。落札したことさえ忘れていたオレノバスバグ。コルクバグ全盛期の1940年ごろのサウスベンドの製品です。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2012112501.jpg
当時、同社には既にコールマックという有名なバスバグが存在するのですが、そのコールマックにORENOブランドを名乗らせて、カタログでは1940年ごろに登場しています。ちなみにこのコールマックというバスバグは、1920年当時のバスバグ界の中心人物であった4名(ディルグ、ペキンポー、ワイルダー、マッカーシー)の中のひとりのコール・マッカーシーの考案パターンです。つまりへドンはワイルダー・ディルグを販売し、サウスベンドはこのマッカーシーのバスバグを販売したということのようです。当時のコルクボディのデザインはワイルダーディルグが、ブレドヘッド(弾丸形状)なのに対し、ペキンポーとマッカーシーはまったく逆のインベーステーパー(尻つぼみ形状)をしています。いずれもウィングとしてバックティル等が直接ボディに取り付けられているのが特徴で、1940年ごろまでのコルクバグはほとんどがこのパターンです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2012112502.jpg
こういう新品の未開封モノはきわめてレアで、撮影のためにセロファンを剥がすのが、ちょっと勿体無いくらいでした。1942年のカタログによるとサイズは#1/0しかなく、6カラーがラインナップされています。サウスベンドで"ORENO"と付く製品は数あれど、"BASS BUG"と名づけられた製品はこれだけです。 |
No,80 |
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フライフィッシャー12月号は久々のバス特集!ボクも記事を書かせていただきました。 |
No,79 |
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1971年のオービスのカタログ。眺めていたら、久しぶりにバテンキルを使ってみたくなりました。ボクの持っているバテンキルは、8フィート2ピースのHCF(ライン指定6/7番)モデル。25年ほど前に埼玉の某ショップで買ったものです。当時としては意を決した買い物でした。ついにオレもバンブー!初めてのバンブー!しかもオービスのバンブー!一生これで釣りするバンブー!大げさですが、当時は本当にそんな気持ちで購入したのです。それでも物欲というのは際限極まりなく、あれから一体何本ロッドを買っただろうかと考えると、恐ろしくなります。考えても見れば当時はインターネットなんてなかった時代ですから、外国の釣具というものは、輸入業者が取り扱う、それなりに高級品でした。しかし97年にインターネットに接続し、ebayでモノが買えた時の衝撃はすごいものがありました。あれ以降、物欲はさらに倍増し、気が付けば欲しいものは全て揃ってしまったのです。Orvis、Fenwick、Hardy、ABU…。こうなってしまうと、ボクの一生モノ、バテンキルは一体なんだったのでしょう?手に入れてしまえば、何てことないビンテージ釣具。物欲に際限なし。これ、間違いない事実です(笑)。だから今さらながら思うのは、バテンキル、やはり大切に使ってあげようと思うわけです。もちろんバスで(笑)。 |
No,77 |
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今週末はWEST'Sポッパーのラバーレッグバージョンを作って、池にテストしに行ってきました。結果は強烈なワンバイトをフッキングに持ち込めずノーフィッシュに終わりました。とりあえず強烈なバイトシーンだけ動画が撮れました。
ラバーレッグは1950年代にWeber社やGAINS社がフライポッパーに採用しました。既に半世紀以上も経っているのですから、今さらその効果を疑う余地もないのですが、やはり使ってみるとそれが良くわかります。ただ、これを付けても本来のポッピングアクションは何も変わりません。むしろポッピングアクションはキレが悪くなります。その代わり、「ヌー」という引き波アクションと、止めたときのキックバックが大きくなり、これが威力を発揮します。特に極太のラバーレッグは反発力があり抵抗も大きいので、よりその効果が顕著となります。その昔、ZEALのカシワギ氏が水押しアクションという言葉まで作って説明していた、あの「ヌヌー」という引き波アクション。それと同じようなものだと思います。ポッパーもポッピングアクションだけでなく、いろんな使い方が出来るということですね。
ちなみにWEST'Sポッパーは、ラトルバージョンが#1/0フックなのに対し、レッグバージョンは#2フックで作っています。ヘッド径は同じ16mmですが、ノーズの突き出しがラトルバージョンより1.5mmほど短くしてバランスをとっています。
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No,76 |
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今日は朝から突風が吹き荒れ、釣りに行けませんでした。天気予報によると、この風は春の暖かい南風ではなく、冬型の気圧配置による冷たい西風だそうで、それを聞いてなおさら行く気が失せました。
ということで、おとなしく家でバスバグ巻いてたわけですが、写真がフックサイズ2番のマスタッド37187に巻いたお気に入りパターンです。名前はイエローバスバグでそのまんま。
個人的にバスバグは2番フックに巻くのが一番好きです。2番フックというのは、ちょうどバスプラグでいうところの5/8オンス相当サイズなのです。昔のデイブ爺さんのアンプカ製バスバグが、みんなこのサイズだったから、余計に思い入れがあるってもんです。でもってバスバグのアイは絶対ドールアイ!ポッパーにはペイントアイ!これも当時の拘りの一つですね。
このバスバグを写真のようなカードに取り付け、最終的には、セロハン袋で包装し、わざわざ釣り場で開封して使うところがサイコー!(というかほとんど変態?)釣り場でパリパリ、パリパリっと、セロハン袋を開封し、新品のバスバグをおもむろにティペットに結ぶ。この行為もオールドバスバッギングの魅力の一つ!っと、あえて言っておきます。 |
No,75 |
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先日、とうとう老眼鏡というものを買ってしまいました。この昭和のサラリーマン風黒ブチ眼鏡が、風呂上りにバスバグを巻くとき、強力な威力を発揮しております。
元々、ボクは近視でした。だからメガネとの付き合いは長く、確か中学生のころからすでにメガネのお世話になっていたかと思います。
そんなメガネ人生の転機が、5年前にやったレーシックという近視矯正手術でした。これで一気に視力が裸眼で1.2になり、長年のメガネ生活ともお別れを果たすことが出来たのでした。
そして今年46になり、今度は急激に近くが見えなくなってきました。いわゆる老眼というヤツですが、結局またメガネのお世話に...。歳はとりたくないものです。 |
No,74 |
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写真はSさんという方から頂いたバスバグです。本人いわく「ダメだししてください!」との事ですが、とてもよく出来てます。
人からバスバグを頂くというのは大変嬉しいことです。なぜなら、すごく手間のかかるモノですから、手編みのマフラーとか、それに匹敵するくらい有難い頂き物なんです。もったいなくて使えません(笑)。カードに取り付けて、このように保管します。
そういえば昔、バスバグスワップというホームページがありました。いろんな人が自分のバスバグを持ち寄ってサイトに投稿し交換するわけですが、ヘアバグありフロッグありと、とても面白いホームページでした。日本ではまだまだやる人の少ない釣りですが、琵琶湖あたりで、そんなイベントをやったらさぞかし面白いだろうな〜なんて思ったりもします。名づけてバスバグスワップIN琵琶湖!
ところで話変わって、この土日、釣りに行きました。久々にかなり本気モードで4ヶ所ほど野池を回りましたが、生命反応なし。あえなく撃沈でした。水温はどこも9℃前後でした。やはり14℃くらいにならないとトップは厳しそうです。そういいながら来週もまた釣りにいきます。たぶん....。 |
No,73 |
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久々に新しいハットバンド・フライパッチ買いました。このRMD社のハットバンドは昔からのお気に入りです。ウォータープルーフと書いてありますが、革紐は雨に濡れてほっとくと、硬化して千切れやすくなるので、オイルを塗っておくと長持ちします。最近は、フライボックスを持たなくなり、もっぱらこれがボクのタックルボックスみたいなものです。家にいるときも、ぶら下げて置いておくだけです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ hatband.jpg
釣りに行くときもどれにするか選んで帽子に取り付けるだけ。ボックスを持たないぶん、ベストもかさばらないし、フライもたくさんストックできる。もう、ボックスいらないかもって感じです。 |
No,68 |
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この土日は実は琵琶湖遠征のはずだったのですが、ご一緒するY氏の仕事の都合で2週間ほど延期となってしまいました。写真はその琵琶湖遠征用に巻いたバスバグです。フックはマスタッド37187の#1/0。バスバグとしてはフルサイズです。それでもフラポッパー5/8オンスと比べたら、まだ若干シルエットは小さめと言ったところでしょうか。コイツを乾燥剤入りのフロータントに漬け込んで、当日琵琶湖の水面で、超高浮力のキビキビアクションでデカバスを"CALLING UP"する予定です。まあ、そう言ってここ数年50オーバーさえも釣れてませんが・・・(笑)。
それにしても今日は県外ナンバーの車が本当に多かったです。近所の有名うどん店などは9時前にすでに売り切れの看板が出ていたほど。まあ、高速道路の上限千円が今日で終わるといっても、ボクの琵琶湖遠征はいつも新幹線で行くので影響はないし、逆にいつも準備不足がちのフライをこれから時間があるので準備しようと思います。 |
No,67 |
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写真のフックは、皆さんご存知のマスタッド37187。言わずと知れたバスバグ用のスティンガーフックです。先日、オークションで、もう、とうの昔に生産中止になった#1/0が出品されていたので、思わず買ってしまいました。なんと全部で1000本あります。さらに33903、33900、ガマカツ310など、他のフックも併せると、なんと3500本くらいあります。毎日1本巻いても10年かかります。もう死ぬまでフックには困りそうにありません(笑)。ところで、先日洋書をパラパラめくっていると、ステインガーフックのことが詳しく書いてありました。ちょうど良いのでここで紹介しておきます。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ stinger.jpg
以下この記事の訳です。
スティンガーフックは20年ほど前にオクラハマ州タルサのベテランのバスフライロッダーPorky Loucksによって考案された実にすばらしいバスバグ専用フックです。Porkyはウッド、コルク、プラスチックそしてディアヘアなど、ほとんどのバグヘッドで問題となっていたバグボディ対ゲイプ幅の問題をそのフックデザインで解決しました。Porkyはフライフィッシング界およびフライタイイング界に、このステインガーフックの考案を広めたいと、デイブフィットロックに働きかけました。そしてここ2年間、Porkyとデイブからこのフックを幸運にも入手できた人たちは、皆そのフックをすばらしいと賞賛しました。そこで、一般個人および釣具メーカーの需要を見込み、デイブinks社、ミルポンド社は2種類(ハードボディ用ハンプシャンクとヘアバグ用のノーマルシャンク)3サイズ(#10、#6、#1/0)のステインガーフックをイーグルクロー社に特注しました。そして次の発注では、さらに際立ったフッキング性能を発揮するため、バーブを小型化し、フックポイントをよりシャープ化する等の大幅な改良が加えられました。これらイーグルクロー社の新しいスティンガーフックをある程度まとまった数で購入したい人は、デイブinks、ミルポンド社にコンタクトをとってください。連絡先は・・・・また、オリジナルのマスタッド社のスティンガーフックを少量購入する場合はPorky Loucksまで連絡をください。連絡先は・・・・
ということで、スティンガーフックを考案した人は、バスフライロッダーPorky Loucksさんで、デイブフィットロック翁はその後棒を担いだだけと言うことになります。二人のスティンガーフックはデイブがイーグルクロー社に発注し、Porky Loucksは、マスタッド社に発注したということのようです。ちなみにPorky Loucksさんはデイブ爺さんとはバスフライ繋がりの古い友人で、二人ともGreen Country Flyfishersというクラブの一員だったらしく、その辺のことは以下のサイトに詳しく書かれています。
http:// home.comcast.net/ ~okieflyrod/ index.html
そういえば、デイブ爺さんのバスバグパターンの中に、Porky's Petという名前のヘアバグがあったような。これもきっとPorkyさんに関係があるんでしょうね。今度、#1/0のステインガーフックでPorky's Petを巻いてみようと思います。ちなみに#1/0と#2のサイズの違いはこんな感じです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ stingerhook.jpg |
No,66 |
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このフロッグは、1997年6月のフライフィッシングショーでマスタータイヤーとして参加していたJoe Messinger Jr.によって巻かれたものです。箱には父親のバックテイルとLEAPフロッグと呼ばれる2つのパターンが収められていて、蓋には本人が書いたと見られる説明書きとサインが書かれています。スパン・ディアヘアのパイオニアのご子息というだけあって、さすがにボディはすばらしく、これが本物!スパン・クリップド・ディア!といった感じです。ちなみにどうしたらこういう美しいクリップド・ボディができるのか?これは何度もやってみたらわかるのですが、結構重要なのが、一回一回のフレアさせるディアヘアの量。ほとんどこれで決まります。この量が少ないとスカスカになり、剃刀も立たないんですね。まあ、当たり前のことですけど......。ちなみに一回の少ない量で回数を増したらどうかというと、じつはこれもダメなんです。1回でフレアさせるヘアの量はヘアパッカーでプッシングした時、ヘアが前に押し返してくるくらいが適量のようで、それで最後までいくと、すごくいいボディができるんです。でもって密度が濃くなると、剃刀も立ち、シェイピングもジョリジョリっと、ヒゲを剃るみたいに気持ちよくできるというわけです。ちなみにそういう感じで頑張って巻いたボクのヘアバグ、何年たっても未だ勉強中と言うわけです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ yellowbassbug.jpg |
No,64 |
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トップ堂はいつも気が付いた時に買っているのですが、今回は八代氏から「買ったか?」とわざわざメールが来て、初めて則弘祐氏の追悼スペシャルと知り、慌てて本屋へ買いに走りました。
山田周治氏の文章を読み終えて手元にあったバルサ50のイエローコーチドックとストライカー、フルーガーを手に取ると、30年前のことを思い出しました。
あの頃のバス釣りって、今より全然釣れなかったけど、なんか涙が出るほど懐かしい思い出です。小さなバスだったけど、今より遥かに貴重だったあの一匹。忘れられない相模湖藤野のボート屋と津久井湖の沼本旅館。そして書籍「ブラックバス釣りの楽しみ方」とバルサ50。すべてが貴重な思い出です。
トップ堂No,51号、買いです。 |
No,63 |
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これは2ピースロッドを束ねるためのアイテムで、気に入ってるので数年前からずっと使ってます。使い方はこんなふうに使います。
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通常ボクは釣りに行くとき、タックルは家で全部セットしてから釣り場に持ってきます。釣り場に着いて、あれこれバタバタするのが嫌なんですね。暗がりでリール地面に落っこどしたり、ラインがガイドにちゃんと通ってなかったり..。釣り場に着くと気持ちがはやるので余計にそうなったりするわけです。だからもうタックルは全部家で組んで、釣り場に着いたらフローター膨らまして水に入るだけ。これが実にいいです。あとは釣り場を移動するときもラインを通した状態で車に積める。移動中もブランク同士がカチカチ干渉しなくて大切なロッドも傷が付かない。小さなアイテムですが、まさにいいことずくめなわけです。ここで売ってます。なぜかカナダ製。
http:// www.rodbuddy.ca/ |
No,62 |
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最近また1台マーキースリール買いました。これでボクが持っているマーキースリールは全部で3台になりました。いずれもクリックタイプの8/9番モデルですが、左からPhillipsonのEF86Bに使用するマルチプライヤーモデル、中央がSCOTTのF87Bに使うシルバーリムモデル、そして一番右が今回購入した2004年のガンメタ復刻モデルです。ちなみにリールの下にある雑誌はS.A.社が79年に出版したムック本「FLY-RODDING FOR BASS」で、当時のアメリカにおけるバスバギングの情報を詳しく知ることができます。特にデイブ・フィットロック氏の書いた記事は多く、ストレートラインシステムのことを彼自身がイラストとともに詳しく書いています。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ straightline.jpg
このストレートラインシステムというのはバスバギングにおいては基本中の基本で、非常に重要なメッソッドです。ちょうどこの頃、日本に於いてはトップウォータープラッガーの師匠、則弘祐氏がプラグの動かし方について雑誌や書籍で語っていたのと同様、じつは同じ頃にアメリカではデイブ・フィットロック氏がフライロッドによるバスバグの動かし方について語っていたわけです。今から30年前の本なので当時のフィットロック氏はまだ40歳代で今よりかなり若いです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ dave.jpg
フィットロック氏は1934年生まれらしいので、もう現在75歳ということになります。ボクにとっての師匠はまだ長生きしてくれるように願いたいものです。 |
No,61 |
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アメリカのアウトドア雑誌「フィールド&ストリーム」誌の1954年6月号です。表紙は、当時の契約アーティストTOM ROST氏によるジャンピングバスが描かれてます。この頃はまだカラー写真というものが無かったようで、紙面の画像は全てカラーの絵又は白黒写真で構成されています。しかも広告も含めて、この絵がとてもすばらしい。
中身の執筆担当者もバスバギングの分野で著名なフライフィッシャーが名を連ねています。Lee Wulff、Tom McNally、H.G.Tapply、etc...。H.G.Tapply氏は、「BASS BUG Fishing」の著者で昨年の9月に亡くなられたWilliam G.Tapplyのお父さんです。ちなみにMcNally氏も既に亡くなられてますが、紙面ではバスバグについて大変重要な記事を残してます。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ fands.jpg
要するにロングシャンクフックを角度を付けてヘッドにマウントすると、フッキングがとても良くなる、ということを書いてます。このあたりは確かにそうで、ギンギンに研いだMcNally's Frogは、アレンループガードを付けても、すこぶるフッキングが良かったことは確かです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ fands2.jpg
ロングシャンクフックにアレンループ!皆さんも一度試してみてください。 |
No,60 |
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皆様かなりご無沙汰してます。年明けからHPは冬眠状態でずっと何してたかというと、ルアーキャストという発泡樹脂でポッパーヘッドを作ってました。これはなかなか楽しいですよ。たとえばフラポッパーのヘッドなんか、これを使えばいとも簡単にできてしまうのです。しかも比重はバルサ、硬質発泡スチロール並みなので超軽量。ちゃんと使えるポッパーが大量生産できてしまうというわけです。とりあえずMcNally'sフロッグはこれで作ってみるつもりです。ちなみにフライロッドフラポッパーは、新品のビンテージモノをアセトンのビンに入れてシャカシャカ振ると、コルクヘッドがそのまんま取り出せます。ヘッド脱落防止のための樹脂性プレートの付いたフックシャンクも型取りで再現できるので、ほぼ完全復刻も可能です。 |
No,59 |
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HERTER'S CUSTOM "S" HUMP LONG SHANK HOOKS |
2010.1.12 |
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これは何かというと、見ての通り、ヘドンのフライラインです。しかもBUG TAPER WF8F。ヘドンのバスバグテーパーなんてカッコよすぎます!ということで、思わずまた余計なモンを買ってしまったというわけですが、もちろん、こんなもん使うために買ったわけでもなく、たまーに出してきて眺めたり、説明書を読んだり、或いは匂いを嗅いだりして、密かに楽しむための変態グッズに他なりません(笑)。
ところで、このラインの箱はいわゆる青箱と呼ばれるもので、ちょうど同じ青箱のタイガーをボクは持っています。年代的には、およそ1960年代。この頃のラインはAFTMA規格のPVCであることは間違いないと思われます。世界初のPVCラインがS.A.社によって開発されたのが1955年、その後1962年にはライセンスがコートランドなどの他の会社にも認可されたそうで、たぶん1965〜70年ごろのものではないかと思います。あくまでボクの予想ですけど...。パッケージの裏にはヘドンのフライラインのラインナップが表示されていて、バグテーパーはWF7FからWF10Fまであったことが分かります。今となってはなかなか貴重な資料です。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ heddonline.jpg |
No,57 |
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ABUのDELTA5を入手したので、早速ブローニングに装着してみました。このリールはかなりごついので、ヘビーなグラスロッドにはぴったりです。雰囲気的にも70年代のアメリカンバスバギーなイメージそのまんまといったところです。ただ、使いこなすのもアメリカ人なみの体力が要りそうですが.....(笑)。それにしてもABUのフライリールは地味というか無骨というか、アンバサダーに比べれば、ほとんど影が薄い存在です。その理由はデザインも無骨ながら、サイズがワンサイズしかなく、日本の渓流には全く使えないリールだったからだと思います。実際にデルタシリーズにはDELTA3とDELTA5がありますが、両方ともサイズは全く一緒で、違いはドラッグレバーの有無だけです。両者共にWF8番ラインをノーバッキングで巻いて丁度良いくらいのサイズなので、とても渓流に使えるようなシロモノではなかったわけです。しかし、そのかわりと言うか、バスには昔から人気があったという話はチラホラ聞いたことがあります。使った感じはまだ分かりませんが、来シーズンはこれをメインに使ってみるつもりです。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 226.jpg |
No,56 |
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このライトすごくいい。先日、一緒に釣行した釣友Sさんがコレを使っていて、あまりの明るさにボクも1個購入した。バッテリーは単四乾電池3本で、バッテリーケースがベルトの後に付く別体式となっているのが特徴。明るさと焦点も無段階に変えられ、手元から遠くまでかなりの状況に過不足無く最適化できるのがいい。ドイツ製。 |
No,55 |
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最近メインで使っているFF858。オークションではしょっちゅう出てくるので、程度の良いモノが出てくる度にビッドしてたら、同じものを4本も買ってしまった。最初のやつは、とうの昔に売ってしまったが、最近また買って、遂にシリアルナンバーがPに行き着いた(笑)。
ということで、右の写真はボクが現時点で所有しているシリアルナンバーがP(左)とN(右)のFF858です。Pの方は、1976年のフェラライトブランク最後期の製品だと思われ、スレッドの色もグレーになって、ちょっとこれまでのFFとは雰囲気が違う感じです。ストリップガイドもいきなり富士工業製のCGタイプが付いている。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ ff8582.jpg
まあ、80年代のランカースティックのグリップが富士工業製なので、この頃のガイドが富士製でも、なんら不思議ではないのだけどね。ただグラスにショックリング入りのガイドは珍しい。そういう意味でシリアルナンバーPのFFは貴重かもしれない。やはりグラスは最後期になればなるほど完成度が高いというのは確かです。 |
No,54 |
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先日、久しぶりにカヌーのメンテをやりました。自分で言うのもなんですが、このカヌーほんとにかっこよいですね。雰囲気だけならもうオールドタウンのウッドカヌーそのものです。
メンテの方は洗ってハルにワックス掛けて、ウッド部はチークオイルで磨きます。すると黒ずんだガンネルにさらに艶が出て良い味になるんですよ。ボクが持っているナバロはレガシーというモデルで、ナバロのラインナップの中ではレクリエーションカヌーという位置づけになっています。だから釣専用ではないのでバスシューターなんかに比べたらやはり安定感はかなり劣るようです。一応立ってフライキャスティングもできるんですがね。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ standcast.jpg
今度、アウトリガーでも付けて、琵琶湖に浮かべてみようと思います。 |
No,53 |
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一番左はボクがバスに使っているマキシマリーダー、その隣は昔バスによく使っていたバリバスリーダー、でもって一番右が大昔(といっても1970年代)のメイソンリーダー。どれも"バス用"とは書いてないけど、フォーミュラ値を見るかぎりバットの長さが長めでバスに向いているリーダーだと思う。ちなみに日本製のリーダーでバス用と言い切った製品は未だかつてなく、じつはこのバリバスのブラウンストリーマーという製品が結構それに近かった。でもいつの間にかパーフェクションというモデルになって0X7.5ftというバス向きの長さもなくなってしまった。ところで、一番右のメイソンのリーダーは1Xなのに7ポンドテストしかない。このポンドテストという言葉は一般的には直線強力と言って、引っ張った時にその荷重で切れるラインの強さを意味するはずなのだが、ストレーンなどのアメリカ製ルアーラインは結束強度で表示しているから同じ荷重でも太さが太いらしい。果たしてフライのティペットもそうなのか?実際に調べてみたところ、現在のティペットに関しては全く関係ない感じだった。たとえばアメリカ製のクライマックス、リオ、S.A.アンプカ、フロッグヘアー、どれも全てX表示の直径に妥当な直線強力のポンドテストが表示されている。だとすると、この7ポンドテストも直線強力なのかと思いきや、いろいろ調べた結果、たどり着いた結論は、単純な引っ張り強度は同素材であれば断面積に比例するので、同じ太さなら強度はほとんど同じということらしい。だからやはり1Xで7ポンドは弱すぎる。実際には12ポンド程度の直線強力があるのだが、昔の製品だから結束強度で7ポンドと表示していたのかもしれない。この辺のことは実際にはわからない。それにしてもメイソンのリーダーは渋い。 |
No,52 |
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今日は久しぶりに釣りに行かなかった。「久しぶりに釣りに行った」ではなく、久しぶりに釣りに行かなかった(笑)。その代わり、今日はポッパー巻いたり、昔の道具を出してはいじくりまわして楽しいひと時を過ごした(笑)。
写真は1977年のAirCel BASS BUG TAPERである。3M社というのは、ルアーでいうところの、デュポンみたいな存在で、言ってみればAirCelというのはストレーンみたいなものなのである。
1972年にPhillipsonが3M社に買収された翌年、SA社も同社に買収されているが、3M社のフライラインの商品ラインナップは全てここから始まった。以後40年近くにわたって、今でも販売されているAirCelは、やはりすごいラインなのである。 |
No,50 |
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ベッツ社のバスバグ2種。BASSN' HAIRのマウスとヘアバグ。二つともマスタッドフック仕様で1989年ごろにガテマラ共和国でハンドタイされたものだ。ベッツ社はポッパー以外にもヘアバグを作っていた。このパッケージの裏に他のヘアバグの種類が書いてあり、それによると、ガーバブルバグとフロッグ、そしてマドラーミノーがラインナップされていたようだ。いいね〜、こういうの。個人的にBETTS大好き。 |
No,49 |
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丸棒ポリエチレンなどのポッパーヘッドで、ペイントアイが困難な場合に、このA-ONEカラーラベルで簡単にアイを作ることが出来ます。本来は事務用のラベルですが、ポッパーに貼ってマジックで瞳を描き、ソフテックスで2回程度コートすれば、丈夫なアイ付きポッパーが作れます。 |
No,43 |
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『ブラックバス釣りの楽しみ方』に、「僕たちの愛用の道具。」という表題があって、そこのコーナーで則氏と山田氏が自分のお気に入りのプラグを5個紹介しているらしい。近いうち、そのことについて八代氏がプラグ日記を更新するらしく、ボクのお気に入りは何かと訊かれたのでこう答えた。ボクの場合のベスト5は写真の5つ。最も好きなのはやはり「黄色いバスバグ」、2番目は「WEST'S POPPER」、3番目はナイトバッシングに欠かせない「黒のジタバグ」、4番目は昔から結構使っていてよく釣れた記憶がある「11cmのジョイントラパラ赤金」、そして5番目はやはりアボガストファンとしては外せない「フロッグカラーのフラポッパー」という具合です。 |
No,42 |
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先週のBASSツアーで試しに持って行ったフライ。もうずっと前から作ろうと思っていて、なかなか出来ずにいたのだが、やっとEVAフォームシートが手に入ったので作ってみた。このフライはご存知BETT'Sドラゴンのコシアキバージョンである。作り方はBETT'Sドラゴンと全く同じだが、最後のアイの取り付けだけちょっと違う。このアイはドールアイを1/3ほどカットして中の目玉を取り除いて取り付ける。ウィングは固めのソルトウォーターヘアーを使用し、レッグは50ポンドのダクロンを使う。コシアキトンボが水面でバスを挑発している時期に使用すると効果的。こんどBUGBOXに登録しよう。
http:// www.bassfly.com/ findmaterials/ folder/ 2.jpg |
No,41 |
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お盆休みに東京のフライショップを物色中、デカイねずみを発見。このフライは「Olch's Wiggle Lemmings」という名のアンプカ製完成品フライで、写真のようにビッグバドと同じくらいの大きさがあります。ヘッドはディアヘア、ボディはラビットスキンで、なんと胴体の半分からは、ジョイント式になっています。まるでフライロッド用ネズマーとでも言ったらよいでしょうか、とにかくクレイジーなフライです。まあ、レミングとは北極圏に住むネズミのことを指すので、本来はタイメンとかサーモン用なんだろうと思いますが、デカバス狙いにはピッタリではないかと思うわけです。こんど夜のダム湖で使ってみようと思います。 |
No,40 |
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手紙の消印はFEB.4 1998とあるからもう10年以上も前のことになる。ebayで入手したMessinger Frogが本物かどうか、ボクはわざわざ息子に手紙を出した。そして数ヶ月後返事が来て、間違いなくお父さんのものだといってサインと一緒に戻ってきた。そんでその手紙の中にVTRがあるから買えと書いてあったので注文した。実はそういう経緯があってボクはメッセンジャーからの手紙を持っている。この手紙は古風にもタイプライターで書かれ、便箋にはデカバスの透かしが入っている。これ貴重かな? |
No,38 |
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今週は、夜な夜なポッパーを製作している。昨日はフック50本にヘッド取り付け用のリブ&ワイヤーを取り付けて終わった。今日はヘッドの成型とフックの取り付けを44個やった。ふぅ〜疲れた。この後は塗装、そしてスナックガードの取り付けを行い、最後にテールとハックルを取り付けて完成する。ちなみにハックルはホワイティング社のアメリカンハックルを7枚も使用する。インディナやチャイニーズでもいいんだけど、やはり比べ物にならないほど品質は良いので外せない。ただ、最近品薄なので入手困難。 |
No,37 |
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最近、アーボガストが気になりだして、見つけてはたまに買ったりしている。まあ、ジタバグなんてオールドでもヘドンに比べたら易いもんだし、今のうちにいいものあれば買っとくか、という感じなワケです。ちなみに写真はボクが持ってるアーボガスト社のルアーです。一番気に入ってるのは奥のフロッグカラーのフラポッパー。いい味出てるでしょ。それと手前の白いフロッグ、これはFRED’S FROGと言って、知る人ぞ知るレアアイテムです。 |
No,36 |
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今日はとても暖かい一日だった。この陽気に刺激されてか、久しぶりにポッパーを巻いた。たった3個ばかりだが、一日3個でも4月に入るまで毎日コツコツ巻けば100個も作れる。まあ、毎日は無理でもシーズンに入る前に50個くらいはストックしておきたい。頑張ろう。 |
No,35 |
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写真は別にどうってことないSA社の昔のフライボックスですが、こういう昔のプラモノボックスがとてもカッコよく感じてしまうのはボクだけでしょうか?実際にヤフオクなんかを見てもFenwickやUMCO、HEDDONなどのプラモノのボックスは相当人気があるようですし、実際このボックスもいつの間にかScientific Angler Classic Fly Boxという名前で復刻販売されてます。買うなら今のうちでしょう。ちなみに中の写真はこちら |
No,34 |
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この時期、渓流釣りに行くのに、絶対に忘れてはいけないのがこのハッカ油です。これを忘れるとほんとにひどい目に遭います。ほぼ100%車から降りた瞬間テジロに取り囲まれ、あとはもう刺されまくって釣りどころではありません。従って車中でこいつを首筋、腕に十分塗ってから出撃するのです。すると、テジロは近寄ってきません。虫除けスプレーよりも虫除効果は優れていると思います。小瓶なので携帯性に優れていて薬品っぽい小瓶デザインもなんとなくフライフィッシング向きな感じがする?バスにもグッド。要するに虫除けをこういう瓶で持っているってこと。 |
No,33 |
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Don West's Kick Back FROG prototype |
2007.2.25 |
先日、West'sポッパー社の内部会議で、Don社長が「我が社も、そろそろFrogルアーが欲しいところだ。ガンビル、ダウバート、スタルカップに次ぐフォームフロッグを作れ。」という辞令があり、West'sフロッグの開発をすることになりました。写真は、8個ほど作った試作品のうち、現段階の有力候補です。ただ、まだ実釣テストしてないので、今後どうなるかはわかりません。
ちなみに作り方は完成したらBugBoxにUPしますが、基本的な作成方法は既述の有名フロッグとほぼ同じで、フォームをソフテックスなどでコートし、ラバーレッグで手足を付けるというものです。高弾性、高品質ステンレス製リリーパッドガード付き。今年はコレでリリーパッドからデカバス出したいものです。 |
No,32 |
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