釣行記   リストへ戻る

2010年7/8/9/10月の釣りの巻 釣行日:2010年7月〜10月
天候:晴れの日もあれば雨も曇りも。


今シーズンは、動画を撮ることばかりに夢中になって、

釣行記書くのをすっかり忘れていました。

そこで突然ですが、


このあたりで一気にまとめて書きたいと思います。




振り返ってみると、今年も、よく釣りに行きました。

7〜9月は、ほぼ毎週、行ってました。

でもって、今年発見したことと言えば、

まず、お気に入りの、うどん屋さんが、

休日の朝8時から営業していることを知ったこと。



いつからそうなったのかは知りませんが、

通常、香川のセルフと呼ばれるうどん屋さんは、

日曜日はお休みで、平日は11:00ごろから営業というのが一般的です。

早朝から人気の店で、しかも釣りの帰りに、うどんが食べれるというのは、

とても贅沢なことなのです。



これがボクが最近はまっている山下うどん。




ところで、釣りの方はというと、7月中は比較的好調で、

よく通っていた野池では、ほぼ毎回、40オーバーが釣れていました。

しかし、8月に入ってからは、ボクより先に先行者がいることが度々あり、

それから暫くして、パタリと釣れなくなりました。

意気揚々と早起きし、釣り場に着いたら、人がいる。

これ、一番がっかりするパターンですね。

「おいおい、君たち、ボクの釣り場に勝手に入ってもらっちゃこまるな〜。」

などと注意したいところですが、

別に池は自分のモノでもなんでもなく、

むしろ勝手に入って釣りしてんのは自分だったりします(笑)。



こういうまともなサイズが釣れていたのも7月くらいまで。

8月以降は、なぜかこの池、ウシガエルが何度も追ってくるようになりました。

そうそう、こんな動画がありました。



カエルは岸にいても、バスバグを見つけると、水中にダイブして追ってきます。

油断していると、突然水面に顔を出して、バイトしてくるので要注意です。

この時は幸運にもフックを持って外せましたが、

暴れるカエルを手で握るのはご免です。


Queen Beeで釣れた小バス。

ところでこのポッパーに付いている大きなアレンループ、

こんなに大きくて大丈夫なのか?と思う人もいるでしょう。

しかし実は、これが性能が結構いいのです。

どういうことかと申しますと、

硬いモノフィラで小さなループにするよりも、

細めのモノフィラで大きなループにした方が、

スナッグ性能はもちろん、フッキング性能も良いってことなんです。

実際にやってみたらわかりますよ。

特にマスタッドのポッパー用フック33903は、シャンクが3Xと長めなので

通常のアレンループだと、フックとループの間が大きくなってしまうのです。

ループは小さい方が硬くはじきやすく、大きい方がやわらかくよく動きます。

なのでメイソンのハードナイロンの細め(16ポンドくらい)を

フックポイントに向かって、レイダウンし、

フックポイントが掛からないような四角いループにしてやるのです。

↓こんな感じです。

レイダウン・スクエア・ループ

こうすると、フッキング性能はさらによくなります。

みなさんも、やってみてください。




たまにはルアーもやってみようと、

ベイトタックルを持ち出して、動画を撮ってみました。



やはりフライと比べてベイトタックルはルアーを操る面白さがあります。

もちろん、ドバ!っと、ここでバスが出てくれたら良かったのですが、

そううまくはいきませんでした。

でも、10年位前、ボクは、ザラスプークの威力を知る、

ある出来事に遭遇したことがあります。

ここで、ちょっとその時の話をしましょう。

それは県内でも有数のクリアな野ダムでの出来事でした。

真夏の炎天下、ジョンボートに乗った若造が2人、上半身裸で釣りをしていました。

時刻は日も昇りきった正午過ぎくらいだったと思います。

2人のうちの一人が、湖のど真ん中でザラをキャストして遊んでいたのです。

遊んでいたとは、あくまでボクの解釈ですが、そのときの光景はどう見ても

真面目に釣りをしているとは思えない様子でした。

大声で話しながら、ザラを思いっきりキャストし、高速で巻き取る。

要するに、もう釣れないので遊びでやっていたのだと思います。

そして何投目かしたとき、信じられないことが起きました。

ボートの際まで巻き取ったザラに、

突然、いいサイズのバスが、ガバ!っと、ヒットしたのです。

それは信じられない出来事でした。

その二人は、慌てふためいた挙句、デカバスをボートに取り込み、笑いまくってました。

近くにフローターで浮いていたボクも、一緒に笑いまくりました。

それくらい、あり得ない出来事だったのです。

ザラスプークって、そういうルアーだってことですね。

だからというか、ボクはいまだにザラスプークが大好きで、

たまに、暇つぶしに操作します。

もちろん、ドバッ!っと出てくれれば最高ですが......、

やはり世の中、そう甘くはありません。(笑)



これは、8月31日の夜、とあるダム湖の流れ込み(インレット)で釣ったバスです。

中でも下のバスは非常に体高のある一匹で、バカみたいに引きました。

真夏のバスはインレットに集まる。これはもう常識のようなものです。

他の場所は全く釣れませんが、インレットだけ、バスがうじゃうじゃいるのです。

したがってインレットには、釣り人もうじゃうじゃ集まります。

そしてバスも釣り人もうじゃうじゃとなってしまったインレットは

その結果どうなるかと言いますと、

見えバスはたくさん居るけど、全く釣れない。

こういう状況になるんです。



ちなみにこのバスは、また別のメジャーレイクのインレットで釣ったバスです。

わざわざ愛媛県まで遠征して、

あわやボウズか、という貴重な一匹でした。

このダム湖のインレットもバスはうじゃうじゃ、釣り人もうじゃうじゃ状態でした。

それでもボクみたいなトッパーフライマンは暗くなるのを待ってから

ゲリラ釣りをするので、なんとかボウズは免れられましたが、

正々堂々とボートで日中しかやらないメンター系の兄ちゃんは、

暗くなる前にあきらめて、見事にボウズだったとか。



9月上旬、1980年代のゲインズポッパーで釣れたバス。

GAINS DIXIE DEVIL


↑このディーラーカードのゲインズポッパー1個使ってみましたが、

なかなか動きはよかったですよ。

最近のコマーシャルポッパーは、塗装がボテボテで、

動きの悪いモノがほとんどですが、

1980年代のコマーシャルポッパーは少なくともまだ本気で、

釣るための道具として、一個一個丁寧に作られていたことがわかるってもんです。

さすが、Made in USA というわけです。

では、最近のコマーシャルポッパーが本気で作られていないのかというと、

そりゃもちろん、仕事としては本気で作っているのでしょうが、

なにかが違うのですよね。

たぶん、これをどうやって使うものかも知らない中国人が、

ただ業務として作っている。そんな気がするんですよ。

まあ、中国にはバスはいないので仕方がないですが、

やはり道具である以上は、

作り手の意思のようなものが感じられる製品を使いたいものです。

そういう意味で昔のMaide in USAはよくできていました。

キビキビとよく動き、ポップ音も安定していました。

それゆえに耐久性はそれなりで、

障害物周りでハードに使っていると、1日もちませんでした。

もともとコマーシャルポッパーとはそういうものだったのです。

やはり釣具なんですから、釣れなければ売れなかったんでしょう。



この時のバイトは、かなり激しかったのですが、残念ながらバイトシーン映ってません。

カメラをフロートチューブに固定しているので、

チューブの向きによっては、全然撮れていなっかったりします。

このあたりは非常に難しいところです。

でも、低いアングルで撮った映像は、やはり迫力があるのは確かで、

ほとんど水面スレスレで撮っているワケですから、

普段の人間の視点とは異なる映像が撮れるということになります。


9月後半、近所の野池にて

9月も後半になると、さすがにダム湖のインレット通いはやめて、

普段よく行く野池に戻ったり。


McNally's Frog

フレッドアーボガスト社のフライロッドフラポッパーに付いているウィードガードに、

"FLOPPING WEED GUARD"と呼ばれるワイヤー製のガードがあるのですが、

アレと同じものを0.3mmのピアノ線で作り、

McNally's Frogに取り付けて、TESTしてみました。

ところが、結果は全然ダメで、すぐに引っかかって釣りになりませんでした。

フックシャンクが3XLongという理由もありますが、

フラポッパー自体、あのガードはあまりよくなかったので.....。

ということで、やはり3XLongシャンクのフックには

先にも述べました"レイダウン・スクエア・ループ"

これが良し、という結論に至ったのでした。




10月10日、さぬきうどんBASSツアー釣友O氏が四国入り


10月10日、九州からO氏が遊びに来てくれました。

久しぶりに一緒に釣りをすることとなりました。

O氏とのバスフライ繋がりは、もうかれこれ5年くらいになります。

"さぬきうどんBASSツアー"では、

今まで、いろんな方と釣りをご一緒させていただきましたが、

ほとんどの方とは、その後、音信不通になっています。

年賀状とかちゃんと毎年出せばよかったのですが、

ずぼらな性格なので、メールアドレスもその場限りで今は全くわかりません。

さぬきうどんBASSツアーに来たみなさんは、まだバスフライやっているのでしょうか?

この場を借りて、ぜひ、近況をお知らせください!


ちなみに相変わらず、バスフライにのめり込んでいる今回のO氏(笑)

はじめて来たときは、なんと幻のバスフライロッド、TEAM-DAIWAを使ってました。

最初に来たとき:http://www.bassfly.com/report/20060603/index.html

2回目:http://www.bassfly.com/report/20070709/index.html

3回目:http://www.bassfly.com/report/20080503_04/index.html

年を追うごとにオールドタックル化しているのがわかります。

いまはFENWICKのイエローグラス復刻版を使っているようです。

でも基本的には、あまり道具に拘らないバランス感覚が正常な釣り人です(笑)。

ちなみに、彼のブログは:http://blogs.yahoo.co.jp/ebitutte

ブログのタイトルは、なぜか「エビ釣って燻製」

まったくバスフライとは何の関係もないタイトル!(笑)

趣味が、燻製づくりだとかで、今回の釣行でも自家製スモークチーズを

食いまくりながらの釣行となったのでした。



O氏のボックス。自作だそうです。

今回はサーフェスフライしか持ってこなかったとのことですが、

特に↓のバスバグが活躍してました。



なんだかんだ言って、やっぱバスバグ、釣れますからね。




測っていないのでわかりませんが、見たところ、35センチくらいでしょうか。

立ち込んでいたボクもかろうじて1匹。



このバスは釣られまくっているのか、右端開口部が一部欠損してました。



もう何度も釣られているのでしょう。

結局、この日の朝のダム湖では、O氏もボクも、一匹づつの釣果のみ。

他にも野池をウロウロしましたが、よいサイズには恵まれず、

唯一の40オーバーは夕方に入った池で、



暗くなってからゴボン!ときた↑の1匹のみでした。

それ以外の40アップは、ほぼ撃沈。



そして翌日、朝から張り切るO氏↑

かなり遅くまで寝てしまい、釣り始めたのはもう日が昇ってから(笑)。



しかしここはO氏、小さいながらも、結構良い釣りができたようです。



そしてこの日の午後、最後の池は数釣り重視で小学尾行池へ移動。





型は小さいものの、やはり小学尾行池、そこそこ数釣りは楽しめたのでした。

最近、40オーバー釣るの、大変になってきました。

なかなか良型釣れません!

Oさん、これに懲りずに、また一緒に遊びましょう。



10月23日、24日、職場の同僚と琵琶湖極秘釣行の巻

じつは、ひそかにまた琵琶湖に行っちゃいました。

琵琶湖、行ってきまーす!なんて人に喋っちゃうと、

あとから、「釣れたか?どうだったか?」などと煩いので、

あえて黙って周りには内緒で行ってきました。


今回の同行者は、会社の後輩のF君です。

F君はまだ若い。二十代です。

しかも税理士試験に3科目も受かっていて、

職場では、かなり期待の掛かった新人ということになっています。

それに比べ、ボクは45歳のオヤジ。

しかも、釣り人生を歩んできてしまったので、大した資格もなし。



最近は、イイダコ釣りなんかもやってしまい、さらにオヤジにみがきがかかった状態です。

しかし、そんなオヤジが、若い税理士のたまごを釣りに誘うと、

周囲からは、まるで試験勉強の邪魔をしているとでも言われかねません。

だから今回の釣行は、極秘で行われたのでした。

ちなみに、ボクにも若いときはありました。

二十代といえば今から二十年前です。


1990年夏 北浦 24歳。

若いでしょ、これ。しかも痩せてました。ただし着ている服がダサい!(笑)

さらにこんな写真も。



これも若い!

これが20年経つと、



まるで北方漁師。

気が付いたら、すっかりオヤジになってしまっていたということです。

しかし、幾つになっても基本的にやっていることは今も全く変わりません。



結論から言いますと、

今回の琵琶湖では、釣れるのはこのサイズばかりでした。

しかし、小さいといっても35cmくらいはありますよ。

もともと琵琶湖は香川の野池よりも、大体10cmくらいサイズが大きいのです。

だから琵琶湖の35cmは普通の野池の25cmくらい。

つまり、ほとんどマメサイズということになります。



ウィードの中から飛び出してきたヤツ。これも35cmくらい。

出方は派手でもサイズはマメ。

ちなみに動画も一応ちゃんと撮りました。



雰囲気はこんな感じです。

障害物も何もない水平線に向かって、ひたすらキャストし、リトリーブするだけ。

もちろん、いいウィードが生えているエリアを狙うのがよいのでしょうが、

そんなのをピンポイントで把握してキャストしているわけではないので、

結局は、風に流されながら、何もない水面にひたすらキャストしていくことになるのです。

それでも、ドッバーン!ときたら、自己記録更新モノの可能性が常にある。

それが琵琶湖の魅力ではないでしょうか?




今回のボクの最大サイズ44cm。

そして、税理士試験3科目合格者に神様は45cmをお出しになられました。


やはり努力をしている人には神のご加護もお厚いようです。

まあ、二人とも期待を上回るサイズは出ませんでしたが、

数は釣れたので、琵琶湖初体験のF君も十分楽しめたのではないかと思います。

また来年も琵琶湖に行きたいと思います。


ということで、10月くらいまでの釣行記を一気にダイジェストで報告しました。

今年もあと残すところ1ヶ月とちょっと。

毎年思うのですが、1年がたつのは本当に早いです。

みなさんも心残りのない釣り人生を!(笑)

おわり


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